『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[今日の「絶無空間耐える」人間(83)]

2022-04-17 14:06:04 | 新・物語の感想
☆・・・
 
▼俺の好きなマンガのセリフ②
 コブラが敵に捕まり、絶対無感覚の空間に閉じ込められる。
 通常の人間ならば、すぐに廃人になる。
 コブラも、その空間から出てきた時は、敵の首領の従順な家来になったように見えた。
 しかし、それは偽りだった!
 敵「な、なぜだ! あの感覚を遮断された世界で、自分自身を保ち続けることなど出来るはずがないっ!」
 コブラ「感じたさ、それもロックが聞こえたんだ。外界ではなく、オレ自身の体の中でな! 空気はホルンのように肺を流れ! ドラムのように鼓動する心臓! そして流れ踊る熱い血たち! オレの体の中はエイトビートで溢れている!」
 …ホルンのくだりに、詩的なカッコ良さを感じたものだ🤓
 
▼俺はよく「つきあいが悪い」と言われる。
 忙しいのだ。
 自分の頭の中の「議論」で!
 俺は一人が、かなり好きだ。
 そんな俺を見て、昔、「あいつは友達がいなくて一人ぼっちだ」と、ネット上で言ってきた人がいて、俺は非常に「勘違い甚だしいな」と思った。
 俺の方から距離を置いているのになぁ…(^_^;) まっ、いいけど。
 つまり、俺も、一人でいても、心にホルンを流せている男なんだよなぁ。
 だから、今日は、前半は満席でも、後半 予約なく、でも、誰も来なくても、心にホルンが流れているから、別に客ゼロでもいいや!
 いや、ゼロだと売り上げがなくなるから困る。
 ところで、ホルンって、どんな楽器だ?
       ググれ、カス!
 
                         (2022/04/17)

[今日の「映画は刺激物」人間(79)]

2022-04-11 18:44:54 | 新・物語の感想

☆・・・今年、映画館で観た作品④

▼25.『ベルファスト』…5.0
 北アイルランド、ベルファーストを舞台にした、少年の、家族の、街の「一時代」の物語。
 色彩豊かなモノクロの傑作。
 監督脚本のケネス・ブラナーには、30年ほど前に「ヘンリー5世」を見てから、意識させられている。
 まさか、シェイクスピア俳優だけでなく、『マイティ・ソー』を監督し、名探偵ポアロを演じ、今作のような傑作をものにするとは…!

▼26.『ヴォイジャー』…2.5
 資源の枯渇した地球人類は、選ばれた子供たちに未来を託すが、その移民宇宙船内で起こってしまう、若者たちの血生臭い権力争いのお話。
 『蝿の王』のように、幾らでも深く出来る話を、宇宙物で金もかかってるだろうに、かなり大雑把に作った作品。
 100人ぐらいの子供たちを管理する大人が、たった一人って…。

▼27.『カッペイ』…3.0
 ノストラダムスの大予言が当たってしまったような世界を想定し、「終末の戦士」として、俗世から隔絶されて、サバイバルandバトルと、少年期から育てられた青年が、実際には「終末」が訪れず、それでも、2021年まで引っ張られたけど、組織は解散し、社会に放り出される話。
 伊藤英明とか山本耕史とか、小澤征悦など、錚々たるメンバーが、「イイ大人が何やってんだよ!?」レベルな「終末の戦士」たちを真剣に演じている。
 最高! 大笑いした!

▼28.『ドラえもん のび太の小宇宙戦争』…3.0
 ウクライナ情勢と重なり、かなり、観る者の心象に影を差してしまう。
 これはある意味、「リアリティ」の#不気味の谷現象 と言えよう。
 同じ戦争テーマならば、「鉄人兵団」くらいシリアスにしてしまえば良かったのに。

▼29.『シャドウ・イン・クラウド』…4.5
 最高ですかぁー! 最高でーす!
 第二次大戦の南太平洋、極秘作戦で、荒くれ集団の飛行機に同乗した、連合軍のクロエ・グレース・モレッツ演じる大尉…、セクハラの嫌がらせで、座席がないと言われ、銃座に押し込められる。
 繰り返されるセクハラ発言、迫るゼロ戦、秘密任務の積荷、そして、爆撃機にはグレムリンが張り付いていた!
 ヒットガールが鮮烈だったけど、オレ的には、それで終わっていたクロエ嬢…、今作では、肉体的には最高酷使のアクションをかましてくれる!
 嗚呼、最高だ!
 もう一回観よう!
 クロエのアヒル口は可愛いな!

