今年の播種はこれでお終いです。
後は上手く発芽すれば、移植作業が待っています。どのタイミングで移植したら良いのか等、まだまだ分からない事は沢山あります。
振り返れば、蘭の無菌培養をやってみたい、できればニオイエビネをと思い始めたのが2022年の春頃でした。その後、無菌培養の何たるかもわからないままに、中古のクリーンベンチをヤフオクで入手したり、色々とあがいておりました。
意を決して、エビネ会に入り教えを乞う事にしたのがちょうど1年前になります。
その頃、縁あって知り合った広島のKさんにその思いを伝えたところ、愛媛のSさん、高知のKさんの作場見学をアレンジして頂きました。初めての交配親となる御蔵信青と花粉は高知のKさんから手配して頂き、愛媛で受粉の方法を教えて頂きました。その後は、ブログにも書いた様に播種の実地指導や遣り方等「初めてのニオイエビネの無菌培養」を1からご指導して頂いています。Sさんからは、必要な資材や薬品を頂いたり、その製品名や具体的な手順等についてオンラインでご指導を頂きました。また、エビネ会のTさんからは、液体培地への播種の見学や実地指導、資材の提供等をして頂きました。
こうしてエビネ無菌培養の最先端を行く方々に、ご指導と支援を頂き何とかここまで来る事が出来ました。何十年も研究を重ねたノウハウを惜しむこと無くご教示頂き、ご指導を頂いた事に対して感謝申し上げます。ありがとうございました。
そして、エールを送ってくれたエビネ会の仲間やブログを見て応援してくれた同好の方にも感謝いたします。応援ありがとうございました。
しかし現在は無菌培養の入口に立ったに過ぎません。まだ、発芽するかどうかも分かりません。今後は夢の有る交配を少しづつ行いながら、ハード、ソフト両面の技術をみがいて行きたいと考えています。
② フィルター本体の集塵効率の「0.3μm粒子にて99.99%以上」のスペックが低下する訳ではない。
②は目詰まりによって風速の低下と合わせて集塵効率の低下にも影響する
フィルターを交換すればOKなのでメーカーにフィルターの部品の有無を問い合わせたところ、本体は2008年に製造中止となり、2017年には全ての交換部品の供給も終了したとの回答を得ました。
「HEPAフィルタはじん埃の蓄積とともに圧力損失が高くなり、その処理風量が減少し清浄度が保たれなくなります。風速が02m/sec以下になりましたらサービスセンターにフィルタを交換するように連絡してください。」
① 加熱殺菌した寒天瓶を1週間ほど放置しカビが生えないことを確認する。
② ①でカビが生えてなく無菌状態を確認した寒天瓶をクリーンベンチに入れて、瓶蓋を開けて10分~20分放置する。
③ 瓶蓋を閉めて1週間放置し、カビが発生しないことを確認する。
これでカビが生えなければ、現時点でのクリーンベンチ内の清浄度は保たれている、すなわちフィルターは機能していることが確認できます。