『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『パッセンジャー』を観た]

2017-03-24 13:29:17 | 新・物語の感想

☆・・・最近の宇宙物の何番煎じだよ?って感じで、予告編を見ても全く期待していなかった。

   『ゼロ・グラビティ』・・・傑作
   『インターステラー』・・・超傑作
   『オデッセイ』・・・良作

 さて、『パッセンジャー』は?
 いや、これがかなり面白かった。
 まあ、今、ハリウッドナンバーワン女優のジェニファー・ローレンスが生半な脚本の作品に出るとも思えなかったが。
 宇宙を舞台に硬質に描くと、どうしても、『2001年 宇宙の旅』の支配下に置かれるのは避けられないのだが、『インターステラー』では、それに答えを出した点が凄かった。
 今作の前評判を聞くと、キューブリックはキューブリックだが、「2001年・・・」ではなく、『シャイニング』の影響があると知った。
 確かに、120年の宇宙旅行を冷凍睡眠で過ごす5300人の中で、唯一、残り90年の日程が残っているのに目覚めてしまった男の、だだっ広い船内の中での孤独は、冬の間の山間のホテル管理を任された男の境遇と似ている。
 が、やはり、例は挙げていかないが、「2001年・・・」で行われていた展開の影響からは逃れ得ていない。
 しかし、この作品は、愛の物語になっていた。
 「インターステラー」は家族愛の物語だったが、この作品は恋愛の物語で、女性はクリス・プラットに夢中になるだろうし、
 私は、今一番美しく可愛く情の濃そうなジェニファー・ローレンスに魅かれた。
 女として完成の時期にあるね^^
 予告編では語られなかった「男の孤独に耐えかねてのエゴ」があらわになったとき、想像だにしない展開になっていく。
 受け身だったジェニファー・ローレンスが、感情を出すようになるとき、その演技は最高の冴えを見せていた。
 網目の水着もたまらんかったよ^^

 

                              (2017/03/24)