▼30.『ザ・バットマン』…3.5
 「バットマン」てのは不思議なコンテンツだ。
 狂ったヒーローが、狂った敵を、狂った町で、仲良くケンカし狂い咲き!
 アメリカ人は「病んだアメリカ」の姿を見て、ガス抜きするのかね?
 「バットマンリターンズ」以来の、バット・キャット・ペンギンの揃い踏みに感動。

▼31.『モービウス』…3.0
 う〜、「ヴェノム2」よりは面白かったかな?
 紹介編なので単調なストーリーはしょうがないね。
 バットマン以上にコウモリだ。

▼32.『永遠の1分。』…3.5
 東日本大震災をコメディ映画に、と考えるアメリカ人の日本滞在期。
 優しいコメディ故に、震災の深刻さも伝わってきて悪くない。
 『カメラを止めるな!』の監督作だが、外人パートのドラマも自然に撮られていた。

▼33.『SING ネクストステージ』…4.0
 最高ですかぁー! 最高でーす!
 メチャ面白かったけど、これ、作ろうと思えば、何作でも作れて、何回でも感動できそうだぞ!
 俺は、今回、お初のキャラクター・ポーシャが気に入った。
 傲慢プロモーターの娘で、コネでショーに参加する。
 スレンダーな身体と可愛い顔のオオカミ娘、性格は天然、声があっけらかんとしたハスキーボイス、可愛い!
 しかし、主役としては力不足。
 座長は役割変更を言い渡すが、それを「クビ」と親父に訴え、親父は激怒、座長を殺そうとする。
 座長は逃げ回りながら、ゲリラ的にショーを敢行する。
 座長は、しかし、騒動の原因のポーシャもショーに参加させる。
 ショーは大成功!
 一行はバスで逃亡を図る。
 車内…、何故か、ポーシャも澄まして座っている。
 こういう、すっとぼけた展開はたまらない!
「なんでやねん!?」と感動!(^◇^;)

                (2022/04/11)


[今日の「追悼・藤子Ⓐ」人間(76)]

2022-04-07 23:22:40 | 新・物語の感想
☆・・・藤子不二雄Ⓐ先生が亡くなった。
 この方、生まれてから一度も病気になったことがないと、テレビインタビューやエッセイマンガで言っていたものだったが…。
 
▼私が小学生の頃は、藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐの区別がなかった。
 しかし、当時、明らかに、藤子不二雄には「明と暗」があると思っていた。
 私は週刊少年チャンピオンを子供の頃に読んでいたので、「魔太郎が来る!」や「ブラック商会変奇郎」が身近だった。
 「変奇郎」はともかく、「魔太郎」は、子供が読んでも酷いイジメ復讐物語だと思った(^_^;)
 藤子不二雄Ⓐはダークサイドだ。
 もちろん、藤子・F・不二雄の「ドラえもん」も読んでいたけど。
 
   (トリビア)
①「ブラック商会変奇郎」は、後に「シャドウ商会変奇郎」とタイトルが変わる。
②「黒いせぇるすまん」も「笑うせぇるすまん」に変わる、これは、当時の黒人差別をなくす運動の過剰な表出だと思う(黒人などは出てこないのだ。言葉狩り)。
③魔太郎のインナーは、薔薇の模様。
 
▼ 藤子不二雄Ⓐには文学的な名作が二つある「少年時代」と「まんが道」だ。
 この二作は、緻密に丹念に描写を積み上げてきた果てに、とてつもない感動が待っていることを教えてくれる。
 
▼数年前に、「まんが道」の愛蔵版をブックオフで100円で買った。
 すると、藤子不二雄Ⓐ(我孫子素雄)と手塚治虫のツーショット写真が挟まっていた。
 これは、お宝であった。
 
