貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

大いなる勘違い

2017-05-28 09:06:17 | 日記
大いなる勘違い

平成29年5月28日

 数年前から、童謡を聴いたり、歌ったり。

 北原白秋や野口雨情の詩がやっぱりいい!

 野口雨情は、茨城にある記念館へ二度程

訪れた。

 「かれすすき」や「しゃぼんだま」が好き。

 「シャボン玉」は、可愛い娘を亡くした

ことから生まれた歌だという説もある。

 私も、そういう経緯に思いを寄せてずっと

親しんできた。

 ところが、一昨日、永六輔さんの本を読み、

天地がひっくり返るというのは大げさだが、

そんな気分にさせられた。

 永さんが、野口雨情のお孫さんに会い、

聞いたくだりである。

「小沢昭一さんは『シャボン玉』をとっても

上手に歌われるんです。」

「シャボン玉飛んだ。」

 シャボン玉が飛んできますね。

「やねまで飛んだ」。

 その後、屋根まで飛んでいくんです。
 
 つまり、小沢昭一さんは、

ずっと「台風の歌」だとずっと思って歌って

いたんです。

 「風速何十メートルの風が吹き抜けていく。」

という想像をしながら歌っていたのです。

 という話。

 改めて、詩を解釈すると、そう読み取れない

ことはない?

 大いなる勘違いが、歌への思いを表現したん

だろう!

 信じてしまうと、わからなくなることもある。

 歌って、そこがおもしろいと、永さんは語って

いる。

 しばらくたって、わたしは大笑い!

 小沢昭一さんも永六輔さんも、やっぱり凄い!

!!???

可愛いブラシノキ