『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[今日のダメ人間(1)]

2022-01-12 13:24:31 | 新・物語の感想

☆・・・ついコンビニで、こんな小学生中学年以下向けの本を見かけ、買ってしまった。
 妖怪・幻獣・悪魔が入り乱れ、バトルし、ナンバーワンを決めるのだそうだ!
 いやはや、俺はトーナメント戦に弱い、古くは『ドカベン』の甲子園大会、『幽遊白書』の暗黒武術大会、『ドラゴンボール』の天下一武道会、『魁! 男塾』の天跳五輪大武会...etc.etc...
 しかし、『呪術廻戦』で名が売れたからと言って「両面宿儺」がエントリーされているのは如何なものか?
                 (2022/01/12)


[『スパイダーマン」シリーズの要点]

2022-01-08 10:15:29 | 新・物語の感想

 この文章の必要性、私はかなり早く感じてまして、観てすぐに、翌日に更新しております!

☆・・・「スパイダーマン」シリーズの要点!

 今回の新作、パラレルワールドの境界がなくなり、異世界の敵が召還される。
 かなりの名作なので、これまでのシリーズの要点をおさらいしてみて欲しい。

①サム・ライミ監督版一作目。
 ヒロインはMJ。
 ベンおじさん、殺される。
 敵はグリーンゴブリン (今回の新作のグリーンゴブリンはこの人)。
 普段は人格者だが、悪の二重人格に悩む。
 スパイダーウェブは、手首から直に出る。
 主演は、おとなしいメガネ君、トビー・マグワイア。

②サム・ライミ監督版2作目。
 敵はドクター・オクトパス 。
 新作でも、かなり暴れる。

③サム・ライミ監督版3作目。
 敵はサンドマンと、親父を継承したグリーンゴブリン。
 宇宙生命体ヴェノムに寄生されたスパイダーマンは、憎しみにとらわれ、敵と戦う。

④アメイジングスパイダーマン1作目。
 ヒロインはグウェン。
 ベンおじさん殺される。
 ウェブは手首の機械から放たれる。
 敵はリザード。
 今作のスパイディは、戦いながら、お調子者としてよく喋る。
 イケメン、アンドリュー・ガーフィールドが主演。

⑤アメイジング・スパイダーマン 2作目。
 敵は電気人間エレクトラ、そして、違う次元の息子グリーンゴブリン。
 激闘の中で、スパイディは、高所から落下する、愛するグウェンに手が届かずに失う。
 悲劇で話は終わり、失意のスパイディ。
 だが、サイ型ロボット・ライノに襲われたニューヨークに復活するのだった。

⑥⑦⑧
 「アベンジャーズ」に顔を出すスパイダーマン。
 アベンジャーズ内紛では、アイアンマン側につき、アイアンマンを師と仰ぐ。
 いつしか、紫の宇宙異星人番長との大戦に巻き込まれる。

⑨「カミングホーム」
 始まるまえは、「ベンおじさん、何回 殺されれば気が済むんだよ」などと言われていたけど、今作は既にいなくて、若くキレイなメイおばさんと住んでいる。
 ヒロインはMJ。
 良き親友もいる。
 敵は、鳥マシーン・バルチャー。
 スパイダーウェブは手首の機械から射出。
 更に若いトム・ホランドがスパイディを演じている。
 アイアンマンと師弟関係。

⑩「ファー・フロム・ホーム」
 ヨーロッパを修学旅行しながら、異世界のヒーロー・ミステリオに助けられ、地水火風のエレメンタルズと戦う。
 しかし、終盤、隠していたスパイダーマンの正体が、ピーター・パーカーだと、嘘のマイナス情報とともに世界中に知れ渡ってしまう。
 さあ、困った!

⑪そして、「ノー・ウェイ・ホーム」へ!
 異世界の敵が終結し、スパイディに迫る!
 さてッ!?

                              (2022/01/08)


[『スパイダーマン』新作、観た!]

