天満宮は夏祭り、孫たち4人の子守りをしていた頃は、抱っこして獅子舞にr頭を噛んでもらっていたのに、それがなくて寂しい。
いえ、それは孫たちの元気な成長の姿であると言うこと。
おひねりを包み、玄関に入ってお祓いをしてもらう。
太鼓や子どもたちの掛け声を聞いていると、7年前の今日のことが思い出される。
この時間、おなかの異常で次女から電話、緊急入院、胎盤早期剥離、かかりつけの病院は子供ばかりか母親も助けられないと決断。
厚生年金病院へ連絡してくれ、血の気のひいた次女に看護師さん2人が付き添い酸素吸入、心音を聞きながら救急車で搬送された。
帝王切開をするべき妊産婦の手術が伸びていて、準備が出来ていたところへ運ばれた幸運。
間もなく手術が始まり、なつめが生まれたことを知らされた。
生まれたのは1時56分だったが、知らされたのは40分後。
それだけ多くの先生や看護師さんたちが関わって下さって2人の命を一生懸命に助けようと力を尽くして下さったのである。
なつめを見たのは、ICUではだかの身体に何本ものチューブをつけ保育器にはいった姿、自分で呼吸もできず泣きもしないし、身動きもせず。
今後の成長の中で、異常があるかも知れない事は否めないとはっきり言われた。
もう30分遅ければ、母子ともに助からなかったと知らされた。 かかりつけの先生の判断が遅ければ・・、命の恩人ですよとも。
そんな奇跡の出産である。
25日、我が家に神輿が回ってくる時刻、当時が甦り私は胸がいっぱいになり、目がしらがあつくなる。
神輿が通り過ぎて、小学校のプールに行っているなつめを迎えに行った。
もともと色黒な方だが、泳ぎに行ったりでいっそう真っ黒、まぁでも夏は日焼けしたと言うことでごまかせられるし、元気そうでいい。
我が家へ来ると必ず、「ばぁば、コピー用紙ちょうだい」 色鉛筆の束をもって絵や手紙を書く、それが習慣になっている。
明るい、笑っている顔の絵、手紙も色々な人へ書いている。 手紙と言うのは、相手を思えばこその表れである。
大切な思いやりの心、豊かな心。 そうだ、大勢の人の祈りや思いをもらって生まれた子である、色々な人へ書く手紙は、
ひょっとしたら、ありがとうの気持ちかも知れない、まだ分からないだろうけれど。
なつめがお昼寝をしているとき、お祭りのバラ寿司を作った。 来られない息子のところへは、夕方重箱で届けた。
愛ちゃんやひろとがお祝いのお手紙を書いてくれていた。
「なっちゃん、酢めしをうちわであおいであげるからね」そう言っていたのに、プールで疲れたのだろう起きなかった。
長女が昨夜から作ってくれた飾り。 後は、なつめの家に飾られるだろう。
誕生日プレゼントはみんなで、前より大きめのそして可愛いピンク色の自転車である。
昨年はみんなで天神祭の花火を見に行ったが、次女は仕事だったし今年はTVで見た花火。
孫たち2人の待ち遠しいケーキは、サーティーワンのスティッチのアイスクリーム・ケーキ。
生まれてきた奇跡を思うと、元気でいてくれるだけでも充分なのに、つい期待して頑張って・・と言うことがある。
みんなで天満宮へお参りをする。
なつめとかんた、獅子に頭をガブって噛んでもらった。 厄払いで無病息災、良い子になりますように・・。
7月25日はことのほか思い深く、しみじみと命の尊さを思いながら、新たな感謝の日・・長い1日である。