▼ただ、かつて、中国共産党に憧れ、毛沢東礼賛の作品を書いたのは頂けない。
 毛沢東は、プーチンの二十万倍くらいの虐殺者だからなぁ。
 
▼それから、私が挙げる藤子不二雄Ⓐ代表キャラは、「魔太郎」の切人である。
 悪魔のような幼児で、何故かカタカナで喋る。
 子供の頃の私のトラウマだ。
 
▼また、さっき、「魔太郎」を読み直していたら、面白いシーンがあったので、最後に載せる。
 …体調の悪くなった魔太郎が、バスで座っていると、不気味な親子が、魔太郎に席を譲れと言ってくる。
 何とかやり過ごす魔太郎、しかし、親子は家にまで追いかけて来て、家に入ってくる。
 魔太郎「お、おばさん、何しに来たんですかっ!」
 おばさん「何しに来たって? さっきのバスでのお礼参りさ! わしら親子は、六道順逆の修羅の道を歩むもの! 自分らに害を加えたものには、必ず仕返しをするのだわ」
     ……六道順逆の修羅の道…、こんな言葉、藤子不二雄Ⓐ作品でしか聞けないぜ!
 
                    合掌!   (2022/04/07)

[今日の「盲腸手術」人間(70)]

2022-04-02 09:54:04 | 新・物語の感想
☆・・・この間、楳図かずお展に行って以来、楳図作品を読み進めているのだが、かなり強烈なシーンが多数あり、…ひとつ紹介したい!
 人類が滅びた後の地球にタイムスリップしてしまった大和小学校、いろんなアクシデントが児童を襲う。
 遂に、主人公・翔が盲腸で倒れる。
 お父さんの仕事を継ごうとしている、医師の息子・柳瀬クンが、その執刀をする。
 麻酔なし! でも、やらねばならぬ。
「わたし、看護婦になりたかったの」
 ひとりの女の子が助手になる。
「ウイスキーで消毒だ!」
 手や道具をアルコール消毒。
 カッターで腹部をカット!
 あまりにもの痛みに、のたうち回る主人公・翔。
「みんなで取り押さえるんだ!」
 主人公に群がり、四肢を押さえ付ける児童達!
 プシュッ! と、血が柳瀬クンの顔に飛び散る。
 それをハンカチで拭う助手!
「もっと患部を広げるんだ、ウイスキー消毒を忘れるな!」
 何本もの、もみじのような手が、切り開かれた腹部の断面を更に広げる。
 もーう、気も違わんばかりに苦しむ主人公・翔。
 柳瀬クンにより、なんとか、内臓が取り出された、さて、虫垂をカットするのだ。
 しかし、柳瀬クン、あまりにもの精神的負荷で気を失いかける。
 対して、気を失っちゃった方が楽なのに、そうはならなくて苦しみ続ける主人公・翔。
 嗚呼、柳瀬クンが気を失ったら、手術が中断し、翔が死んでしまうぅ!
 それを横で見ていた看護婦役の女の子、柳瀬クンを叩いてでも起こさなくちゃならない!
 でも、両手は、患部の肉を広げるので塞がっている!
 どうする、どうする!?
 かくして、看護婦役の女の子がしたアクションとはッ!?
 
▼ちなみに、俺が好きな「漂流教室」のキャラクターは、足の不自由な美少女・西あゆみさん(写真左下の「いっ!」と言ってる子。いや、「いっ!」のセリフはコマの上がカットされているだけです(^_^;))。
 俺がずっと寄り添ってあげる予定。
 
                    (2022/04/02)

[今日の「ククルスのドアン」人間(68)]

2022-03-31 18:10:59 | 新・物語の感想
☆・・・『機動戦士ガンダム』の一作目の名エピソード「ククルス・ドアンの島」が、『ガンダム・オリジン』シリーズのひとつとしてアニメリメイクされるそうだ。
映画館にチラシが置かれていた。
 楽しみにしつつ、そのチラシを見ていたら、気になることがあった。
 イラストには、ガンダムチームの旗艦ホワイトベースのメンバーが揃っていた。
 一番 左にスレッガー・ロウ中尉が立っている。
 ん?
 …なにか、違和感がある。
 ガンダムファンならば、この時点での、この人物の登場はおかしいのだ。
 当時の少年は皆、そういった記憶の感覚が身についている。
 
