中国が人口減少、急速な少子化へ、島岡美延です。〈一人っ子政策〉生まれの世代はすでに親世代。今後、何が起きていく?
時代の変化を浮世絵の中に実感。川崎浮世絵ギャラリーで、明治期に活躍した浮世絵師『楊洲周延(チカノブ)』(~2月5日)を見てきました。越後高田藩の藩士の家に生まれ、15歳で歌川国芳の門人に。戊辰戦争の際には旧幕府軍に加わって戦ったという異色の経歴を持つ絵師。江戸城大奥の生活や行事を詳細に描いた絵や明治期らしいカラフルな役者絵(赤や紫、緑を多用)も素敵だけど、最も興味深かったのは〈真美人〉と題されたシリーズ。
明治期の女性の〈新美人〉という意味合いも。左手薬指に指輪、金縁の眼鏡、髪型は様々あり。結う日本髪から「自分でできる」髪型へ(提唱したのは医師と雑誌編纂者だとか)、これも女性が自由を手に入れることにつながったのです。椅子に座って新聞を読むなど、新しい時代の空気を意欲的に吸収しようとする女性の姿、輝いていました。
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