ウクライナの住宅にミサイル攻撃で犠牲者多数、島岡美延です。毎日の報道に「終わり」の兆しは見えず。命、文化、どれだけ破壊して、何を得ようというのか。
ロシアの広大な土地もこの一部。『ユーラシアへのまなざし 造形の美と技』を横浜ユーラシア文化館で鑑賞(2月12日まで)。昨日でコロナが日本で確認されて3年。2020年は都内の美術館に一度も行けず、ここの存在を認識、2002年に没した著名な東洋学者・江上波夫氏がコレクションを横浜市に託したそう。中国、タイ、モンゴル、イラン、イラク・・・、何千年も前から人々がモノに込めた想いを考えます。
日本では縄文時代だ、とか考えつつ壺などを見つめたり、「モンゴル文字は縦書き」だけど左から右へと知って驚いたり。ユーラシアとのつながりと違いの発見。
同館で開催中の萩野矢慶記写真展『青が誘う ウズベキスタン』にも目を見張りました。青く輝く建造物の美しさ! どの国の文化も破壊は許されません。世界中の紛争、どうか早く終わって。
モンゴルの文字が縦書きで、左から右というのを見て、合理的だなあと感じました。昔から右手で文字を書く以上、縦書きで、右から流していくのは、書いた文字が乾く前に手でこするので不合理だと。
これを見て、元はといえば中国のルールを日本が取り入れただけなんだなあと。昔は中国のパシリで、今はアメリカの…日本って何なんだろうと思った小生でした。
モンゴル文字の合理性、確かに。そこまで思い至りませんでした!
一応、書道をする身としては、昔の人は筆を持って「紙が手につく書き方はしていなかった」とは思うのですが、万年筆などでは経験あります、「乾かない文字に触れてしまう問題」。
モンゴルの縦書き文字、新鮮でした。なかなかいいところです、横浜ユーラシア文化館。混雑とは無縁だし・・・。