先日購入したアイリスオーヤマのスチールラックを無菌培養瓶の保管棚への改修作業を始めました。
改修といっても全体を保温出来るように
①断熱材(スタイロフォーム)で囲う事
②ヒーターとファン、照明の設置
だけです。
ホームセンターで材料を準備しました。
・スタイロフォーム(1800mm x 910mm x 30mm) 4枚
・合板(1800mm x 910mm x 11mm) 2枚
・角材料(2000mm x 40mm x 16mm) 4本
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スタイロフォームをラックの前後面(2枚)、左右面(2枚)、上下面(2枚)の大きさに合わせてカットします。ホコリが出ますが丸鋸で簡単にカット出来ます。
前後面のスタイロフォームは高さのみラックの高さ1790mmに合わせてカットします。幅はスタイロフォームの規格幅910mmとラック幅910mmが一致しているのでカット不要です。
左右面のスタイロフォームはラックの棚幅460mmに前後面のスタイロフォームの板厚30mm X 2 =60mmを加えた520mmの幅で、高さは1790mmでカットします。
ラック下のスタイロフォームはラックの横幅910 X 奥行460mmでカットします。4隅の支柱の位置に直径20mmの穴を開けます。
ラック上のスタイロフォームは天板の大きさに合わせて552mm X 992mmでカットします。
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<天板と下板の制作>
合板をカットして天板と下板を作ります。
寸法はラック棚板の長さにスタイロフォーム厚さ(30mm)と胴縁の厚さ(16mm)を加算したものになります。
天板と下板に胴縁を取り付けます。
下板には電気コードが通せるように4隅に隙間を開けました。(隙間の位置は失敗しました。もう少し内側が良いです。)
天板はラック前面のスタイロフォームが取り外せるように前側の胴縁は取り付けません。
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<組立て>
ラックの位置は培養室に入って右側にしました。
ラックの4面を囲んだスタイロフォームを、上下から胴縁(16mm X 40mm)を取り付けた天板と下板で挟み込んで固定するイメージです。
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下板をラック設置場所に置きます。
下板の上に下側スタイロフォームを置きます。
ラックの支柱が下側スタイロフォームの4隅の穴に合う様にラックを置きます。
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ラック全体を0.1m m厚のビニールで覆います。
前面はビニールを合わせておきます。
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後面と左右両面のスタイロフォームをラックと下板胴縁の間に挟み込みます。この時ビニールが弛まない様にします。
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上板の胴縁とラックの間に後と左右のスタイロフォームを差し込みます。
上のスタイロフォームは天板の上に置くだけです。
置くだけでも保温効果は充分にあると思います。
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スタイロフォームは20mm厚の方が安価で保温効果も充分だと思いますが、周りを囲う時に歪みが少ないので30mm厚を使いました。
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これで完成です。
瓶の出し入れは、合わせになっている前面のビニールを左右に開きます。
加温時は前面にスタイロフォームを差し込みます。
残りはヒーター、植物育成ライト、ファンの取付けです。