10月27日 高度順応のためナムチェに滞在
今日は高度順応のためナムチェで1日過ごします。
ナムチェ自体の高度は3,450mありますので高山病の症状が出てもおかしくないのです。
しかし、一晩過ごしましたが特に高山病の症状は出ていません。
宿の窓からナムチェの町が見えます。
朝はこの山(タムセルク6,623m)の向こうから太陽が登るので、町全体がまだ眠っています。
その山に陽が差してきます。
この時間はほんの数分でどんどん明るさが増してきます。
その差し込む日差しが山に活力を与えているようです。
今日はノンビリと散歩を楽しむことにしました。
ガイドのパサンは、私を案内する風でもないので、一人で散歩してくると言い残して出掛けます。
ホテルの直ぐ前にチベット仏教のお寺があります。
真っ白な山は、ナムチェの西側に聳える山です。
宿の玄関前で香を焚いています。
このお香は杉の枝先を焚いているようです。
モウモウと煙が上がります。
ホテル前の階段をトレッカーが登ってきます。
その中に日本人の団体がいました。
皆さん70歳は越えているような人達でした。
シャンボチェの丘に行くといっています。
少し間をおいて私も階段を登ります。
そして、ナムチェの町を見下ろすようにトラバースする道を歩きます。
町外れに来ると大きなマニ石があります。
ここを真っ直ぐ歩くとエベレスト街道のようで、丘を登るとシャンボチェのようですが標識がありません。
取り敢えず、真っ直ぐ歩くことにしました。
道は山肌を水平に真っ直ぐ伸びています。
その先にストゥーパが見えます。
左手にちょこんと顔を覗かせているのがエベレストです。
途中の草原に薄い青色の花が咲いています。
直射日光がきついせいでしょうか?随分、色あせた感じです。
後ろを振り返るとナムチェの西側の山が真っ白に輝いています。
前にはエベレストとアマダブラム、後ろには真っ白に輝く山。
1時間半ほど歩いたところから引き返します。
そして、町のはずれにあるマニ石のところからシャンボチェの丘に向かって登ります。
40分ほど頑張って登ると平坦になってきます。
そこには飛行場があります。
ヘリコプターが何回か飛んできて着陸しています。
ホテルエベレスト・ビューを探しましたが見あたりません。
近くの丘に登ると遙か向こうの松林の中にそれらしい建物が見えました。
谷を一つ越えなければなりませんので、ここで帰ることにしました。
宿に帰ってから昼食を食べると昼寝をします。
ナムチェまで慌ただしく歩いてきましたのでここで少しペースダウンです。
夕方は日の沈んだナムチェの町を夕日に輝く真っ白な山が見下ろしています。
なかなかいい光景です。
高度順応も順調のようなので一安心です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
シャンボチェの丘に建つホテルエベレスト・ビューは宮原巍(みやはらたかし)
さんが日本人から出資を募り建てたものです。
この建築に掛かる苦労話は「ヒマラヤの灯」文藝春秋社発行の本に詳しく
書かれています。
私は日本に帰ってきてからこの本を読んでいるところです。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
ヒラリー卿にこのホテル建設を反対されたなどという話しも出てきます。
今日は高度順応のためナムチェで1日過ごします。
ナムチェ自体の高度は3,450mありますので高山病の症状が出てもおかしくないのです。
しかし、一晩過ごしましたが特に高山病の症状は出ていません。
宿の窓からナムチェの町が見えます。
朝はこの山(タムセルク6,623m)の向こうから太陽が登るので、町全体がまだ眠っています。
その山に陽が差してきます。
この時間はほんの数分でどんどん明るさが増してきます。
その差し込む日差しが山に活力を与えているようです。
今日はノンビリと散歩を楽しむことにしました。
ガイドのパサンは、私を案内する風でもないので、一人で散歩してくると言い残して出掛けます。
ホテルの直ぐ前にチベット仏教のお寺があります。
真っ白な山は、ナムチェの西側に聳える山です。
宿の玄関前で香を焚いています。
このお香は杉の枝先を焚いているようです。
モウモウと煙が上がります。
ホテル前の階段をトレッカーが登ってきます。