▼「機動戦士ガンダム」は全43話である。
 「ククルス・ドアンの島」は第15話目である。
 しかし、スレッガー中尉が、ホワイトベースに配属されるのは、ホワイトベースが宇宙から地球に降り、そして再び宇宙に出る事になる第31話のはずなのである。
 つまり、ククルス・ドアンの島の時は、スレッガー中尉は物語に絡んでいないのである。
 その代わり、…っちゃあ変だけど、その頃のホワイトベースには、リュウ・ホセイ曹長がいて、スレッガー中尉のように兄貴肌で、他のメンバーに接していた。
 21話で戦死してしまうのだが、「ククルス・ドアン」の時点では健在のはずだ。
 なんで、チラシにはリュウ・ホセイ曹長が登場しないで、スレッガー中尉が
 並んでいるのか?
 まあ、その謎を知りたきゃ、映画館に観に来いってか!?
 ちなみに、スレッガー中尉は、36話で戦死。
 
   ☆スレッガーの名セリフ。
  「悲しいけど、これ、戦争なのよね」
 
 おどけて言う戦争の真理が心に刺さる。
 
   ☆リュウの迷セリフ。
  「まったくぅ、ガンダムのこんな姿、見たくもないなぁ‥」
 
 ククルス・ドアンの島で、腰の部分(コアブロック)を着脱され、腰抜けワンワンスタイルのガンダムを見ての一言。
 
▼なお、映画『ククルス・ドアンの島』のポスター、ガンダムの焼き切れ半分シールドは、映画『哀・戦士編』のポスターへのオマージュやな!
 
                     (2022/03/31)

[今日の「楳図かずお展」人間(61)]

2022-03-26 23:58:17 | 新・物語の感想
☆・・・開催終了間近の楳図かずお大美術展に、マジ風邪で朦朧としながら、フラフラと行った。
 それは、まさに真悟が、母・真鈴の言葉を、父・悟に伝えるべく、不自由な身体をズルズルさせて、アスファルトを進んで行くように、だ。
 今回、101枚の連作絵画の形で、名作『わたしは真悟』の続編が、35年振りに発表されると言う、…行かずにはおられなかった。
 今でこそ、フランスで漫画遺産に選ばれたりと評価が高いけど、昭和61年の連載完結時は、静かに終わった。
 しかし、当時、猛烈に感動した高校3年生がいた、俺だ。
 「そしてアイだけが残った」シーンなど、瞬間に泣ける…。
 受験生なのに、スピリッツ編集部に感想を送り、雑誌末の読者欄に載り、3500円の稿料を頂いた。
 …六本木ヒルズの東京シティビュー!
 ここで展覧会が行われるのは、連載開始の40年前からの必然!
 ここからは東京タワーが見える。
 サトルとマリンの「共同作業」、〈333ノテッペンカラトビウツレ〉の現場だ。
 この「行為」により、産業用ロボットに魂が宿る。
 俺、コラージュされた、『真悟』の名シーンがランダムに流れるアートに「333」が映し出された時、東京タワーとの撮影に成功。
 偶然にも、真悟みたいな幼児も映り込んだぞ、サイコー!
 いやはや、最悪の体調で、俺は20分ほど、シャッターチャンスを待ったよ!
 ずっと立ちぼうけの俺が、急にシャッターを切ったので、周りの人が、俺の意図を察知し、すぐに同じ構図で写し始めた。
 俺は目的を果たし、すぐに、その場を離れた。
 その場所に殺到する真似っこたち(^_^;)
 新作「ZOKU・SHINGO」は、絵画媒体だけあり、初見では充全に理解できたとは言えない。
 ただ、「奇跡」は成就していたことが分かった。
 観てる間はそれでも夢中で、体調不良を意識しないで済んだ。
 しかし、館内を出てからどっと状態がぶり返した。
 
 大江戸線は、高低差も、新宿での移動距離も「地獄」のようだった、楳図ホラーのように…。
 
                (2022/03/26)

