井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

帰路・ニャラムへ 1

2006-10-07 20:37:52 | カイラス巡礼・旅行記
 6月17日

 昨晩は気持ちよく寝られました。
でも外へ出ると寒いです。
この朝の寒さの中をサリー姿で歩くインド人のおばさま達の
皮膚感覚はどうなっているのでしょうか?

さすがサリー姿が決まっています。
帰り道ですので、この頃のおばさま達は、大分余裕が出てきています。


この二人はアメリカから来ているようですが、左側の人は「教授」と
いわれていました。そして右側にいる体の大きな人は召使いのように
「教授」の面倒を見ていました。

 いつもの朝食を取って9:20分、サガを出発します。
サガの中心街を抜けて来るときに泊まった宿の前を通り
街はずれに来ます。
後続のランクルが来ないのですが、
ウェイさんはドンドン走っていきます。

ヤルンツアンポ河の手前でランクルが止まります。
前を走っていた1台が止まって運転手さんが手に何かを持って
川岸へ降りていきます。
手にしていたものを川岸に供えお祈りを始めました。
このお祈りにどういう意味があるのか分かりませんが、
お祈りをしている運転手さんは一人だけでしたので、
この河で事故にあった人のためにお祈りをしたのでしょうか?
この間、私達のランクルも止まったままでした。

 川岸に2隻の黄色い船が陸揚げされています。
この船が橋が出来るまで渡しに使っていた船のようです。
それほど大きな船ではありません。
船の長さも10メートルあるかどうかという船です。
こんな船でこの河の渡しをしていたのです。

いったいランクルを1台渡すのにどれほど時間が掛かったのでしょう?
それが今ではあっという間に川を渡ってしまいます。
エコトレックのHPによるとこのツァーでは、
この河は渡し舟で渡るように書かれていましたので、
この橋が出来たのは最近のようです。