☆・・・ああ、これ、大傑作になり得た作品でした。
何が足りなかったのだろう・・・。
タイムトラベル物である。
先ず、登場人物の一人が、自分の奇妙な人生を語っていく。...
こうした、一つの物語の中に、一つの奇矯な人生を取り込むような物語は、深みが感じられて、私は好きである。
その、序盤の回想が長いのだが、その中で、私には、その物語のトリッキーな展開の全てが見通せた。
なかなか複雑なのだが、分かっちゃった。
ネタバレになっちゃうので、具体的に書けなくてすいません。
だが、分かったからといって、面白さは損なわれない。
本筋は、ラブストーリーであったからだ。
切ない恋であった。
切ない人生である。
ヒロインのサラ・スヌークは、ややモサッとしているが、舞台となる60年代から80年代に合ってはいた。
おお! 原作はハインラインだったのか!?
『夏への扉」のアダルト版だな、いや、エロい意味じゃなくて^^;
(2015/03/04)