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☆チビの姪っ子と甥っ子を連れて、『超劇場版 ケロロ軍曹3/ケロロVSケロロ 天空大決戦であります』を、いつものMOVIX昭島に観に行った。
MOVIX昭島は、『ドラえもん』『ワンピース』『ライラ』と子供向けの作品が目白押しだったのでメチャ込みだった。
MOVIX昭島が、開館20周年記念で、千円均一と言うこともあったのだろう。
# # # #
子供らは、『ドラえもん』が観たい風もあったのだが、それでは私が辛かった。
『ドラえもん』や『ポケモン』ってのは、主人公達に毒がないので、物語の幅に限界があり、初見の子供ならば楽しいだろうが、子供の頃から見ている私には、展開が読めて飽き飽きしてしまうのだ。
その点、『ケロロ』や『しんちゃん』は、そもそもが毒入り(^^;)なので、物語的に冒険が出来るのだよね。
「悪は善を内包している」って訳だ^^
初期の映画『ドラえもん』の、ジャイアンやスネ夫みたいな立ち位置だな。
まあ、今や、テレビ版のジャイアンやスネ夫でさえも、「いい奴」に骨抜きされてしまっているが・・・^^;
# # # #
さて、『ケロロ3』である。
感動した。
不覚にも、私は泣いてしまった。
テーマは、「友情」と「リーダー論」であり、
悪のケロロこと<ダーク・ケロロ>との戦いの中で、段階を追って、非常に論理的にそれが語られていくのである。
もちろん、北朝鮮を模したギャグなど、毒も盛りだくさんだ。
<ダーク・ケロロ>は、圧倒的な力で、ポコペン(地球)を侵略していく。
ポコペン人は、謎の電波で、<ダーク・ケロロ>の操り人形と化す。
しかし、ケロロ軍曹は、「そんなやり方は良くないのであります。そもそも、地球は私が侵略するのであります」と立ち上がる。
しかし、<ダーク・ケロロ>たちの力は強大で、ケロロ小隊の兵たちは、何度もやられる。
ケロロが世話になっている冬樹は、なぜか「操り人形」と化することはなく、ケロロと協力し合うのである。
<ダーク・ケロロ>は、「何で、あのポコペン人は、あんなバカ(ケロロ)に協力するのだろう?」と疑問を持つ。
# # # #
<ダーク・ケロロ>の居城は、空の天空城にあり、物語の随所に、高さの強調が見られた。
冬樹は、ホバーバイクで、雲海を突き破り、
夏美は、操られながら、<ダーク・ケロロ>の巨像造りの現場で、足場をスルスルと降りる。
気絶したケロロは、天空城から落ちて行く。
高さの演出は、宮崎駿には及ばないけれど、
落下するケロロを仲間たちが助けた時、隣りに座っていた子連れの奥さんが、思わず身体をビクリとさせていた^^;
# # # #
しかし、所詮は、子供向けのアニメのヒロインに過ぎない夏美なのに、
何で、あんなに、身体のラインがエロいんだろう。
そのなで肩、腰の艶かしい曲線・・・、私は見惚れるのだ。
# # # #
仲間たちが終結した時、<ダーク・ケロロ>は、それぞれに、仲間を認識できないリングをはめてしまう。
『ドラえもん』の<石コロ帽子>みたいなものだ。
そうして、それぞれの「友情」などというものが、所詮は見かけだけのものと分からせようとする。
しかし、仲間達はそれぞれ、<約束の地>を目指す。
そして、お互いがお互いを見えない中で、ガンプラを組み立てる。
私は、ここで、泣いた。
そして、ここからが凄かった。
『ガンダム』最終回のパロディをやり始めたのだ。
製作会社はサンライズだし、バンダイや角川書店とのつながりもあるので、権利問題にはならないのだろうが、
それとは別問題で、ここまで精巧なRX-78は、もう、これ以後、大画面では見れないのではなかろうかと思い、驚いた。
ガンダムの足の裏があんなになっているなんて、初めて知った^^;(とてもリアル!)
