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最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ホロヴィッツのバラード

2010年10月10日 00時44分22秒 | ショパン
三連休です。この三連休は家に籠もるつもりであります。家でパ・リーグのCSを観戦しなければなりません。今日(実はもう日付がかわりました)は初戦でした。成瀬と涌井の対戦。1時からしっかり見てました。中村のHRで先制されましたが、8回表に西岡のHRで同点。しかし、その裏、ライオンズに4点取られました。これはあかんわ、と思い、観るのをやめました。30分ほどしてパソコンで経過を見たら、なんと同点になっているじゃありませんか。急いでテレビをつけ、観戦を再開しました。結局、11回に福浦のHRが出てなんとか勝ちました。いい試合でしたね。でも、9回表の4点取って同点に追い上げたところを見れませんでした。一番いいところだったのにね。なんとも残念であります。

そのあと、娘がフィギュア・スケートのビデオを見てました。浅田真央が白いドレスで、颯爽と滑っていました。そのときのバックに、ショパンのバラードの第1番が流れていました。バラード、ほんとに久しぶりに聴きました。そんなわけで、今回はショパンのバラード第1番ト短調作品23であります。

この曲、わずか8分あまりの曲なんですが、ショパンのよさが満載の曲であります。今回の演奏は、ウラディミール・ホロヴィッツ。1947年5月19日、ニューヨークのタウン・ホールでの録音です。ホロヴィッツには、どれほどのショパンの演奏の録音があるのか、よくわかりません。どうも、ショパンの曲を体系だって録音するような人ではなかったんでしょうね。このバラードもどうせなら、4曲集めて録音してほしかったんですよね。ノクターンも全曲、ワルツも、スケルツォも、ポロネーズもね。弾きたい曲を弾きたいときに弾いて、録音する、って感じでしょうか。このCDも、ショパンの名演集であって、CD2枚に25曲のいろんな作品を弾いています。194年から1957年の録音。モノラルです。RCAにホロヴィッツが残した録音です。

ホロヴィッツのピアノは、なんといってもその切れ味の鋭さを感じます。また、そのテクニックも凄まじい。難易度の高い箇所でも、一音一音には一点の曇りもないし、ひとかけらの揺るぎもありません。なんともすごいピアノです。ホロヴィッツを聴くと、他のピアニストの演奏が、まるでゆるく聞こえてしまうのでした。このバラード第1番、全体的にダイナミック、かつ繊細な仕上がりになっています。弱音のところは、たいそう優しいピアノ。叙情的なところもその風景が見えるように展開される。後半においては、力強いピアノに華やかさも加わって、一層大胆で華麗な演奏が聴けます。古い録音ということもあって、ノイズが少々耳につきます。鮮明なステレオ録音だったら、より鋭利な演奏になったことでしょうねえ。
(RCA BVCC-8969/70 1997年)

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