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井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

帰路・パリャンへ 2

2006-10-03 20:37:23 | カイラス巡礼・旅行記

 昼食は往路でも休んだテント造りのお店のある場所です。
しきりにヴィジュヌーがヌードルが食べたいと誘います。
どうやら、ゲリーが昨日食べたヌードルが美味しかったと
しきりに話したようです。

ゲリーも誘って3人でテントの中へ入ります。
ヴィジュヌーはベジタリアンですのでスープに牛肉を
使っていないものを選びます。

この店では、インスタントラーメンが2元、カップ麺が6元です。
私はカップ麺を食べましたが、辛いのを我慢すればやはり美味しいですね。
ビジュヌーも満足したようです。

 17:00分、パリャンに着きます。
パリャンでは、来るときに泊まった徳吉旅館へ行きますが、
どうやら先客で一杯のようです。
そのあともう一軒の宿へ行きますがここも一杯のようです。
パリャンの小さな町を20台ほどの車両が土埃をあげて走り回ります。

宿が決まらないので中心街のお店のある通りで待機します。
この間、あちらこちら宿を探しているようです。

 ランクルの窓から外を見ていると子供達が歓声を上げながら
通りを走って遊んでいます。
その子供達の写真を撮っている二人の男がいます。
日本人かな?と思ってみていると、その男達がチベタン風の
服装をしている子供達だけの写真を取り出します。

写真に入ってこようとする普通の服装の子供達を叱りつけ、
離れるように言っています。
そしてチベタン風の子供達の手を引いてお寺の方へ歩いていきます。

どうやら、お寺の前でこの子達の写真を写そうとしているようです。
この光景を見ていると無性に腹が立ってきました。
それは、子供達を区別していることに対するものです。
まるで自分たちの自由になるモデルとでも思っているような
振る舞いにです。

こんな方法で写した写真をどんな場で発表するつもりなのでしょうか?
ランクルの窓を開けていなかったので、彼らの言葉を聞いてません。
ですから、日本人か中国人かは分かりませんが、
いづれにしても、子供の写真を写すならもっと自然に写してほしいものです。

 こんな強引な方法で子供達を差別するような方法で写してほしくありません。
子供達は何かもらえるかと思い何も言わずに従っているようです。
そんな姿を見るのも悲しいです。
持てる者の傲慢さを見せつけられたような気がします。

 無事に宿も決まって移動します。
今晩の宿は、狭くて暗くて息苦しい感じがします。
それに寒いのです。

今晩は、ペットボトルにお湯をもらって湯たんぽ代わりにして
寝ることにします。

 私は水筒代わりに1リットルのペットボトルを持ってきました。
この大きさが湯たんぽ代わりにするにはちょうど良い大きさです。
こちらに来て分かったのですが、チベットで売っているミネラルウォーター
などのペットボトルは日本製に較べて材質が薄くペコペコなのです。
それに較べると日本製はちょっと押したくらいでは潰れません。
ですから安心して使えます。

このペットボトルに靴下をかぶせるとやけどの心配もありません。
これで、今晩も暖かく寝ることが出来ます。