# # # #
私は、そこがクライマックスと思いきや、物語は更に続く。
ケロロと冬樹の友情を壊すべく、<ダーク・ケロロ>は、「仲間を認識できないリング」の効果をアップし、お互いに悪い相手の幻影を見せる。
しかし、冬樹の友情が、それを打ち破るのだった。
「お前のようなやり方では、王になれない!」
とか、ケロロは諭す。
が、それでも、<ダーク・ケロロ>は、
「一人でも、こんなポコペンは治めてみせるぅぅぅ」
とか言いながら、最終兵器を繰り出す。
そして、最後の天空大決戦となる。
# # # #
・・・ただ、私は、アンゴル・モアちゃんが、<最後の審判>を発動してくれたら、戦いはさっさと済んだと思うのだ^^;
# # # #
この作品の世界観は、『うる星やつら』的だなあと思いました。
特に、二重人格者が、多数、市民権を得ているところなどが^^;
また、天空城の地下回廊の存在が『カリオストロの城』を彷彿とさせた。
物語展開の妙も、初期の宮崎アニメのようなうまさを感じた。
最後のクレジットの背景で語られる<ダーク・ケロロ>の「その後」も良かった。
・・・私は、非常に楽しみました^^
昨夜、『バンテージ・ポイント』と言う傑作を観たのだが、満足度では、こちらも負けませんでした。
PS.地下通路の天井を這う小雪のお尻も可愛くて、そのシーンなど、物語上意味なく、ちょっと足を滑らして、水面に飛沫をあげさせるような演出も良かった^^
(2008/03/20)
MOVIX昭島は、『ドラえもん』『ワンピース』『ライラ』と子供向けの作品が目白押しだったのでメチャ込みだった。
MOVIX昭島が、開館20周年記念で、千円均一と言うこともあったのだろう。
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子供らは、『ドラえもん』が観たい風もあったのだが、それでは私が辛かった。
『ドラえもん』や『ポケモン』ってのは、主人公達に毒がないので、物語の幅に限界があり、初見の子供ならば楽しいだろうが、子供の頃から見ている私には、展開が読めて飽き飽きしてしまうのだ。
その点、『ケロロ』や『しんちゃん』は、そもそもが毒入り(^^;)なので、物語的に冒険が出来るのだよね。
「悪は善を内包している」って訳だ^^
初期の映画『ドラえもん』の、ジャイアンやスネ夫みたいな立ち位置だな。
まあ、今や、テレビ版のジャイアンやスネ夫でさえも、「いい奴」に骨抜きされてしまっているが・・・^^;
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さて、『ケロロ3』である。
感動した。
不覚にも、私は泣いてしまった。
テーマは、「友情」と「リーダー論」であり、
悪のケロロこと<ダーク・ケロロ>との戦いの中で、段階を追って、非常に論理的にそれが語られていくのである。
もちろん、北朝鮮を模したギャグなど、毒も盛りだくさんだ。
<ダーク・ケロロ>は、圧倒的な力で、ポコペン(地球)を侵略していく。
ポコペン人は、謎の電波で、<ダーク・ケロロ>の操り人形と化す。
しかし、ケロロ軍曹は、「そんなやり方は良くないのであります。そもそも、地球は私が侵略するのであります」と立ち上がる。
しかし、<ダーク・ケロロ>たちの力は強大で、ケロロ小隊の兵たちは、何度もやられる。
ケロロが世話になっている冬樹は、なぜか「操り人形」と化することはなく、ケロロと協力し合うのである。
<ダーク・ケロロ>は、「何で、あのポコペン人は、あんなバカ(ケロロ)に協力するのだろう?」と疑問を持つ。
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<ダーク・ケロロ>の居城は、空の天空城にあり、物語の随所に、高さの強調が見られた。
冬樹は、ホバーバイクで、雲海を突き破り、
夏美は、操られながら、<ダーク・ケロロ>の巨像造りの現場で、足場をスルスルと降りる。
気絶したケロロは、天空城から落ちて行く。
高さの演出は、宮崎駿には及ばないけれど、
落下するケロロを仲間たちが助けた時、隣りに座っていた子連れの奥さんが、思わず身体をビクリとさせていた^^;
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しかし、所詮は、子供向けのアニメのヒロインに過ぎない夏美なのに、
何で、あんなに、身体のラインがエロいんだろう。
そのなで肩、腰の艶かしい曲線・・・、私は見惚れるのだ。
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仲間たちが終結した時、<ダーク・ケロロ>は、それぞれに、仲間を認識できないリングをはめてしまう。
『ドラえもん』の<石コロ帽子>みたいなものだ。
そうして、それぞれの「友情」などというものが、所詮は見かけだけのものと分からせようとする。
しかし、仲間達はそれぞれ、<約束の地>を目指す。
そして、お互いがお互いを見えない中で、ガンプラを組み立てる。
私は、ここで、泣いた。
そして、ここからが凄かった。
『ガンダム』最終回のパロディをやり始めたのだ。
製作会社はサンライズだし、バンダイや角川書店とのつながりもあるので、権利問題にはならないのだろうが、
それとは別問題で、ここまで精巧なRX-78は、もう、これ以後、大画面では見れないのではなかろうかと思い、驚いた。
ガンダムの足の裏があんなになっているなんて、初めて知った^^;(とてもリアル!)
# # # #
私は、そこがクライマックスと思いきや、物語は更に続く。
ケロロと冬樹の友情を壊すべく、<ダーク・ケロロ>は、「仲間を認識できないリング」の効果をアップし、お互いに悪い相手の幻影を見せる。
しかし、冬樹の友情が、それを打ち破るのだった。
「お前のようなやり方では、王になれない!」
とか、ケロロは諭す。
が、それでも、<ダーク・ケロロ>は、
「一人でも、こんなポコペンは治めてみせるぅぅぅ」
とか言いながら、最終兵器を繰り出す。
そして、最後の天空大決戦となる。
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・・・ただ、私は、アンゴル・モアちゃんが、<最後の審判>を発動してくれたら、戦いはさっさと済んだと思うのだ^^;
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この作品の世界観は、『うる星やつら』的だなあと思いました。
特に、二重人格者が、多数、市民権を得ているところなどが^^;
また、天空城の地下回廊の存在が『カリオストロの城』を彷彿とさせた。
物語展開の妙も、初期の宮崎アニメのようなうまさを感じた。
最後のクレジットの背景で語られる<ダーク・ケロロ>の「その後」も良かった。
・・・私は、非常に楽しみました^^
昨夜、『バンテージ・ポイント』と言う傑作を観たのだが、満足度では、こちらも負けませんでした。
PS.地下通路の天井を這う小雪のお尻も可愛くて、そのシーンなど、物語上意味なく、ちょっと足を滑らして、水面に飛沫をあげさせるような演出も良かった^^
(2008/03/20)