貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

行く処 帰る処

2018-02-07 08:24:33 | 日記
行く処 帰る処

平成30年2月7日(水)

「住み果てぬ世の中、行く処、帰る処、

何につながれ、何にもつれん。」


 これは元禄2年、芭蕉が奥のほそ道

の旅の前の気構え。

 「永遠に生きることはできないこの世だよ。

 どこへ行こうと、どこへ帰ろうと、

 何につながれ、何に束縛されることが

 あろうか。」

という意か。

 凄まじい決断、無常の境地。

 今朝は、春告花の梅の古木に盛る赤花、

晴れ天上を飾る。見上げてごらんと

見上げて楽しむ。縦横に!