『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』を観た(寸評)]

2014-05-19 23:59:40 | 新・物語の感想

☆いつもの二人が、不審な事故死体の出た東京は私有の離島へ飛ぶ。

 そこは、自衛隊上がりのリーダーが支配し、私兵が訓練を受ける特異な島であった。

 最初、その訓練の様が描かれるが、沼から顔を出す私兵たちの姿は、「地獄の黙示録」を意識していよう。

 右翼的な民兵軍団が、あたかも、極左・連合赤軍的にも見える朝日クオリティがあった。

 ジャングルの中、スーツ姿の相棒二人が奔る!

 杉下右京警部の、やや奇矯な性格は、かような舞台の中で「名探偵」的な存在として、実に活きていた。

 もう一人の甲斐クンも、正統派のハンサムで、まだ若く、血気盛んなとこが、おじさんから見ても好感だ。

 前「相棒」の神戸王子も、顔見せ以上に活躍してくれるし、いつもの警視庁の面々や、

 また、「相棒」独特の権力側の丁々発止(今回は警視庁vs防衛相)も映画版ならではのスケールで面白い。

 密林の二人と、東京のコンクリートジャングルのコントラストも面白い。

 私は密室殺人が大好きなのだが、この作品はタイトルに「巨大密室」とある、が、そういう作品とは違う。

 だけども、民兵団の企む生物兵器の問題の大きさと比して、小さな殺人事件も、右京の目のつけどころの面白さからくる推理解決も、良かった。

 二人が、自衛隊の特殊部隊によって拉致され、島から本土にバシルーラされ、それでも、怒りの正義感で島に舞い戻るのも良かったなぁ^^

          

                                                      (2014/05/19)