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ジャズ/ピアノ/クラシックメモ2(2024)

2024-06-28 20:31:46 | 洋楽メモ
ジャズ/ピアノ/クラシックメモ2(2024)


◆Kamasi Washington - Fearless Movement

ジャズ
ジャズファンだけに留まらず
ロックファンやヒップホップファンからも高い支持を得ている
アメリカのサックス奏者「Kamasi Washington」の新作。
本人は今作を「ダンスアルバム」と表現しているようですが、
文字通りの意味ではないようで、
「ダンスは動きであり、表現であり、ある意味、音楽と同じである。
つまり身体を通して自分の精神を表現するということ。
このアルバムはその点を追求している」との事で、
ジャズ作品でありながらジャズを超越している感があって、
「Kamasi Washington」のサックスの演奏は
変幻自在でスピリチュアルでスリリングでエキサイティングでエモーショナルで豊潤で最高ですし、
いつも以上に曲がバラエティ豊かで多彩でディープで
興味深い作品なのは間違いないのですが、
ぶっちゃけラップ曲は微妙な所多いですし、
演奏で気になる部分も多いのもあり、
個人的にはゲストの人選(使い方)に疑問が残りますし、
元々曲が無駄に長く感じる事がありましたが
これまでの作品と比べると更にそう感じるというか
全体的に散漫な印象を受けますし、
曲によってクオリティに大きく差があるので
現時点ではこれまでの作品…特に「Epic」と比べると微妙かな…
ただいくつかピックアップして聞く分には良作ですし、
その辺のジャズ作品よりはよっぽど良いように、
こっちが過度な期待していたのもあるとは思うので、
もう少し聞いてみようとは思ってます。





◆Wadada Leo Smith / Amina Claudine Myers

ジャズ
主に前衛派ジャズとフリー・インプロヴィゼーションの分野で活躍している
アメリカ人のトランペッター/作曲家のフリージャズ大家「Wadada Leo Smith」と
NEAジャズマスターである「Amina Claudine Myers」のコラボ作。
スピリチュアルでエモーショナルで深遠!
自由で雄大で大地の息吹を感じると同時にディープでスピリチュアルで深遠で、
トランペットとピアノだけとは思えない圧倒的なまでのスケール感と深みがあるし、
ブルースからゴスペル、ポップス、ファンク、ジャズなどなど
いろんな音楽を包括している感じがあって深みが半端無い!
元々「Wadada Leo Smith」の1978年に出した「Divine Love」は
現代のジャズの哲人こと「Vijay Iyer」から
「全ての時代を通して最高の録音作の一つ」に挙げられていますし、
2012年作「Ten Freedom Summers」で
2013年のピューリッツァー賞音楽部門におけるファイナリスト3人のうちの1人となったりするなどなど、
一般からと言うより玄人筋からの評価が高い人ですが、
今作は聞き易くて分かり易い部類だと思いますし、
円熟味に溢れる演奏が聞ける別格で格別の作品かと。名作!
なおアルバムの最後を飾る美しいオマージュ2曲は
それぞれAlbert AylerとJohn Lennonに捧げられたもので、
音色の核心には平和への暗示があるとの事です。




◆Anna Webber - Shimmer Wince

アヴァンギャルド/ジャズ/プログレ
カナダのサックス&フルート奏者。
前作もかなりマニアックでコアな作品でしたが、
今作はその路線を更に押し進めた感があって、
ますますプログレ色が増している感…というか、
所々「King Crimson」に聞こえますし、
テクニカルで複雑で難解で変態で実によいよいw
ジャズ好きよりプログレ好きにオススメ。



◆Brad Mehldau - Between Bach (Mehldau) | Fugue No. 20 in A Minor (Bach)(Official Audio)

ピアノ/ジャズ/クラシック
アメリカ人のジャズピアニスト「Brad Mehldau」による
バッハの独自解釈作品第二弾。
元々いろんな曲を独自の解釈を施して演奏しているのですが、
時に独自の解釈が強過ぎて原型を破壊してしまう感もあるような人なんで、
いつも賛否両論出るんですが、
今作もクラシック好きであればあるほど不満が出そうw
でも彼が好きな人なら気に入るでしょうし、
ジャズピアノが好きな人ならそれなりに面白く感じるかと。
なお個人的に彼の「Radiohead」の独自解釈は好きです。




◆Lo.Flynn


ピアノ
ピアニスト/コンポーザー
聞いていて情景が浮かぶようなメロディアスな曲に
繊細でメロウな演奏でエモくてよいよい。
ジムノペティに通じる感じがあるのもよいよい。

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