貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

一躍有名銘柄に!

2019-11-12 09:00:19 | 日記

一躍有名銘柄に!

令和元年11月12日

 昨日の雨が、空の大掃除を

してくれ、今朝は晩秋の碧空!

 さわやかで、幸せな一日に

なりそう。

 さあ、今日も名古屋を満喫!

千句塚公園へ。

 公園は住宅街のある高台に

あり。

 芭蕉が自ら築いた句碑がある

中規模の公園。

 千句塚公園には、

「星崎の 

  闇を見よとや 

      啼く千鳥」

と発句とする芭蕉が、この地で催され

たことを記念する「千鳥塚」がある

公園。

 滑り台や、アスレティックスなど

の遊具があるポイントと、

小さなグラウンドの横付近の2ヶ所

から夜景が楽しめる処がある。

 有名な松尾芭蕉の星崎を詠んだ

句が公園名称碑に刻印されている。

 東海道の鳴海の近くの干潟に

星崎という地名があり、

その地名から夜の星が連想され、

星崎は夜や闇や月に関係する歌枕

として、メジャーな鳴海の傍らで

細々と命脈を保っていた。

 ところが、芭蕉が目を見張るよう

な星崎の句を詠んだことから

一躍有名銘柄の仲間入りとなる。

 と同時に、句の中の千鳥にも

注目が集まり、星崎周辺は

千鳥の名所となる。

 千鳥が闇夜に鳴くかはさておいて、

千鳥の群れが飛び交う干潟は星崎の

イメージとなり、干潟を見下ろす

ことができる高台に千鳥塚の碑が

建てられる。 

「星崎の 

  闇を見よやと 

    啼く千鳥」 

       芭蕉 (笈の小文)