映画『ナチス第三の男』本予告
☆・・・見始めて、10分くらいで、デジャブに襲われた。
あれ? 俺、この話を知ってるぞ。
も、もしかして、俺は、この実話の中の、と、登場人物ッ!? ぜ、前世の、き、記憶だとでもッ!?(>_<)
ならば、きつい。
登場人物の誰もが辛い状況にある。
などと考えていたら、思い出した。
数年前に観た、『ハイドリヒを撃て 「ナチの野獣」暗殺作戦』と同じ歴史上のエピソードを題材にしていたのだ。
多分、「赤穂浪士」みたいに、何度も映画化されているのだろう。
では、何作も作られているだろうハイドリヒ暗殺計画を題材にした、少なくとも私の観た2作品だが、どちらが出来が良かったか、である。
甲乙つけ難い。
ただ、「ハイドリヒを撃て」の方がサスペンス・アクションと娯楽性が高かったか。
「ナチス第三の男」のほうは、二部構成、
ハイドリヒが、多くの血を流し権力に登りつめる過程と、
半ばから一転し、暗殺者たちがハイドリヒを狙う計画の様子を描く。
その転調の是非で、作品の評価が別れるだろう。
ただ、両作品とも、暗殺が済んで終わりではない。
その後、悲劇が続く。
歴史とは必ずしもキリよくドラマチックには終わらない。
残尿感のような事後処理が存在する。
(2019/02/02)