『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』を観た(超短信)]

2012-03-11 23:59:19 | 物語の感想
☆ああ、駄目だ。

 前作でも思ったのだが、個人的に、このガイ・リッチーと言う監督が、シャーロック・ホームズに求めたモノ…、その天才的な頭の回転の早さ、それを表わすスピード演出に、私が全くついていけてないことが判明した。

 もう芸術的な顔立ちのホームズ(ロバート・ダウニーJr.)とワトソン(ジュード・ロウ)コンビの掛け合いなんて絶妙のはずなんだけど、その言葉一つ一つの味わいを吟味する暇がない忙しなさで、残尿感にも似た解せなさが、鑑賞中 募る一方だった。

 あまりにものスピード感に、私は、いちお展開は追えるも、感覚的に納得の気持ち良さがなく、途中で寝てしまうほどだった。

 私の、この監督との相性の悪さは相当なものだ。

 ただ、今回の敵・モリアーティ教授の持つ圧倒的な力の魅力は捨て難い。

 これは、クソ面白くなかった『カンフー・パンダ2』の中での、敵役のシェン大老の魅力に通じるなぁ。

 てゆーか、この二人、似ていないか?

 どちらも大砲を使うし…。

 また、予告編でも散々流れていたが、ホームズらが、モリアーティの秘密基地からの脱出の際、敵の攻撃を受けつつ、森を走りまくり脱出するシーンは、その「抜き差しならない状況」の演出が、映画の歴史上でも稀な緊迫感があったと思う。

 予告編ではうかがい知れない前後の物語が、そのシーンに深みを与えてくれていた。

                                                      (2012/03/11)

[蒼い世界(2011/03/16の再掲)]

2012-03-11 07:52:10 | 保守の一考
 ☆・・・(2011/03/16の再掲)・・・八王子の計画停電は午後3時20分からの予定だったらしいが、会社には自家発電設備があるので、作業上、特に問題なく過ごした。

 そして、ちょいと残業して、午後6時ごろ、車で帰宅する。

 私は、国道16号線をあきる野市に北上する。

 途中、八王子市街を突っ切る。

 中央線も渡る。

 その辺りで、信号が「フッ…」と消えた。

 世界が変容した!

 これが、超ハイテク国家・日本の「今」の姿なのか・・・。

 街は一瞬にして生気を失い、だが、道を行き交う車輌だけが、不気味な息遣いを発していた。

 私は、太ももに鳥肌が立ち続けた。

 空には下弦の月が出ていて、蒼い雲を立体的に浮かび上がらせていた。

 各十字路では警察官が手信号での誘導をしてくれていた。

 特に重要な十字路(16号と甲州街道の交差点)などは、信号が生きていた。

 が、あきる野市に入ると、完全に真っ暗闇であった。

 私は、その暗闇での走行に思い出がよみがえった。

 <東北ダム巡り>・・・、その日の泊まる場所を求めて、青森から岩手の太平洋岸海岸線を南下したのだ。

 街灯が全くなかったのだ。

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑪<異なる恐怖・恐山篇・暗闇ドライブ篇>』](クリック!)

 不思議な経験であった。

 あきる野市にて、夜の岩手の海岸線ドライブを思い出させたのが、岩手の海岸線を破壊しつくした地震の、あきる野市への間接的な影響であることが、だ。

 世界は蒼かった。

                             (2011/03/16の再掲)

   ◇

 蒼く、そして・・・、厳しく、優しかった。

     「Thank You, Baby」・・・クリック!

                             (2011/03/11)