今年も小さな小さなすみれたちの季節がやってきました。
それはとっても小さくて
こんなに小さくて
気付かないほど小さいはずなのに
なぜか目に飛び込んでくる。
こんにちわ、春よ
そんなふうにささやいてくる。
だからそっとしゃがみこんで話してみる。
ハートの形の葉がかわいいのね
抜かずにそっとしといて良かったわ
バラの足元に暮らしているスミレは
ドーナツ型に子供を増やして
真ん中の親はワサビの茎のようになって
親はもう咲かないけれど
無数の子供たちが今年咲いてくれる。
こうして命を繋いでいくんだね。。
この子は咲くととても美しい淡い斑点のある子。
半日陰?それとも日陰?そのくらい日の差さない場所で
大きく明るく咲くのは
叡山すみれか肥後すみれか…葉の形で判別するらしいけれど
それがなかなか難しい。
どちらにしても園芸種、大きめの目立つ花と
普通のスミレじゃなさそうな葉が楽しい。
裏通路のアセビやバラに囲まれた足元で咲いている。
この子も種を飛ばして少しづつ増えている。
思いもかけないところまで
種を飛ばすんだよね。
真っ白なすみれ
夏も照りつけられる日向で
忘れられて踏みつけられながらも
咲いた。
ほら、本当はこんなに小さい。
ミントや忘れな草や名も知らぬ雑草や。。
すみれは本当は庭より山が似合う。
山の斜面の小さな野原や日だまりで
そっと顔を出す姿が一番美しい。
でも私の庭にも住んでくれて
ありがとう
キミが咲くと
春だなぁ、って
幼いころに感じた想いが湧きあがってくるよ
半日陰でこんな芽吹きも始まりました。
斑入りの小さなホトトギスの赤ちゃんです。
この子はもう秋の約束をしてくれています。
今日から四月です。