貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

"侘びしき法花寺(本隆寺) "芭蕉句碑二つ!

2023-05-23 11:03:35 | 日記
令和5年5月23日(火)
敦賀市:  本 隆 寺              
 本隆寺は、
当初金泉寺と称し
禅宗の寺院であった。

 応永33年(1426)に
日隆上人がこの地を訪れ、
再興に尽力したことで、
村人達が心を打たれ日蓮宗に改宗。
 寺号を本隆寺に改める。
<当寺由緒>

 元禄2年(1689)、
松尾芭蕉は奥の細道の行脚の際、
西行法師の"ますほの小貝"の歌が
有名な色ヶ浜(種ケ浜)を訪れ、
本隆寺に宿泊。
 芭蕉は
本隆寺の事を
"侘びしき法花寺(本隆寺)"
と評する。
 本隆寺のある
「色ヶ浜」は敦賀湾に面した浜であり、
砂の小島2つからなる無人島。
<上人の歌碑>

 水島を眺めることができる。
 訪れた日の海は、
ほんとに穏やかで綺麗。
 お寺には、
西行法師の歌枕の地で
浜を訪ねた芭蕉の記文と句碑が
残されている。 
<芭蕉句「小萩ちれ・・・」碑>
  
 句碑には
「小萩ちれ 
  ますほの小貝 
      小盃」        
と         
「衣着て 
  小貝拾わん 
    いろの月」
が刻まれている。
<芭蕉句「衣着て・・・」碑>

 萩塚には、芭蕉杖跡の石碑もある。
~つづく。