2022-01-07 17:29:02 | 新・物語の感想

☆・・・「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」観てきた。
 これは凄かった。
 ネタバレになるから、何も言えない!
 既に「名作」、「愛の物語」だ。
 とりあえず、サム・ライミ監督の三部作、
 アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」二部作を復習してくれ!
 トム・ホランド版は、前作(「ファー・フロム・ホーム」)だけでも平気。
 敵も、「味方」もね、一人一人、ちゃんとドラマをかましてくれるよ。

                       (2022/01/07)


[ナカデミー映画賞ベスト9 (2022)]

2022-01-02 10:55:53 | 新・物語の感想
☆・・・《ナカデミー映画賞ベスト9 (2022)》
 
 映画館で観た本数 のべ135本。
 9作品に絞るのは、非常に難航した。
 
『燃ゆる女の肖像』・・・同性恋愛では「サマー・オブ・85」も良かったけど、こちらを選んだ。最後の最後に「どうにもならないことの存在」を知る。グッとこみあげた。
『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』・・・魅惑の世界に誘われる純朴な少女。あなたが自分の娘に見せる、教育教材としても良し。
『存在のない子供たち』・・・過酷な現実と、生きる子供たちの、幼いゆえの鈍さからくるユーモラス。八方塞がりのハズなのに、意外にも大団円。
『ファーストラヴ』・・・#芳根京子 が大好きだ。小さくて美形で、つまり美少女、にも関わらず、演技は激しく上手い。手に入れられないので、かわいさ余って憎さ百倍。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』・・・アニメや特撮の「動き」を、生まれながらに熟知した監督の、観るものに心地好さを与えてくれるが故の大ヒット作なのだろう。謎なんか、なんも明かされていない(^_^;)
『クルエラ』・・・大物量の映像効果と、それに見合う斬新な才能の集積。今のディズニーに、総合的に勝てる存在はないのじゃないか? そんなことを思い知らされる、オシャレで熱血な作品だった。
『燃えよ剣』・・・きっちりと新撰組を描いてくれている。なんで、みんなは、・・・俺は、新撰組に魅かれるのか? ・・・自分の信じる道に殉じたからか? いや、彼らの信じた道が、明治新政府の誕生経緯よりも「正しい」からだろう。
『スーサイド・スクワッド 極悪党集結』・・・とにかくポップでテンポ良く、しっかり笑えて感動させてくれる。DCはマーベルに対し、シリーズ勝負ではなく、作品単体の質で戦いを挑むのか。
『キャッシュトラック』・・・昨年は、#ガイリッチー監督 を見直した年。「ジェントルマン」も良かった。この人は、クライムサスペンスにすると、感性がフル回転するようだ。
 
☆・・・選考から外さなくちゃならなくなった作品、多数あり。インド映画の秀作が1本も入れられなかった。「竜とそばかすの姫」「ひらいて」「愛と闇の物語」「クーリエ 最高機密の運び屋」「ミラベルと魔法だらけの家」等々も良かったよ。
再映していた「ルパン三世:カリオストロの城」「ゆきゆきて、進軍」は、あいかわらず凄いが割愛した。
 
                       (2022/01/02)

[今年 観た映画(18)]

2021-12-31 23:53:20 | 新・物語の感想
☆・・・《今年 観た映画(18)》・・・全135作品。
 
 明後日、ナカデミー映画賞ベスト9発表!
 
   ◇
 
129・『フラ・フラダンス』・・・3.5
 好感の持てる、堅実なフラダンス青春ストーリー。
 はじめ、キャラの輪郭線が弱いかなと思ったけど、フラダンスには合ってるかな。
 
130・『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』・・・5.0
 デヴィッド・リンチ的な世界に整合性をもたせた傑作。
 ホラーカテゴリーは心外。
 アダルトな「不思議な国のアリス」とみなすべき。
 
131・『マトリックス:リザレクションズ』・・・3.5
 俺は、そもそも、このシリーズは好きではない。
 が、ハードル低くして観たので面白かった。
 性的ストレートの俺には、昔から、このヒロインに魅力を感じなかったが、それに魅力を感じていた感性の監督の、四半世紀越しの新作の、そのインターバルで行われた「性転換」と言う事実で理解できた。
 
