貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

芭蕉の桜

2018-03-25 09:06:21 | 日記
芭蕉の桜

平成30年3月25日(日)

 昨日開花した小作の堰の桜は、

今朝はこんなに!!





 今日からの気温予想では、青梅の桜も

開花し、終末には見頃になるかな?

 今日は、芭蕉の桜の句に注目することにする。

 20年ぶりに、故郷に戻った芭蕉が盛りの桜を

眺めて・・・・。

「さまざまな事 おもひ出す 櫻かな」

 私たちも幼い時から櫻への思いはある。

 入学式から一学年上がるという始業式など

桜の盛りと同じだった。

 桜の枝で刀を作って樺細工の刀剣ごっこ・・・。

 ふるさとでの思い出、さまざまに。

 そして、二句目。

「命二ツの中に 生たる 櫻哉」

 滋賀県の甲賀の水口(みなくち)。

 弟子で友人の服部土芳との20年ぶりの再開。

 二人の命があっての再開の歓びにつつまれ

ている丁度その時、櫻が生き生きと花盛り!

 桜は、出会いの象徴!?

 3句目。

「春の夜は 櫻に明(け)て 仕廻(しまひ)けり」

 模糊たる朝霞の中に、櫻が浮かび出て、

終に夜がすっかり明けてしまったという意かな。

 
 そして、桜の時期に江戸の深川を出立。

奥の細道行脚の旅。

 三ヶ月後。

「櫻より 松は二木を 三月越シ」

 武隈の松に見とれる芭蕉がいる。


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