『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[今日のタイム人間(15)]

2022-01-29 15:04:08 | 新・ふと思う
▼先日、ハリーチェ(鍼ちゑ)のところに施術を受けに行ったところ、前のお客さんが長引いて、5,6分、俺の予約時間が押された。
 ハリーチェの予約時間枠は、基本 一時間単位だ。
 簡単に説明すると、前のお客さんが12:00~13:00で、俺が13:00~14:00のところ、前のお客さんが13:06までズレ込んだということだ。
 しかし、そもそも、ハリーチェの施術(マッサージ&鍼治療)の時間枠は50分であり、いつも、サービスで一時間丸々やってくれていたので、多少の時間の前後は、誰も文句を言わない。
 ハリーチェは恐縮していたが、それでも、14:00までやってくれるから、4分のサービスなのである。
 マッサージ業界での1分はかなり高価な意味を持つ。
 
▼なんと言うか、俺とハリーチェは、経営姿勢が少し似たとこがある。
 それは、「良いお客さん」に対し、常に全力で満足させることが、営業の健全なる成長に直結する、という考え方だ。
 「良いお客さん」ファーストに終始すると、絶対に商売人として失敗することはない。
 儲け主義や、その場しのぎの小手先に堕した店は、マジことごとく潰れていく。
 悲しいかな、笑えるかな、オラ、この10年だけでも、いーっぱいの失敗店を見てきた。
 あんな店、こんな店、勘違いでイキがっていた店は、例外なく消滅していった・・・。
 
▼また、「良いお客さん」と繰り返し書いているが、「悪いお客さん」には満足を与える必要はない。
 ふと、思い出したけど、とあるお客さんが、他の店でのお店側の対応を語る中で、「お客様は神様なのによぉ」と言った。
 自分で言うなよ! と思った。
 「良いお客様は神様」であるが、そんなことを臆面もなく言うお前さんは「良いお客さんじゃない」から、神様などではないのである。
 
▼こんな話を思い出したので、ハリーチェに話した。
 テレビ番組の「スカッとジャパン!」で、こんな投稿が、ドラマ仕立てで紹介されていた。
 投稿主はマッサージ師の女性で、とある神経質なお客さんが来店したそうだ。
 最初に着替えの時間などがあるものだが、そのお客はしつこく聞いてくるのだそうだ。
「着替えの時間はマッサージの時間に含まれないよね、含まれないよね」
 施術中に、同僚と緊急の応対をした時には、
「今、お姉さんが抜けた時間、俺のマッサージ時間からは引かれるよね、引かれるよね」。
 マッサージにも段階がある、順序がある、そうして、血流を良くしたりする。
 しかし・・・、
「あっ、その指圧箇所は抜かしていいです、そこ必要ない、そこのマッサージで時間が過ぎると損ですから、損ですから」。
 実に細かい、うるさい客であった。
 ・・・しかし、そんな、うるさい、嫌なお客さんのおかげで、そのマッサージ師さんは、お客さん全般が思う可能性のある危惧・不安を感じ取れて、その後、店頭に「マッサージ時間には、お客様のお着替えの時間などは含まれません、純粋なマッサージ時間だけとなります」の表示をするようになった。
 そう書いたことで、お客さんが増大したそうだ。
 
▼指圧マッサージを受けていると、なかなか心地良くなり、過去の記憶が呼び起こされる・・・。
     ポワポワポワポワ~(効果音)・・・。
 ・・・俺、大学生。
 モテない俺は、キャンパスで楽しく笑い合うカップルを横目に一人寂しく学生生活を送っていた。
 基本、俺はあんまし他人に嫉妬心は起こらない。
 自分とは縁がない、違う世界の住人だと思っていた(当然、当時、そんな方々に対しての「リア充」なんて言葉はない)
 よそはよそ、うちはうち!
 うちは高円寺に行くのだ。
 高円寺にはパラダイスがあった。
 そこには格安「大人のお店」があった。
 時はバブル時代!
 30分2980円で、あんなこと、こんなことがピチピチギャルに、・・・為せた!
 価格破壊の時代、指名しなければ安価で、・・・為せた!
 フリーのお客であれば、20円のお釣りがくる三千円で、・・・為せた!
 そう、「♪あんなこといいな できたらいいな あんな夢 こんな夢 いっぱいあるけど~♪」、全てを叶えてくれるドラえもんの秘密道具みたいなアルカディア。
 そこには水蜜桃のようなピチピチギャルが待っている。
 そう、「♪いつのことだか 思い出してごらん あんなこと こんなこと あったでしょう 嬉しかったこと おもしろかったこと いつになっても忘れない」と、今でも忘れない「おもいでのアルバム」の如きシャングリラ!。
 ・・・席に案内され、俺はやや緊張しつつギャルを待つ。
 店内には、大音響で、当時 ジュリアナ東京で流されていたようなダンスミュージックが響き、それを打ち消すかのように店内放送!
「三番テーブル、メロンちゃん、お初のお客様ヨロシク! レッツラゴーで頑張りましょー!!!」
 おお、今日のお相手はメロンちゃんてのか・・・^^
 でも、早くおいで~、時間が無くなっちゃうよぉ~^^;
 しかし、店内放送は更に続けた。
「なお、お時間の始まりは、女の子が来てからになりますのでご安心を!」
 おおおお!^^ 俺はこのホールスタッフの言葉で、なんか凄い安心した!
 「時の神様」のご加護のように聞こえた。
 そこには、回転率を良くしようというアコギさはなかった。
 そこにメロンちゃんが来た。
「メロンでーす!^^v」
 俺は、「良いお客さん」でいる いつものセリフ「おっ! 可愛い子で良かったぁ!」を言うと、その後に、「さっきの店内放送、感動したよ。やっぱ、こういうお店は、残り時間が気になって焦っちゃうからさぁ!」と続けた。
 するとメロンちゃん、「新しい店長さんかなぁ、誰にでも優しいイイ人だよ!」。
 ・・・「良いお客さん」に対し、常に全力で満足させることが、営業の健全なる成長に直結する・・・。
    人生に大事なことの全てはピンサロで学べるのかも知れない・・・(by俺)。
    映画に必要なことはすべてベトナムの戦場で学んだ・・・(byオリバー・ストーン監督)
    人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ・・・(byロバート・フルガム)
 ・・・だが、ズボンを下げている時間は時間に含まれている・・・。
 
                    (2022/01/29)
コメント
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