132・『ローラと二人の兄』・・・3.5
 いかにもフランス映画の人情喜劇。
 下のインド映画でも思うんだけど、海外は、ちゃんと、「大人の青春」が主流だなぁ。
 ロリコン・ジャニオタ感性は、日本にだけ顕著だなぁと自省を込めて思う。
 
133・『すみっコぐらし 青い月夜の魔法のコ』・・・2.5
 前作は、大人が観ても泣けてしまったけど、今回は、純子供向けだった。
 
134・『デーヴィド 二つの物語』・・・4.0
 ヒンズー教の国だが、キリスト教の説話にモチーフがあるとのこと。
 俺にはその引用は分からなかったが、二つの時代に生きたデーヴィドの物語は面白かった。
 どんなしんみりした話も、インド的なスタイリッシュかつエンターテイメントに彩られる。
 上のフランス映画にも思ったけど、海外の、肉親へのスキンシップは同性であっても激しい。
 
135・『呪術廻戦0』・・・3.5
 アニメとしての出来は良いし、何よりも、主人公が碇シンジまんまで、「エヴァンゲリオン」のスピンオフとして、エヴァファンには最高のプレゼントだった(^.^)
 
                      (2021/12/31)

[ガンダム再放送]

2021-12-24 15:44:02 | 新・物語の感想

☆・・・年末恒例地獄 (6)
 朝から作って15皿 完成!
 繁忙期第2波も、明日で終わり!
 数日後の年末第3波に備えます🎵
 予約の方は、午後5時から取りに来て下さい(o⌒∇⌒o)
    ◇
 早くから店に来て生ハム盛り合わせを作っているのだが、午後2時からアニマックスで、「ガンダム」の再放送が毎日二話づつ放送されていて、つい、見てしまう。
 今日は、「いい人」のシャリア・ブルが、「かませ」として戦死、エルメスのララァが大活躍の巻だ。
 シャアはいいトコなしなのに、何故だか迷曲「シャアが来る」が流れる(^_^;)
 で、残りは三話のはずである。
 しかし、年末特番が重なり、かろうじて二話は今年中に放送される、が、どうやら最終回は年を越しそうだ。
 悲しいです^^;

                    (2021/12/24)


[神田沙也加さん]

2021-12-20 11:07:46 | 新・物語の感想

☆・・・Myセブンルール (55)

 神田沙也加の死去には驚いた。
 ちょうど、5日前に、ある人とラインで神田沙也加についてやりとりしていての、突然の訃報だ。
 最初は、松田聖子の娘として、鳴り物入りで芸能界入りしたけど、あんまし活躍できず、でも、松田聖子縛りがなくなってから、個性を発揮、声優や演技の勉強も猛烈にしたらしく、グイグイ頭角を現わしていた。
 その人気は、誰もが、この人の「実力」以外の何ものでもないとしらしめられていた。
 ああ、なんで、三浦春馬と言い、竹内結子、そして、神田沙也加・・・、才能・実力・若さある者たちがいなくなっちゃうんだろう。
 みんな、他者の人生に「力」を与える存在なのに!

                    (2021/12/20)


[今年 観た映画(17)]

2021-12-11 10:41:44 | 新・物語の感想

《今年 観た映画(17)》・・・たまったのでひと言寸評ですまん!

   ◇   ◇   ◇

116・『あなたの番です 劇場版』・・・3.5
たくさんの登場人物をうまくまとめるスピーディーな編集。四半世紀前の本格ミステリーの隆盛が、こうして形を変えて息づいている。#西野七瀬 は、この売り方だったからこそ売れた!

117・『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ 』・・・2.5
う~ん、凡百の出来。#ミッシェルウィリアムズ (右下の写真)だけ鑑賞すれば良し!

118・#囚人ディリ 』・・・3.5
インド映画の長尺は時間を忘れる。喜怒哀楽全てを詰め込むね。インド美少女、端整でめんこい!

