令和6年7月9日(火)
名張市: 長 慶 寺
高台にあるひっそりとした中に
高台にあるひっそりとした中に
佇むお寺である。
<山門>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f8/755231da8298c0a52f6cd1ac614dd6ea.jpg)
いぼとり地蔵で有名。
手入れもほどほどの感。
小雨降りしきる中で
小雨降りしきる中で
石楠花が健気に咲いている。
狭き通路の処に
狭き通路の処に
芭蕉の石の形は、
苦碑のようでもある。
芭蕉100年忌記念の句碑。
<芭蕉句碑>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/41/43822ecf1759b7c9fbe8af7247a18140.jpg)
芭蕉の句は、
「香ににほえ
うにほる岡の
梅の花」 。
泊舩集「有磯海」には、
「伊陽山家にうにといふもの有り。
泊舩集「有磯海」には、
「伊陽山家にうにといふもの有り。
つちのそこよりほり出で薪とす。
石にもあらず木にもあらず。
黒色にしてあしき香あり。
そのかみ、高梨やゝこれを
かゝなへて曰、
本草に石炭と云物侍る。
いかに云傳へてこのくにゝのみ
燒はしけん。
いと珍し」
と後記している。
と後記している。
「伊陽」は、伊賀のこと。
「うに」は石炭のこと。
句意は、
句意は、
「悪臭を放ち、あらけなく
掘り返して殺風景な、
うにほる岡辺の梅よ。
一きわ香ばしく香に匂えよ。」。
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