
☆私は「少年ジャンプ」が大好きで、弟は「ヤングマガジン」が大好きである。
両方とも月曜日に発売だが、私は、両誌とも土曜日に手に入れられる。
たまに、弟が私にヤンマガの購入を頼んでくる。
土曜日に両誌を買うと、私もヤンマガをパラ見する。
『カイジ』も、この『彼岸島』も、その作品の雰囲気は分かっているが、それほど詳しいわけではない。
先ごろ映画化された『カイジ』だが、そのマンガ作品はそれ自体で完成の域に達していると印象を受けていたが、
対して、『彼岸島』のマンガは、先行類似作のバッタもんのようにしか感じられなかった。
が、連載は長期化され、こうして映画化までされるようになるとは、感心するしかない。
・・・『デスノート』や『20世紀少年』、『カイジ』と、なかなか堂々と、ケレン味溢れたマンガ作品が映画化される時代になってきたので、この『彼岸島』にも期待して、私は映画館に赴いた。
◇
<ワーナーマイカル日の出>の、昨夜、21:50の回に滑り込んだのだが、チケットカウンターでは、いつもの、マネージャーのような「平安顔の巨乳さん」が発券してくれたので嬉しかった。
そうです、ポイントカードをカウンターに忘れて、貴女に持ってきてもらった男が私です、ジュテ~ム!!(←バカ)
◇
面白かった。
監督が韓国の人のようで、日本人の感覚とはちょいとズレた、韓国人風のステロタイプの、恐怖の<彼岸島ツアー御一行>のメンバーが、ちょいと新鮮で良かった。
一昔前のツッパリのようなケンちゃん、寝癖デブ、マッシュルームカットのポンちゃん、何か変な髪のセット具合の○○君(名前忘れた)・・・、全部、キムチ風のメイクである^^;
非現実的な話なので、ちょいと日本とは違う異世界の住人的で良いと思います。
ただ、ヒロインのユキちゃんを演じる瀧本美織って娘はちんまくて可愛かった。
私は、「トキメキ短髪元気美少女、負けず嫌いの少年系」を好みとしているので、その理想に合っている瀧本美織をずっと目で追ってしまったよ^^
ただ、せっかく、冒頭に弓道シーンがあるのに、吸血鬼との戦いでそれを全く活かさなかったのは設定倒れで勿体ない。
しかし、韓国に限らず、香港や中国の監督ってのは、相手が女優だろうが、派手にアクションさせるよなぁ。
ユキちゃんも、ドロだらけ、傷だらけ、ぶら下げられたりしていた。
髪の毛なんて、「爆発コント」みたいになっていたよ^^;
でも、私は熱心な愛読者じゃないので記憶が定かじゃないが、原作では、ユキちゃんは、全裸にされて、拘束椅子(byドグマ)に座らされて、なんか吸血されるようなシーンがあったと思う。
瀧本美織ちゃんで、あのシーンを再現したら、私は、この韓国人監督を「ネ申」だと崇めたのに^^;
・・・で、原作は、連載の長期化に伴い、ドンドン設定が追加されたが、この作品では、その伏線が、物語の前半でちゃんと張られていたのが良かった(オニやコウモリみたいな吸血鬼など)。
また、原作の当初は、「拘束椅子」のようなSMチックなエロ描写も多くあった。
だが、この作品では、それが「猟奇的」な内容に変わっていた。
その「猟奇さ」と言うのが、旧日本軍の行いとして、中国や韓国が喧伝しているデマと似通っていたのが、少し腹が立った。
韓国人が監督なので、私は殊更に、そこに注目してしまっているのだろうか?
