３月の声を聞くと、決まったように口をついてでる。 
どこかで春が 生まれてる どこかで水が流れ出す
どこかでひばりが鳴いている どこかで芽の出る音がする
山の三月 そよ風吹いて どこかで春が 生まれてる （著作権切）
山の三月と言うのを 花の三月と変えて歌ってしまう時がある、よく。
花色の少ない冬から 芽吹き花咲く春色を、じっと待っていたんだと言う、そんな気持ちの現れかな。
膚で耳で・・風や音や香りの中に、心が躍るほどに感じながらやってくる春三月。
しかし状況はいつもと違う。 梅の花さえ ３週間遅れていると言う。
それは何なんだろう 何を教えているのだろう。
昨年から続く厳しさを まだまだ共有しなければいけないと言う、そんな天の采配なのだろうか。
屋上でゆいちゃんと洗濯ものを干していた時に 「決まったか？」 久しぶりにお隣の奥さんが声をかけた。
「ううん、あかんかったのよ、だからもう１年」 「大変じゃのう」 「幸せなことじゃねって母に言われました」
本当なら 寂しくなるなぁとか、次に何をしようかとか、そんな気持ちで過ごしているだろう。
（まだ２歳だもの、身内がいいに決まってる） そう思うと、とても楽になった。
気負わないで・・喜んで・・楽しんで、子守しよ！