[今日のジョジョイズム人間(54:ディズニー著作権の黒服の男たち)]

2022-03-20 16:39:23 | 新・物語の感想
☆・・・このブログのアクセス数だが、もうすぐ1000万HITになる。
 かれこれ20年近くになるかな。
 その前のブログは、「安倍首相のネット工作員疑惑で東京地検に訴えられた」事件で抹消させられた。
 俺が、いつも偉そうになんか書いているのは、困ったときには、安倍さんに「貸し」を返してもらえばいいやと思っているからだ。
 
▼昨日(19日)、そのブログのアクセス解析を見ていたら、俺の過去に書いた[ディズニー著作権の黒服の男たち(2007/05/12)]記事が高アクセスだった。
 2007年に書いた文章だ。
 なんで、この古い文章が人気なんだろう、と疑問に思っていた。
 内容としては、ディズニーキャラを描いたり、無断で使用した者のところには、メンインブラックが現れるって内容で、だから、当時連載していた「ジョジョ第6部」でフロリダのディズニーランドが舞台になったとき、架空のキャラを具現化する超能力(スタンド)が出てきたが、ディズニーキャラは出てこなかった・出せなかった、と言う話を書いていた。
 ハンドルネームは、まあ知っていますな、「ミッドナイト蘭」と名乗っている。
 
▼お昼に店に行くと、19日発売の「ジョジョ」ムック本が届いていた。
 一日遅れだ!
 店が暇で、貪り読む。
 人気キャラ・岸辺露伴の短編が載っていた。
 始まりは、露伴のデザインしたモンスターが、既存のキャラに似ていて、著作権上 面倒になりそうだ、とのこと。
 丸が三つのシルエットで、そのうち二つの丸が耳に見えるのが良くない、と言うこと。
 わかりやすく言うと、文中では語られないけど、ミッキーマウスのシルエットに似ていて、メンインブラックがやってくるレベルだよ、ってこと。
 15年前の私の文章のアンサーソングみたいで嬉しかった!
 だから、私のブログの古い記事が高アクセスだったんだな!
 
▼イギーが、ニューヨークで野良スタンド犬としてやさぐれていた時に、炎のスタンド使い・アブドゥルと出会う短編小説も載っていた。
 アブドゥルは、映画『ミッドナイトラン』が好きだと語るシーンもある。
 私の、ブログでのハンドルネーム『ミッドナイト蘭』も、この作品に由来する。
 
▼そして、なんと! 今日! 午後から、映画『ミッドナイトラン』がBSで放送されていた。
 この偶然って、かなり、凄いっしょ!
 
                        (2022/03/20)

[今日も映画みまくり人間(51)]

2022-03-18 07:30:19 | 新・物語の感想

☆・・・今年、映画館で観た作品③

▼16.『オペレーション・ミンスミート ナチスを欺いた死体』…4.0
 第二次世界大戦中の実話。イギリスのヨーロッパ本土上陸作戦において、その場所を特定されないために、将校の死体に偽情報を持たせ、ナチスに拾わせて騙す作戦。考案は「007」を後に書くことになるイアン・フレミング(主人公ではないわき役)。荒唐無稽だが、それを実現させるべく、リアルを醸す数々の小技があり、それがサスペンスを盛り上げる。メイン二人のイギリス軍人の、一人の女性を巡る恋もなかなかグッとくる。ただ、主人公のコリン・ファースが「キングスマン」にしか見えない^^; 次回公開作は、ロシア将校を演じるらしく、きっとキングスマンにしか見えない^^;;;

▼17.『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』…4.0
 凄いタイトルだが、「奇妙な果実」という黒人差別を提示した内容を持ち歌にしたビリー・ホリデイと、その内容が市民を扇動する危険思想だと危惧するFBIとの闘い。昨今のウクライナを巡る多くの動きの中でも、ウクライナにとって有効であり、ロシアにとって憂うべきは「国民運動」である。その怒涛は、国家を塗り替える可能性を持つ。FBIは、「奇妙な果実」によって起こる変革を恐れ、ビリーに監視の目を怠らないのだった。そして、ビリーには薬物との闘いもあった…。

