貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

山の井のような浅き心で?

2018-02-17 08:26:26 | 日記
山の井のような浅き心で?

平成30年2月17日(土)



 芭蕉の小径をゆったり散策。

 山の井のような浅い(弾んだ?)心で・・・?

 山の井清水の由来の説明が。



それには、

「いにしえよりあさか沼に向いて、

立つこの山を「安積山」と称し、

また、その山裾より湧き出る一条を

「山ノ井の清水」と呼ぶ。

日和田の人々は、昔を偲び、この清水の

保全を計る。(ここより90m下る)」

と記載されている。

 万葉集の句、

「安積香山 影さへ見ゆる 山の井の

浅き心を わが思はなくに」

の「山の井」も意味も分かる。

 「私の思いは、そんな浅いものでは

ありませんよ。」かな?



 私もその思いと道連れに!



奥のほそ道に記載された安積山の記念碑

奥のほそ道碑



アップして、少し読み取る。



裏面には。


 


『奥の細道』には、

「等窮が宅を出て五里斗、檜皮(ひはだ)の

宿を離れてあさか山有。

路より近し。此あたり沼多し。

かつみ刈比もやゝ近うなれば、

いづれの草を花かつみとは云ぞと、

人々に尋侍れども更知人なし。

沼を尋、人にとひ、かつみかつみと

尋ねありきて、日は山の端にかゝりぬ。」

 どうも花かつみには、古より諸説が

あり、幻の花とされていたようだ。
 
次回につづく。