119・『ディア・エヴァン・ハンセン』・・・3.5
「イイ嘘」をそれだけで終わらせず、その事後処理も更に掘り下げる。あちらは、ミュージカルにも容赦ないね。

120・『ひらいて』・・・4.0
可愛い女子高生(#山田杏奈 )が主人公だから、何やっても許せちゃうけど、話が予想つかない地平に突き進んでいく。好きな男の彼女を「寝取り」、でも、何故か3人で行動するゾクゾクするような不条理!

121・#アイスロード・・・3.0
「恐怖の報酬」現代版。こんなにアクションを詰め込まず、ゆっくりと語ってサスペンスを高めればイイのになぁ!

122・『信虎』・・・3.5
信玄父の話。歴史的語彙が羅列され、退屈になりそうでいて、妙に魅力的な作品。目まぐるしいんだけど、テーマは入ってくる。

123・『エターナルズ』・・・4.0
マーベル版「サイボーグ009 天使編」。一作目だけど、紹介編では終わらない内容。

124・『キャッシュトラック』・・・4.5
面白い! 私の中でガイ・リッチー作品は評価が低かったけど、これは隅から隅まで完璧な娯楽作品。

125・『ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森』・・・3.5
これね、面白かった! 悪霊vs雪男vs人間! ビッグフットが最後の最後まで、てか、終わってまでも全身を現わさず、わざとに低予算めかしているのがいい。

126・『そしてバトンは渡された』・・・3.5
#石原さとみ 演じる母親は、序盤から、「死の影」が漂っていた。全然 顔が違うのに、主演の#永野芽郁 って、綾瀬はるかに表情や化粧が似てるんだよなぁ。

127・#報復の荒野 』・・・3.0
「おっ、ノーマークの作品だ!」と、お金を払って映画館に入ると、ネットフリックス作品。ああ、俺、#ネットフリックス に入っているのにぃ。黒人だらけの西部劇。これって、歴史的にもあり得るのかなぁ。

128・『ミラベルと魔法だらけの家』・・・4.5
絢爛豪華な傑作。パターンに当てはまらない物語。ただ、オチが、おばあちゃんとの和解に収まってしまったのは残念。もっと広域のテーマに出来たと思うのだが。

                          (2021/12/11)


[ONE PIECE magazine]

2021-12-06 15:15:13 | 新・物語の感想
☆・・・Myセブンルール (47)
 
 <ONE PIECE magazine>が、連載1000回&コミックス100巻記念号で、キャラクター人気投票を1126位まで載せていた。
 俺の好きなキャラクターは、ロビンとマンシェリー姫と、マゼランと片足の兵隊さん(キュロス)。
 先ず、マンシェリー姫はひたすらに可愛い。
 マゼランは、立ち姿だけでも頼りがいがあり、ドクドクの実の能力はかなり強力。
 ルフィが一番 死に近づかされた敵だ。
 てか、死んだべ、ありゃ!
 俺は、物語的にがんじがらめに追い詰められた境遇から、自由と幸せを勝ち取るに至るキャラクターに感動するのだけど、ロビンと片足の兵隊さんの、絶望の状況からの苦難の復活は、も~泣くしかない( ´△`)
 
                     (2021/12/06)

[紫の三連星]

2021-11-30 09:12:46 | 新・物語の感想

☆・・・Myセブンルール (41)

 「ピクミンブルーム」は、あんまし気にかけないでプレイ出来るのでのんびりやっている。
 個々のピクミンの名前をつけられるので、それだけでも楽しいもので、紫ピクミンを黒い三連星に仕立てた。

                      (2021/11/30)

                      


[「エターナルズ」は「サイボーグ009」ッ!?]