▼18.『ゴッドスレイヤー 神殺しの剣』…3.5
 中国映画。ジャンプマンガの設定を三作品分ぐらい盛り込んだ内容。誘拐された娘を追い求める主人公。夢の中では、とある作家の書いた世界を旅する。謎の美女が現われ、どうやら、その幻想世界は現実世界とリンクし、自分の命が危ないと感じた富豪が、超能力者を放ち、作家を抹殺しようとし、主人公は巻き込まれる。主人公が幻想世界で魔王の如き青鬼を倒した時、連れ去られた娘は戻ってくるのか? 何が何やら^^; でも、面白かった。見たことのないような、現実パートの中国の街並みがいいし、相棒となる生きている鎧との友情もいいし、最終的に、ちゃんと巨大な青鬼とのバトルを直球で見せてくれたのもいい。

▼19.『嘘喰い』…2.5
 原作は夢中で読んだものだ。しかし、映画の尺で、原作の見どころをなるたけ詰め込もうとすると、かえって希薄になってしまう。「カイジ」みたいに、ギャンブル勝負を絞って見せて欲しかった。白石麻衣は頑張っていたよ^^

▼20.『コーダ あいのうた』…4.0
 耳の不自由な家族の中に生まれた唯一の健常者の主人公ルビー、家族と社会との橋渡しを引き受け、父と兄の漁の手伝いもし、学校に通う毎日。海では、耳の聞こえない父や兄をよそに、大いに歌う。ルビーは歌が好きだ、でも、その評価をしてくれる人がいない。合唱部に入ってみる。しかし、歌えと言われると、家族との関係の中で、「なんか変な話し方」と周囲の者に言われ続けていたルビーは、逃げ出しちゃったりする。しかし、教師に、その歌の才能を見出される。将来、音大に行きたい、でも、家族はほっておけない。そんなルビーの青春と恋と未来のお話。家族の描かれ方が割と下世話で、それでも家族をないがしろには出来ないルビー。

▼21.『アンチャーテッド』…3.0
 アクションゲームの映画化らしい。雑な話だけど、空中をメインにしたアクションの数々は面白かった。

▼22.『ナイル殺人事件』…4.0
 原作も読んだし、映画版もテレビ版も見たのに、絢爛豪華なエジプトクルーズの果てに明かされる真相に驚かされる。これは、そのトリックが、「アクロイド殺し」や「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」のように極端な形でなく、クリスティの持ち味、人間描写に重きが置かれているからだろう。また、名探偵ポアロの過去が描かれたのも斬新であった。 

▼23.『白い牛のバラッド』…4.0
 イラン映画。旦那が処刑されたが冤罪と分かる。賠償金が出て、耳の聞こえない娘との生活は改善されそうだが、主人公のミナは、裁判官の謝罪を求めるべく裁判所に通う。そんなミナを見かねて気にかける男がいた。まあ、その男は、罪悪感に苛まれし、誤審の裁判官であるのは分かるのだが、ミナに告白できずに親しくなっていく。最終的に、ミナの下す決断は…。日本人の感覚とはちょっと違う。 

▼24.『ウエスト・サイド・ストーリー』…3.5
 オリジナル版に忠実に作られた作品だと思うが、現代に則したスピーディーさ・下世話な盛り上げ具合(「グレイテスト・ショーマン」みたく^^;)がない。「キャッツ」ともども、スピルバーグのミュージカルはパッとしないね。名曲の数々に、胸がときめきはする。

                         (2022/03/18)


[今日のドラミちゃん人間(47)]

2022-03-13 18:21:54 | 新・物語の感想

☆・・・ジージョちゃんと、映画「ドラえもん」を観に行った。
 ジージョちゃん、凄い!
 身長の半分、股下75センチのモデルスタイル!

