貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

よく見ると 可憐!

2020-01-03 09:18:30 | 日記

よく見ると 可憐!

令和2年1月3日

 明けましておめでとう!

 今年もよろしくお願い

いたします。

 賀状には、入院したり、

手術したりの知人が数名。

 皆、早期発見、早期治療で

元気を取り戻す。一安堵!

 昨夕は、道路沿いの家並みの

風景を一変させた加賀杉を使った

ログハウスより散歩に出た

家内から電話。

 新築披露の見学会。

 「私の知人がいる」と連絡。

 見学したいと思っていたので、

急いで会いに行く。

 ログハウスに入ると、走る車の

騒音はほとんどなし。

 「中は別世界だねえ!」

 それから社長さんの説明と

知人のOさんとの小学生時代の

話でログハウスを中は盛り上がる。

 皆、音楽も趣味(セミプロ)に

している人ばかり!

 建築の工夫や知恵もわかる。

 中は暖かいし、住みたくなる!

 十数年前に知り合っていれば

と、ちょっと欲も張る。

 令和2年始まりの愉快な半日!

 なづな塚は、昭和14年(1939)、

当時の庵所有者菊本直次郎直筆

で建立。

 芭蕉の句は、

「よくみれば 

  なづな花咲く 

   垣ねかな」

 貞享3年(1686)芭蕉43歳

の作。

 季語「薺(なずな)の花」で春。

 江戸深川の芭蕉庵在住の頃に

詠まれた句で、『続虚栗』

(其角編)等に所収。

  薺はアブラナ科の二年草で、

春の七草のひとつ。

 別名、ぺんぺん草、三味線草

とも呼ばれ、

3、4月頃白い小さな花を

咲かせる。

「よく見れば」には、

花の目立たなさと、こんな所に

という驚きが表れている。

 小さな植物の中に、自然の

生命力と大きな季節の動きとを

観じた句。

 当時、芭蕉が『荘子』の

「物皆自得」の自然観に深い関心

と共感を示しており、自然の様態。

 なかでも何気なく見える身近な

自然現象を深く観察し、さらに

自然の摂理を凝視しようと

していた。

  句意は

「垣根のほとりに小さな白い花が

咲いている。

 いつもは気にもとめないが、

よく見ると薺が可憐な花を

咲かせていることだ。

 さすがに春だなあ。」

 今朝は、初春を満喫!

 

 


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