2021-11-07 21:21:05 | 新・物語の感想
☆・・・Myセブンルール (27)
 
 以下の意見、ネットで、まだ誰も言ってないので指摘しておく。
 マーベル映画の新作「エターナルズ」を観た。
 マジ面白かった。
 古代から人間の歴史の陰で活躍してきた10人の超能力戦士が、最終的には、自分達を地球につかわした神々に反旗の闘いを挑む話。
 その10人の超能力の個性、神話への関与。
 メンバーのダイバーシティ(多様性)。
 
 何故、これまでのアベンジャーズ (サノスの指パッチン)の戦いに関与しなかったのか?
 ・・・エターナルズは、神々の敵である#ディヴィアンツ としか戦わない、から。
 
 それは、#サイボーグ009 が、#ベトナム戦争 の戦場にいながらにして、戦争には介入せず、悪の組織<#ブラックゴースト >としか戦わず、9人のサイボーグ戦士(#ギルモア博士 を入れたら10人)が、それぞれの超能力を駆使する、また、多彩な民族人種が入り乱れる多様性、・・・そっくりだった。
 特に、これは、「サイボーグ009 天使編/神々との闘い編」じゃないか、と思った。
 
   ☆サイボーグ009・・・1964~(天使編・・・1969~ 神々との闘い編・・・1970~)
   ☆エターナルズ・・・1976~
 
 いや、パクりとか言うつもりはない。
 アイディアの同時多発は、歴史上、枚挙にいとまない。
 私は、嬉しかった。
 009たちの超能力を最先端映像で見せられた思いをした。
 マーベルファン、必見!ヽ(o´3`o)ノ
 009ファン、必見!(^з^)-☆
 
                      (2021/11/07)

[今年 観た映画(16)]

2021-10-24 23:47:02 | 新・物語の感想
☆・・・《今年 観た映画(16)》
 
   ◇
 
 108作目・『ロン 僕のポンコツ・ボット』・・・4.0
 人ひとりにスマホロボットが一台、それがあたり前の時代のお話。
 最近のディズニーは、「友情」をテーマにしても、子供騙しではない深度で語っていく。
 まあ、それはあなたが観て、掘り下げ具合を感じて欲しい。
 ・・・途中で、欠陥ロボット・ロンが、主人公を自己犠牲によって助け、もう、このオチはないんだな、と、思いきや・・・。
 インストールの途中で通信が切れ、「A(あ行?)」の知識だけはやたらあるロンの、繰り返されるギャグが冴えていた。
 
 109・『CUBE 一度入ったら、最後』・・・3.0
 キューブ状の見知らぬ部屋で目覚めた男女ら・・・。
 部屋は前後左右上下に無数に連なっており、脱出には、各種の死の罠への対応をしていくことになる。
 つまらなくはないが、不条理劇でもあり、あまり感情移入はしにくい。
 岡田将生は、こんな役ばっかになってきたなぁ(^_^;)
 しかし、この映画、キャストには金がかかっているけど、セットは個室一つで充分、色を変えて、部屋の繋がりを編集すれば、安上がりだね!
 
 110・『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章:TAKE OFF』・・・4.0
 リメイクシリーズの憎まれ役・芹沢副長官が、これまでを回顧するオープニングがいいなぁ。
 あなたの現実主義も正しいのよ(^.^)
 ・・・つかの間の平和、新クルーで航海するヤマト・・・、艦内刷新、新鮮、と言うか青い!
 民族の生き残りを賭け宇宙を奔走するガミラス艦隊・・・、デスラーがカッコいい!
 リメイク版のスターシアは銀河一の美しさで、後編では、その美しさが貶められそうで、性的にゾクゾク(^_^;)
 私は、旧「ヤマト」の、都市帝国と自動惑星ゴルバ (波動砲的デスラー砲を弾いた衝撃!!)がデザイン的に大好きだったのだが、一瞬だけ、今回の前編に登場したゴルバ、都市帝国に続いて改悪されてそうな予感。 
 
 111・『PITY ある不幸な男』・・・2.5
 作品としての出来はいいのだが、不愉快な作品。
 不慮の事故で奥さんが昏睡状態にある弁護士の男。
 病院の妻を想いつつ、息子と慎ましく悔恨の日々を送っている。
 周囲の者は、そんな男に、憐れみと同情を向ける。
 なーんか、妙なテンポを話は刻む。
 その不安定感の意味が最初は分からない
 ただ、誰かから憐憫の情を向けられた時、怒涛のBGMが流れる。
 無表情の主人公だが、その内面の激しさを音楽が表わすのか・・・?
 これって、コロナ恐怖症や放射能ヒステリーの人たちみたいだ、それを恐れ、悲しみ、・・・いつしか求め、乞い焦がれるようになってしまっているのだ。
 つまり、主人公は、不幸な妻を持ち、その悲劇への、周囲の者からの同情に、たまらない愉悦を感じるようになってしまっていたのだ。
 