▼さて、公開が一年延期になった『のび太のリトルスターウォーズ 2021』。
 にもかかわらず、ウクライナ情勢にタイムリーな戦争もの。
 ファーストシーンから、王宮に向け、石畳をゴリゴリ進む戦車。
 侵略するのは、独裁者の将軍率いるロシア、じゃなくてピシア!
 オリジナル版からして、戦争を背景にしているので、スネ夫が怯えたりして、なんとかして「ドラえもん世界風」にしているのだが、しずかちゃんに「死の恐怖」が隣り合わせとなったり、「殺伐感」を醸す。
 最後は民衆が独裁者を糾弾する。

▼ウクライナ、抗戦を続けている。
 敵とのモチベーションの違いもあるだろう。
 私は、辛い時は、東郷平八郎が言ったとされる言葉を思い出す。
 「こちらが辛いときは、あちらも同様に辛いんだ」
 ウクライナの戦士たち、もうちょいだ、あちらも追い詰められているんだ!
 国土を削られている側に共感するしかない……。

                               (2022/03/13)


[今日の出勤人間(34)]

2022-02-23 10:02:28 | 新・物語の感想
☆・・・コース宴会+鍼〜チェ来店なので、その準備に早出!
 
▼少女(ジージョちゃん)のママンから「子供にあげて!」とサンリオ製品を頂いた!
 今日の宴会には、新鋭美幼女アリスちゃんが来るので、あげて、人気を得るぞ!
 これぞ、チビっ娘錬金術!
 
▼昨日の深夜に観て大泣きした映画!
     「白バラの祈り」!
 ナチス政権下、良心に生きたドイツ人女学生の最後の五日間の物語。
 香港の雨傘運動の周庭(アグネス・チョウ)さんを連想し、その不安も起こる。
 
                    (2022/02/23)

[今日のミステリィ人間(30)]

2022-02-16 09:17:52 | 新・物語の感想
☆・・・今、いろんな事で忙しいのだが、そんな時こそ、現実逃避で本を読む。
 私は本格ミステリー好きだが、この本は、とある作家が推していたので、買いこそすれ、20年くらい、部屋の本棚に積み重ねられていたものだ。
 ふと思い立って、読む。
 主人公のモース警部は、本国イギリスでは、ホームズに匹敵するほどの人気だそうだ。
 ホームズとは全く違うが、関係者の女の品定めはするわ、普通に捜査中に酒飲むわ、部下には「お前は捜査中だからダメ」とか言うわ、たまに癇癪起こすわ、金田一の等々力警部のように「よしっ、わかった!」とトンチンカンな推理をするわ、でも、憎めないキャラで、あらゆる可能性をしらみ潰し、犯人に迫っていく様は面白い。
 作中、犯人についての傾向を考え、最終的に1人に絞れる可能性となる仮説を立てるのだが、その選択肢のほとんどに確証が乏しく、俺は笑わせられた、が、それが「等身大」の探偵の推理として共感できた。
 舞台はイギリス、オックスフォード近在で、グーグルマップで地図を見ながら位置感を実感する。
が、非常に伏線の張り方が見事で、律儀なので、俺、全330ページの130ページを読んだ時点で、完全に犯人もカラクリ(トリックではない)もわかってしまった、と思う。
 あとは、モース警部の魅力で読み進めよう😅
 
                     (2022/02/16)

[今年、映画館で観た作品②]

2022-02-11 20:38:45 | 新・物語の感想
☆・・・今日の名作人間(27)
 
◇今年、映画館で観た作品②
 
9.『ゴースト・バスターズ アフター・ライフ』…4.5
 間に女性メンバー編を挟みつつの3半世紀振りの作品。その時の流れは、能天気なアメリカンポップジョークな作品さえノスタルジックなものに。こりゃ、「スタンドバイミー」か「フィールドオブドリームス」か。感動!
 
10.『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章STASHA』…4.5
 宇宙で一番美しいスターシャが、実は悪女だったと言うチンピク展開。大好きな自動惑星ゴルバにあんまし脅威を感じないけど、エピソードの密度の濃さには圧倒された。
 
11.『ドライブ・マイ・カー』…5.0
 村上春樹は嫌いだけど、この作品は良かった。手話はともかく、ヌードも外人たちも広島も、海外市場への媚びにしか思えない。でも、「それでも生きていくしかない」と言うテーマは、今の俺には凄まじく共感できた。
 
12.『大怪獣のあとしまつ』…3.5
 ギャグが空回りしまくりの大作とのことだが、そのギャグ文法がわかり、そのギャグがなかなか尖っているので、私は好感の作品だった。小池百合子を模したふせえりなどは、なかなか可愛く見えた。
 
