☆・・・ごめんね、忙しくて、長く書けない。
でも、私、今まで、映画館であんなに大声で笑ったことはない・・・^^;
ただ、先ず文句を言いたいのだが、この作品で描かれるSMは、少なくとも、私の考えるSMとは全く違う。
私は、多感な青年期を、「ART SM」や「シネマジック」のAVを見まくった男で、
女子高生とつきあっても、誰とつきあっても、躊躇なく相手を縛るので有名な男なのだが、
この作品の、その序盤で描かれる「殴る蹴る」の暴力をSMと考える流れには納得できない。
でも、海外のSMポルノなどを見ていると、この作品で描かれるような雰囲気があるんだよなぁ。
また、話は、多くの「女王様」に、主人公が容赦なく暴行されるのが序盤なのだが、その初っ端を飾るのは、モデルの冨永愛。
ここで、ちょっとスムーズな展開が阻害される。
何故か?
冨永愛は、モデルとしては文句ないのだろうが、役者としては、…物語上のベーシックとなる「女王様」像としては、ちょいとアヴァンギャルド過ぎるのである。
序盤の流れが、そのミスターレディにも見える冨永の容姿のせいで、なんか本来の方向性とは違う印象を与えて来るのだ。
佐藤江梨子も途中の女王さまで出てきていたので、そちらを最初に出すべきだった。
まあ、トイレの大便器からはみ出たトイレットペーパーの見せ方などは上手かったが。
また、佐藤江梨子女王様の「寿司潰し」シーンだが、他人の反応がなかなか良かった。
しかし、『しんぼる』と言い、松本人志は寿司をネタにするのが好きだなぁ^^
ああ、そうそう、なんだかんだと、私は松本監督作品を全て見てきたが、多少なりとも評価できるのは『大日本人』だけだ。
そして、今作も、『大日本人』的な不可思議な味わいがあった。
それだけで、『地獄でなぜ悪い』よりも数段面白かったのだが、
更に数か所で、凄まじく笑わせられたので(大失笑だが^^)、傑作認定したい。
それは、「丸飲みの女王様」の超絶シュールさであり、
ブリーフ姿で、天井から吊るされる幼い姿の主人公の息子を見たときだ。
また、主人公を放置プレイしつつ、その周りを走り回っていた女王様の不条理性も芸術点だ。
Mの恍惚の顔も、オナニー三昧のオタクの顔みたいで良かった。
それから、これまた、物語が進むにつれて、ショッカー的な組織となり、意味不明のバンデージクラブだが、
これ、私が書いている『まどか☆マギカ』のエロ小説に出てくる国際援助交際組織と似ていて、なんか親近感が湧きました^^:
(2013/09/06)
だからこそ、「そんなに悪くないし、突出したところさえある」として、上記のような感想を書きました^^