その中に日本人の団体がいました。
皆さん70歳は越えているような人達でした。
シャンボチェの丘に行くといっています。
少し間をおいて私も階段を登ります。
そして、ナムチェの町を見下ろすようにトラバースする道を歩きます。
町外れに来ると大きなマニ石があります。
ここを真っ直ぐ歩くとエベレスト街道のようで、丘を登るとシャンボチェのようですが標識がありません。
取り敢えず、真っ直ぐ歩くことにしました。
道は山肌を水平に真っ直ぐ伸びています。
その先にストゥーパが見えます。
左手にちょこんと顔を覗かせているのがエベレストです。
途中の草原に薄い青色の花が咲いています。
直射日光がきついせいでしょうか?随分、色あせた感じです。
後ろを振り返るとナムチェの西側の山が真っ白に輝いています。
前にはエベレストとアマダブラム、後ろには真っ白に輝く山。
1時間半ほど歩いたところから引き返します。
そして、町のはずれにあるマニ石のところからシャンボチェの丘に向かって登ります。
40分ほど頑張って登ると平坦になってきます。
そこには飛行場があります。
ヘリコプターが何回か飛んできて着陸しています。
ホテルエベレスト・ビューを探しましたが見あたりません。
近くの丘に登ると遙か向こうの松林の中にそれらしい建物が見えました。
谷を一つ越えなければなりませんので、ここで帰ることにしました。
宿に帰ってから昼食を食べると昼寝をします。
ナムチェまで慌ただしく歩いてきましたのでここで少しペースダウンです。
夕方は日の沈んだナムチェの町を夕日に輝く真っ白な山が見下ろしています。
なかなかいい光景です。
高度順応も順調のようなので一安心です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
シャンボチェの丘に建つホテルエベレスト・ビューは宮原巍(みやはらたかし)
さんが日本人から出資を募り建てたものです。
この建築に掛かる苦労話は「ヒマラヤの灯」文藝春秋社発行の本に詳しく
書かれています。
私は日本に帰ってきてからこの本を読んでいるところです。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
ヒラリー卿にこのホテル建設を反対されたなどという話しも出てきます。
双耳峰はタムセルクで、逆側のがコンデ・リだと思います。
私たちはシャンボチェの丘にいくのも息たえだえと言う感じでしたが、MIKOさんは余裕でしたか?
いったい前回行ったネパールの高度順応がどの程度次回にも活かされるのか、気になるところです。
この山は6,623mあるようです。
シャンボチェの丘を登るのはそれなりに苦しかったです。でも、息が切れることはありませんでした。
前回のトレッキングは3年前になります。
この時は、トロンパス(5、400m)を越えました。
1番最初のチベットでは3,500メートルを超えた2日目に高山病の症状が出ました。
それは、動悸が激しく立っていられませんでした。
ベットに寝ていても脈拍が120ほどあり、この動悸が5~6時間続いたでしょうか。
それに較べると、3年前のアンナプルナでも今回のトレッキングでもこのような症状は皆無です。
ですから2~3年おきに高度の高い場所へ行っているとある程度の順応能力が残っているように感じます。
みいちゃんは、前回のトレッキングでは、どこまで歩いたのでしたか?
その1年半前に3900mまで。
そのおかげか日本の山では高山病というほどの症状にはなってません。空気が乾いているせいで頭痛がする程度です。
夜光虫さんや他のメンバーよりは高度には強そうなんですけどね。
維持するために年に1度は富士山に登ろうと思ってます。
日本山岳会の報告では、高山病は2千5百メートルくらいで発症する可能性があると言っています。
でも、この高度では軽い頭痛も風邪の前兆としてとらえられたりして高山病と診断されることはないようです。
ですから、北アルプスなどの3千メートル級に登るだけでも効果があるのではないかと思っています。
こうやって考えるとヨーロッパの人達は4千メートル級のアルプスにロープウェイなどで登って歩ける環境があり、だから高度でも私達より強い人が多いと思います。
北海道は一番高い旭岳が2千3百メートルないのですから、このハンディは大きいですね。