 112・『神在月のこども』・・・2.0
 韋駄天神だった、亡き母親の意思を継ぎ、出雲大社に神々への供物を送り届けようとする少女の物語。
 うーむ、ファンタジーとしては薄く、さりとて、八百万の神々を描くと、どうしても、そこに、現代的な読解をした時の整合性の欠落があり、それを素直に踏襲すると、何とも言えない、幸福の科学のアニメでも見ているかのような居心地の悪さを感じるのだった・・・。
 
 113・『DUNE 砂の惑星』・・・4.0
 ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が天才であることは分かる。
 が、私は、この作品を見て、限られた条件の中で35年前に「砂の惑星」を撮った#デビッドリンチ の手腕にこそ、あらためて感心した。
 原作をなぞっただけではなく、リンチ監督らしさが狂気としてちゃんと盛り込まれ、今回のヴィルヌーブらしさよりも上をいっていた。
 原作にはなく、ヴィルヌーブ監督がリンチ版を踏襲した部分もあろう。
 ・・・この作品では、砂の惑星の統治を追われた王子と母親が逃避行するのだが、普通ならば、母親の役割は、新鋭の若手役者が演じるであろう ヒロインが活躍するべきところだろう。
 だが、母子なので、そこに、なんか妙な雰囲気が漂う。
 美しい母親は、着替える王子の背を見つめたりしている。
 
 114・『燃えよ剣』・・・4.5
 司馬遼太郎原作の土方歳三の一代記!
 五稜郭で土方歳三が死んで100年後が、私の生まれた年。
 そんな偶然が嬉しくなるほどに、魅力的な主人公だった。
 司馬原作らしく、誰かを悪者にせにゃあ気が済まないので、この作品では徳川慶喜がその役を担い、演じている山田裕貴の演技がうまくて、ヤバさが際立っていた。
 私は「公武合体」ってのが合理的だと思っているのだが、それで進んでいたら、内戦は避けられても、日露戦争で完敗していたでしょう、歴史は遅かれ早かれの盛者必衰…。
 
 115・『キャンディマン』・・・2.5
 アメリカの都市伝説型ホラー。
 子供と接するキャンディマンを、魔界への入り口にしているのが、ピエロの「IT」みたいだ。
 監督は、わりとスタイリッシュな作品作りをしているが、いまいちパンチに欠けた話であった。
 同じ、近現代の都市伝説として育まれた物語なれど、韓国の「整形水」や、日本の「残穢」などと見比べてみると、それぞれの国の性格がわかって面白いゾ。
 
                           (2021/10/24)

[4アウト!!]

2021-10-08 12:33:01 | 新・物語の感想
☆・・・Myセブンルール(6:フォーアウト!)
 
 うまく伝えられるか分からないけど記す。
 少年ジャンプで連載されていて、志し半ばに連載終了の憂き目にあった「クーロンズ・ボール・パレード」という作品があった。
 僕は、このマンガ、絵もうまいし、展開も堅実だったので、毎週 楽しみに読んでいたのだが、人気競争の激しい週刊ジャンプにあって、早期連載終了となった。
 マガジンやサンデーならば、コミックス20巻は続いただろう・・・。
 
 ▼ 憧れていた名門高校野球部のセレクションに落ちた主人公(体力に劣るも、データを駆使した野球を目指す、メガネ君キャッチャー)。
 傷心の中で、かつての古豪復活を目指した、理事長の孫娘に誘われ、今はさびれてしまった高校の野球部に入り、世のはみ出した野球実力者を集め、新天地で甲子園を目指すという物語。
 地区予選の決勝で宿敵と戦う流れだったのだろうが、地区予選3回戦を終えたところで終わってしまった。
 
