貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

露をのせたまま揺れる萩

2020-11-11 16:28:04 | 日記

露をのせたまま揺れる萩

令和2年11月11日(水)

 玄関前の皇帝ダリアが咲き始める。

淡い薄紫色。

 今年は台風も来ず。突風に少し耐え、

伸びに伸び、一階の屋根を越え、

二階に届きそうな背高のっぽの

皇帝ダリアとなる。

 1㍍以上はいつもより高い。

 さて、巣鴨真性寺の芭蕉句碑。

  芭蕉翁と杉風の俳句が句碑として

残されている。

 芭蕉の句は、

「白露も 

  こほれぬ萩の 

    うねりかな」。  

 元禄6年。

 萩の葉に露が溢れるようについて

いる。そよ風が吹いて、それが大きく

うねっているが、萩は上手に露をのせ

たまま揺れている。の意。

 杉風の句は、

「萩植て 

   ひとり見習ふ 

      山路かな」

 紅梅も見事!