だが、日本人と言うのは、基本的に、「猟奇さ」のない民族である。
だから、たまにとんでもない事件が起こると話題になるのだ。
虐殺の歴史もない。
対して、中国などは、歴史の動乱には数10万単位の虐殺がつきものである。
飢饉のときには、人肉喰いが当然の文化としてあるのが中国である。
だから、自分らの「猟奇性」を、妄想で旧日本軍に当て嵌めたりするのである。
◇
話が逸れた。
さて、主人公の兄弟だが、とても良かったと思う。
荒唐無稽の話だが、私は、主人公の兄や、対吸血鬼レジスタンスのリーダー<師匠>らのいでたちが実にキャラ立ちしているので、「仮面ライダー」などのヒーロー物として見ることにしたら、俄然おもしろくなってきた。
敵の首領の「雅」などは、白塗りで、著しくリアリティを欠くと思われたが、山本耕史がノリノリで演じていたので、実に良かった。
空飛ぶ吸血鬼(『デビルマン』のシレーヌ風)や改造吸血鬼なども、ヒーロー物の敵役として申し分ない。
実験を繰り返す博士風の吸血鬼もいる。
・・・が、邪鬼(オニ)のデザインだけはよろしくない。
原作者の絵柄は、けしてうまくないが、人体の変形としての各種クリーチャーには、妙な不気味さがあった。
邪鬼(オニ)も、異形ながらも、人間の体が変形したかのような気持ち悪さがあった。
だが、この作品では「エイリアン」風で、原作の味を殺していた。
◇
まあ、物語の時間のタームを大幅に短くしたり(二泊三日)、そのために主人公の戦士としての成長をお手軽にしたりと不満もあるが、私はおおむね楽しんだ。
しかし、ことが済んだ後、師匠に「後は任せてくれ」と言われ、主人公一行は彼岸島を去って、めでたしめでたしのエンディングとなるのだが、私は「それでいいんか?」と思ってしまった^^;
(2009/01/10)
両方とも月曜日に発売だが、私は、両誌とも土曜日に手に入れられる。
たまに、弟が私にヤンマガの購入を頼んでくる。
土曜日に両誌を買うと、私もヤンマガをパラ見する。
『カイジ』も、この『彼岸島』も、その作品の雰囲気は分かっているが、それほど詳しいわけではない。
先ごろ映画化された『カイジ』だが、そのマンガ作品はそれ自体で完成の域に達していると印象を受けていたが、
対して、『彼岸島』のマンガは、先行類似作のバッタもんのようにしか感じられなかった。
が、連載は長期化され、こうして映画化までされるようになるとは、感心するしかない。
・・・『デスノート』や『20世紀少年』、『カイジ』と、なかなか堂々と、ケレン味溢れたマンガ作品が映画化される時代になってきたので、この『彼岸島』にも期待して、私は映画館に赴いた。
◇
<ワーナーマイカル日の出>の、昨夜、21:50の回に滑り込んだのだが、チケットカウンターでは、いつもの、マネージャーのような「平安顔の巨乳さん」が発券してくれたので嬉しかった。
そうです、ポイントカードをカウンターに忘れて、貴女に持ってきてもらった男が私です、ジュテ~ム!!(←バカ)
◇
面白かった。
監督が韓国の人のようで、日本人の感覚とはちょいとズレた、韓国人風のステロタイプの、恐怖の<彼岸島ツアー御一行>のメンバーが、ちょいと新鮮で良かった。
一昔前のツッパリのようなケンちゃん、寝癖デブ、マッシュルームカットのポンちゃん、何か変な髪のセット具合の○○君(名前忘れた)・・・、全部、キムチ風のメイクである^^;
非現実的な話なので、ちょいと日本とは違う異世界の住人的で良いと思います。
ただ、ヒロインのユキちゃんを演じる瀧本美織って娘はちんまくて可愛かった。
私は、「トキメキ短髪元気美少女、負けず嫌いの少年系」を好みとしているので、その理想に合っている瀧本美織をずっと目で追ってしまったよ^^
ただ、せっかく、冒頭に弓道シーンがあるのに、吸血鬼との戦いでそれを全く活かさなかったのは設定倒れで勿体ない。
しかし、韓国に限らず、香港や中国の監督ってのは、相手が女優だろうが、派手にアクションさせるよなぁ。
ユキちゃんも、ドロだらけ、傷だらけ、ぶら下げられたりしていた。
髪の毛なんて、「爆発コント」みたいになっていたよ^^;
でも、私は熱心な愛読者じゃないので記憶が定かじゃないが、原作では、ユキちゃんは、全裸にされて、拘束椅子(byドグマ)に座らされて、なんか吸血されるようなシーンがあったと思う。
瀧本美織ちゃんで、あのシーンを再現したら、私は、この韓国人監督を「ネ申」だと崇めたのに^^;
・・・で、原作は、連載の長期化に伴い、ドンドン設定が追加されたが、この作品では、その伏線が、物語の前半でちゃんと張られていたのが良かった(オニやコウモリみたいな吸血鬼など)。
また、原作の当初は、「拘束椅子」のようなSMチックなエロ描写も多くあった。
だが、この作品では、それが「猟奇的」な内容に変わっていた。
その「猟奇さ」と言うのが、旧日本軍の行いとして、中国や韓国が喧伝しているデマと似通っていたのが、少し腹が立った。
韓国人が監督なので、私は殊更に、そこに注目してしまっているのだろうか?