 ▼ 残念だが、ジャンプには、そのような非情な打ち切りが多々ある。
 例え大ヒットし、アニメとかになった作品でも、人気が陰れば容赦なく連載が切られる…。
 
 ▼ それはさておき、宙ぶらりんで終わった「クーロンズ・ボール・パレード」だが、そのコミックス最終3巻に、書下ろし92ページが付け加えられ、宿敵との決勝戦が拝めることとなった。
 これにて、少ないページ数で説明不足ではあろうけど、切りの良いところで物語が完結することになった。
 ・・・・・・わずか92ページだが、多くのキャラクターの個性や活躍をうまーくまとめていた。
 その手腕たるや、感心しきり!
 
 ▼ だが、私が言いたいのは、そこではない。
 この作品、明らかなストーリー展開のミスがあった。
 四回裏 敵の攻撃、ここまで主人公チームのピッチャーは善戦してのパーフェクトピッチング!
 つまり、四回裏の敵の攻撃は、一番から始まる。
   一番手……ファーストライナー 1アウト
   二番手……内野フライ     2アウト
   三番手……三振打ち取り    3アウト
 ……つまり、ここでチェンジのはずだ。
 敵の監督は、一巡目はじっくり見て二巡目で、好ピッチャーを捉える作戦だったのだが、うまくいかないで「……」と沈黙することになる。
 が! 次のコマだ!
「状況を打開してきます」と敵の四番バッターが出てくる。
 そこには、<四回裏(②) 打席に向かうは四番 陸奥>とキャプションが入るのだ。
 俺は混乱し、何度も読み直した。
 どう考えても、スリーアウトしていた。
 いや、キャプションが<五回裏 打席に向かうは四番 陸奥>となることの誤植か?
 しかし、そうも言えないのである。
 四回裏から五回裏になるまでには、四回表の味方の攻撃があるはずで、まあ、そこに省略があってもいいのであるが、マンガ文法的な省略の「空きコマ(①)」や、「球場の俯瞰のコマ」とかが挟み込まれるものなのだが、それがなく、しかも、味方ピッチャーの姿が、三段のコマぶち抜きで描かれている。
 これはマンガ文法として、時間の経過が連続していることを意味する……。
 主人公側のピッチャーは、その四番に粘られ、最終的に足にライナーを受け、打撲で一旦 降板する。
 そして、一時的にリリーフしたピッチャーに、実況の言葉が入る「無死一塁の場面で初登板の椿くんがマウンドにあがります」
 ここでやっと、話の整合性が、どうにか成り立つ。
 重版がかかるかは難しいけど、次版では修正して欲しい。
 
 ▼ なお、俺には絵の才能がない(^_^;)
 
                            (2021/10/08)

[今年 観た映画(15)・・・最高作品ふたつ]

2021-10-06 23:24:51 | 新・物語の感想

☆・・・《今年 観た映画(15)》・・・最高作品ふたつ

     ◇     ◇

   102作目・『ルパン三世 カリオストロの城(4K版)』・・・5.0
 40年以上前の作品にして、あらゆる面でほぼ完璧、いまだに面白過ぎる作品。
 語ったら切りがない、大画面で見れた幸せ。
 唯一の欠点が、ルパンがルパンらしからぬトコ。

   103・『007:ノー・タイム・トゥ・ダイ』・・・3.5
 これもまた、ボンドがボンドらしからぬダニエル・クレイグがボンドの5作目完結編。
 あのような終幕にしなければ、終われなかったんだろうね。
 敵役(ラミ・マレック)の終盤の動きは、物語上、いまいち意味不明。
 翠の瞳の幼女は可愛かった(^.^)

   104・『護られなかった者たちへ』・・・3.5
 佐藤健はカッコいいし、演技もうまいし、まだまだ更に、日本の映画界の頂点になって欲しい。
 話はシリアスで重く、泣いた。
 別に、非現実的な「意外な犯人」にしなくても充分 良作だ。
 緒方直人・吉岡秀隆・永山瑛太と言う、日本の中堅の良心的な役者が揃いも揃って「あやふや」な配役をされていたのが良かった。

