クラブ報告
2018年8月5日(日) 天候 曇りのち晴れ 参加者 22名
CL 高桑さん
連日の記録的猛暑に少々夏バテ気味。そんな中、今日は涼を求めての山行で楽しみです。定刻に関市役所を発車し、美濃加茂SAで3名と合流し、一路車山肩Pに向かいますが、連日容赦なく照り付ける太陽が今日は顔を見せません。車山山頂からの展望を楽しみにしていたので少し心配です。そんな中、Aさん手作りのプリンが配られ、美味しくいただき元気百倍です。
車山肩Pは、標高1,805m、爽やかな風が吹き、これぞ天然クーラー。バスから降りるやいなや「涼しい」「気持ちいい」という声が上がります。ストレッチを済ませ、2班に分かれ出発。どんなお花に出会えるか楽しみです。ニッコウキスゲは終わっていましたが、次々に現れる沢山の花の名前を、周りの人と確認しながらの登山は楽しかったです。中でも可憐なツリガネニンジン、ハクサンフウロそしてマツムシソウが沢山咲いていて感激。
山頂には、気象庁が平成11年に設置した、レーダーによる気象観測を行う上部が丸いドームの観測所が有り、東京から遠隔操作をしているそうです。林間学校で千葉県から沢山の小学生が来ていました。山頂からは360度の大パノラマを期待しましたが、はっきり確認できたのは八ヶ岳・蓼科山とその前の白樺湖ぐらいで山の稜線がハッキリせず残念でした。三角点にタッチし、恒例のCL力作の横断幕を掲げ記念撮影。
小さな4本の御柱に囲まれた車山神社に移動して休憩です。諏訪大社の御柱祭が開催される年の9月に小宮御柱祭が開催され、麓から山頂に御柱が曳航されるとありました。
滑りやすい石段を下ると左側に鹿の食害から植物を守るため電気柵が張られていました。自然保護の為どの山も鹿対策に苦慮しているようです。3差路の車山乗越を直進してなだらかな斜面を登ると標高1,836m蝶々深山です。周囲はどこまでも続く草原風景です。緩やかに下って行くと物見岩が見えてきます。標高1,783m巨大な岩が積み重なっている物見岩で昼食です。ここからは車山のドームとこれから行く八島ヶ原湿原を望むことができました。
八島ヶ原湿原迄は、最初はガレガレ、そのうちゴロゴロした大きな石を過ぎ湿原に近づくと湿原に注ぐ小さな沢が見られますが、この天気で沢は涸れています。鎌ヶ池キャンプ場跡でトイレ休憩後、「ゲートC」と表示された鹿柵の扉を開け中に入ると八島ヶ原湿原に出ます。標高1,640mにある日本最南端にある高層湿原の八島ヶ原湿原は国の天然記念物の指定をうけています。照り付ける太陽にオミナエシの黄色がキラキラしています。アサマフウロも色鮮やかで今回初めて見る事ができました。そして何よりヤナギランの群生が見事でした。所々木道が痛んでいるので花に気をとられていると危ないです。
八島湿原PKに出て、これから車山肩Pまで2時間余り歩くか、バスに迎えに来てもらうか二者択一。圧倒的に後者が多く、バスが着く迄の時間ソフトクリームを食べる人、ジュースで喉を潤おす人、それぞれに時間を潰します。バスに乗り込み途中の駒ヶ岳SAで休憩をとるも、その暑さは今まで涼しかっただけに一段とこたえます。
猛暑の中CLはじめ諸役の皆さまお疲れさま。涼しい山行そして沢山のお花に出会えたことに感謝です。
出会った花
ハクサンフウロ、マツムシソウ、ヨツバヒヨドリ、エゾカワラナデシコ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、ヨツバシオガマ、オトギリソウ、クガイソウ、ミヤマシシウド、ヤマハハコ、オンタデ、ヤナギラン、アザミ、アキノキリンソウ、コオリユリ、マルバダケブキ、ハギ、シモツッケソウ、オミナエシ、キンミズヒキ、ヒメトラノオ、ヤマホタルブクロ、イブキボウフウ、ゲンノショウコウ、コウゾリナ、ウツボグサ、アサマフウロ、オオバギボウシ、ウスユキソウ、ヒヨドリバナ、タチフウロ
(記録担当 藤沢さんの報告より)
コースタイム
関 4:58 = 富加関IC 5:10 = 美濃加茂SA = 恵那峡SA = 諏訪湖SA =諏訪IC 7:53 = 車山肩P 8:37~59 … 車山山頂(霧ヶ峰)9:40~45 … 車山神社9:48~ 10:00 … 車山乗越 10:19 … 蝶々深山10:45~55 … 物見岩(昼食)11:18~57 … 鎌ヶ池キャンプ場跡(トイレ休憩)12:30~35 … 鎌ヶ池12:37 … 八島湿原PK 13:03~33 = 諏訪IC 14:15 = 駒ヶ岳SA = 美濃加茂SA = 富加関IC 17:14 = 関 17:34
(写真提供 古谷さん)
(地図提供 松尾Cさん)