未来を考えるのは過去をまず検証してから、島岡美延です。旧統一教会問題、裏金問題、不都合なことを「見ないこと」にしている国会答弁。それにしても文科大臣、『不適切にもほどがある』(このタイトルのドラマ、なかなか面白いです)。
ずっと何かが引っ掛かったまま年月は流れ、その時、人は――。映画『瞳をとじて(9日公開)』をご紹介します。『ミツバチのささやき』の巨匠ビクトル・エリセ監督、31年ぶりの長編新作にして集大成、主人公は映画監督。
映画撮影中に主演俳優フリオが失踪した。それから22年、当時の映画監督でフリオの親友だったミゲルは、かつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組の出演依頼を受ける。取材に協力するうち、フリオと過ごした青春時代、自らの半生を追想する。番組放送後、思わぬ情報が寄せられた。「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」と。そしてミゲルは――。
『ミツバチのささやき』の子役だったアナ・トレントも出演していて、物語も映像も、これぞ映画!
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