   105・『整形水』・・・3.0
 韓国アニメ。
 歴史のない国が、都市伝説的なホラーを、お家芸の「虚飾」「整形手術」「ネット社会の僻み妬み嫉み」をネタに絞り出してきた。
 荒唐無稽だが、これがある意味、現実の姿だろうから始末が悪い。
 そして、話もちゃんと面白い。

   106・『まばたかない瞳 バンガロール連続誘拐殺人』・・・4.0
 観てるこちらも体力がいるのが、かなりの作品が長尺のインド映画。
 かなり入り組んだトリッキーな猟奇殺人事件を軸に、インド風男前の犯人と、敏腕超美人捜査員、とあるカップルの恋愛と災難が平行して描かれる。
 もちろんミュージカルあり!
 主人公の娘が、こまっしゃくれていて可愛い!

   107・『存在のない子供たち 』・・・5.0
 レバノン映画の再上映。
 素晴らしい出来。
 貧困層の少年は、妹に生理が訪れ、それを隠そうと頑張っていたが、バレて、妹は大人認定、大家に無理やり嫁がされたことを機に家出。
 妹が無自覚にも、恐ろしい美形。
 家出先で、金もなく食べ物もなく、にっちもさっちもいかなくなっていたら、不法滞在のエチオピア人のシングルマザーに助けられる。
 ボロ屋に戻ると、そこには、黒人のプチ赤ちゃん。
 母親が仕事の間、少年は赤ちゃんの世話をすることになるのだが、ある日 母親が帰宅しない・・・、検挙されたのだ。
 少年と赤ちゃんは、逃げ場なし・未来なしの中、生きるしかない。
 出てくる子供たち、全てが可愛く、バイタリティ溢れていて、過酷な話だが、なんともユーモラスでもある。
 物語の終盤・・・、最貧の極み、絶体絶命の中、出生届さえない自分を産み、妹を不幸にした両親を訴える。
 まさかの、公約数ハッピーエンドへ!
 ドキュメントタッチの物語に没入し、圧倒された。 

                          (2021/10/06)


[キング・オブ・コントの感想]

2021-10-03 08:36:28 | 新・物語の感想

☆・・・Myセブンルール (3:キング・オブ・コント)

 昨夜 帰宅したら、居間に見馴れないキーチェーンがあった。
 喰婆(くばぁーば)のものだろう。
 中を開くと、USBメモリが数個。
 喰婆は、かつて、名うての産業スパイの過去がある。
 その時の実績の数々の片鱗が、このUSBメモリを紐解けば分かるだろう・・・。
 しかし、それはしない、面倒だし、録画していた「キング・オブ・コント」を見るから。
 「キングオブコント」は、俺、一年で一番 楽しみにしているイベントなんス!
 漫才もいいけど、コントの方がとにかく好き!

 ▼〈感想〉
 全くハズレがないハイレベルな戦いだった。
 最初の蛙亭からして優勝してもおかしくないレベルだった。
 蛙亭もジェラードンも、いつものパターンを捨て、その数倍 捻った内容で勝負に賭けていた。
 途中、ニューヨークの採点に、本人らが不満の怒りをあらわにしていた。
 自信があったのだろう。
 確かに面白かったけど、他のチームもメチャ面白かった、評価は妥当だったと思う。
 俺は、マヂカルラブリーは好きじゃないけど、それでも面白くて、ちょっと点数が低すぎるとは思った。
 ザ・マミィが極限に面白くて、「今年はこれかな!」と思いきや、空気階段が、その20倍狂っていた。
 凄まじいものを見せられた。
 かたまりも林田も、相方の狂気を最大限にする最高の相棒ながら、
 鈴木もぐらの狂度が酒井を遥かに越えていた。
 去年の空気階段のネタも、何度も何度も見直しているけど、インフレ起こすくらい、今回は更に突き抜けていたヽ(o´3`o)ノ 

                     (2021/10/03)