だが、日本人と言うのは、基本的に、「猟奇さ」のない民族である。
だから、たまにとんでもない事件が起こると話題になるのだ。
虐殺の歴史もない。
対して、中国などは、歴史の動乱には数10万単位の虐殺がつきものである。
飢饉のときには、人肉喰いが当然の文化としてあるのが中国である。
だから、自分らの「猟奇性」を、妄想で旧日本軍に当て嵌めたりするのである。
◇
話が逸れた。
さて、主人公の兄弟だが、とても良かったと思う。
荒唐無稽の話だが、私は、主人公の兄や、対吸血鬼レジスタンスのリーダー<師匠>らのいでたちが実にキャラ立ちしているので、「仮面ライダー」などのヒーロー物として見ることにしたら、俄然おもしろくなってきた。
敵の首領の「雅」などは、白塗りで、著しくリアリティを欠くと思われたが、山本耕史がノリノリで演じていたので、実に良かった。
空飛ぶ吸血鬼(『デビルマン』のシレーヌ風)や改造吸血鬼なども、ヒーロー物の敵役として申し分ない。
実験を繰り返す博士風の吸血鬼もいる。
・・・が、邪鬼(オニ)のデザインだけはよろしくない。
原作者の絵柄は、けしてうまくないが、人体の変形としての各種クリーチャーには、妙な不気味さがあった。
邪鬼(オニ)も、異形ながらも、人間の体が変形したかのような気持ち悪さがあった。
だが、この作品では「エイリアン」風で、原作の味を殺していた。
◇
まあ、物語の時間のタームを大幅に短くしたり(二泊三日)、そのために主人公の戦士としての成長をお手軽にしたりと不満もあるが、私はおおむね楽しんだ。
しかし、ことが済んだ後、師匠に「後は任せてくれ」と言われ、主人公一行は彼岸島を去って、めでたしめでたしのエンディングとなるのだが、私は「それでいいんか?」と思ってしまった^^;
(2009/01/10)
私は原作をずっと読んできたものとして、なんとも納得いかない作品になったなと思っているのですが、全て無理に完結させようとしたからだと思うのです。
別に今も連載が続いているのに。ある部分だけ抜き出して丁寧に描けばもうちょっと違ったものになったと思いました。^^;
それでも毎週読んでしまうのが、彼岸島クオリティなんだよなぁ…
ただ、連載中の作品の映像化ってのは、本来、それで完結させるものですから、続編が決まっていない状況ならば、彼岸島から出て終わるのは当然のような気がするのです。
まあ、『ガメラ3』のような終わり方をしても良いと思いますが。
あれだけの惨事が起こったのに、警察に言わないで良いのかよ、と思ったのです^^;
私は、師匠が、なんで鎖につながれているのか知りたいのですが。
後、マンガをパラ見していて、師匠がお面だったとは思ってませんでした。
ああいう顔なのかと^^;
『カイジ』も見る価値ありでしたし。
「ア~・・・・・・」
亡者の呻き・・・。
『ラララ~~』と歌ってるって勘違いしたのは貴方だ…
や やべェーーっ
け けんちゃんっっ!
あ あったェ 明っっ