☆・・・話が、役所広司扮する、家族も職も全うな精神状態も失った男が、別れた妻から乞われて、娘の失踪を探って知った娘の実態・・・、
と知っていたのと、
この娘の視線が、なんとも「淫靡」なことで、絶対に見ねえ・ストレスお仕着せ作品だから・・・などと思っていたのだが、今日(6/27)の朝の気分が「見てみたい」気分だったので赴いた。
この少女(小松奈菜)は何なんだろう。
あまりにもエロい視線だ。
なんかこの物語の中で示される「売春」に代表されるようなカテゴリーと同じ「AKB」の出身の女の子なんだろうか?
しかし、禍々しい淫靡さだなぁ・・・、
などと思っていたら、モデル出身らしい。
私の好みではないので、それ以上調べるつもりはない。
ただ、人生史上、このような女と、たまに対峙しなくてはならないときがあるよね・・・。
さて、観た結果、「娘の本性の衝撃」がメインに据えられておらず、それにメチャクチャにされた周囲の人間それぞれの生活や、そこかしこに立ち現れる暴力の数々のほうが派手で、
やや焦点の搾れない作品になっていて、私はかえって、安心して見れた。
また、「娘の本性の衝撃」だが、わりとおとなしい性格なので、物語では埋没しかかっている。
クライマックスで、無表情ながらも、その所業に嫌だなぁと思っていると、ちゃんと殺されるし(「白夜行」の女のほうがムカつくし・・・、さすが加害ストレス王・東野!)、
この作品には、余りにも多くの死体が転がるのだが、
そのほとんどが、死んで当たり前の野郎なので、そのタイミングの良い暴力描写の数々に、かなりの爽快感がある。
また、不幸の内に死んでしまう人々もいるが、その人物らの、それからの人生の苦悩を考えると、まあ、死んだほうが見ていてスッキリする(←超問題発言)。
この作品の中島監督にしても、三池崇史監督にしても、なーんか、私の中では飽きてきたよ・・・^^;
ただ、時系列が混在モンタージュされていて、そもそもが幻影?・・・、途中から妄想?・・・てな作りは素晴らしかった。
(2014/06/26)