13.『鹿の王 ユナと約束の旅』…3.5
 「もののけ姫」をクセなく作り直したような作品。世界観に雑さはなく、登場人物の描き方も良し。キチッと作られた良作だけど、宮崎駿作品のような「歪み」にこそ、作品の個性が宿りもする。
 
14.『355』…3.5
 米仏英中墨の女スパイたちが、いつしか共闘し、世界の危機に立ち向かう話。「335」とは、南北戦争時代の女性スパイ組織の名前だそう。
 
15.『グレート・インディアン・キッチン』…4.5
 超問題作。コメディだと思っていたら、とんでもない、宗教的インド保守派の家庭に嫁いだ娘さんの苦難の物語。その主婦業が丹念に繰り返し描かれる。気が滅入ります。宗教も伝統も我慢できようが、最終的には、それを良しとする者たちの自覚なき傲慢さ・横柄さ・卑劣さに、嫁さんの堪忍袋の緒が切れたのである。
 
                   (2022/02/11)

[今日のとうとい人間(24)]

2022-02-06 15:34:26 | 新・物語の感想
☆・・・『ゴーストバスターズ アフターライフ』を観た(感想は後から)。
 映画の出来も非常に良かったのだが、主演の女の子がメチャ可愛かった。
 パーマの黒髪ショートカット、メガネっ子で、最初は男の子かなと思ったのだが、すぐに、その端正で、隠しようがない女性的な柔らかい顔の曲線に夢中になり、画面から目が離せない。
 なんて可愛いんだ!
 見終えてすぐに、パンフレットで、その娘のことを調べた。
 パンフレットに、そのマッケナ・グレイスの可愛い写真は少なくて買って損した。
 が、その名前をネットで画像検索すると出るわ出るわ、こりゃ、究極の美少女だわな。
 ああ、キャプテンマーベルの子供時代や、『ギフテッド』の天才数学少女役の子かぁ!
 確かに、可愛かったよ!
 
                       (2022/02/06)

[今年、映画館で観た作品①]

2022-01-28 17:46:13 | 新・物語の感想

☆・・・今日のシネマ人間(14)

   ◇今年、映画館で観た作品①

1・『バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』・・・3.5
 ゲームのイメージ(「1」と「2」を混ぜていた)に忠実な良作だが、ゾンビ色薄い。CMに使われていた歌「WHAT'S UP」が良いよね、あれで観たくなった!

2・『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』・・・4.5
 何度も語るけど、AIの人格は、将来 必ず認められざるを得ない。要は、相手が何ものだろうが、受け手の気持ちが「愛」であり、「恋の本質」だからだ。

3・『シルクロード.COM 史上最大の闇サイト』・・・4.0
 IT秀才犯罪者に挑む、定年間近の、電子メールも送れないおっさん刑事の物語。そのパソコン音痴に、私は同調。

4・『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』・・・3.0
 タイトル通りのビジュアルに惹かれて観たけど、う〜ん、ファミリー映画止まりだな。

5・『キングスマン ファースト・エージェント』・・・3.5
 シリーズとして、いつもの派手でグロいシーンはないが、堅実な展開で面白かった。

6・『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』・・・5.0
 娯楽としての映画を究極まで突き詰めた作品。それでも、ツッコミどころや不充分な点さえある。

7・『クレッシェンド 音楽の架け橋』・・・4.5
 設定と、それを彩るクラシック音楽、成功は約束されている作品。対立のユダヤ人とアラブ人、その、和平の一助としての共同楽団、指導者はナチスの子。盛り盛りである。泣いた泣いた! 泣きつつ、クライマックスは絶対に空港で演奏だ! と思ったら、その通りだった。

8・『99.9 刑事専門弁護士 ザ・ムービー』・・・3.5
 派手ではないトリックを、観ている者に「勝負どころ」として感受させてくれるうまい展開。コメディ要素はあれど、シリアスにうまく切り替わる。何度も繰り返される杉咲花の笑いが、林家パー子みたいで突き抜けていて超笑った。

                   (2022/01/28)