各地で祈りが捧げられた3月11日、島岡美延です。福島県ではいまだ続く避難生活で震災関連死が最多に。
そして今、震災直後とは違うけど、卵が争奪戦の様相。鳥インフルエンザ、ロシアのウクライナ侵攻の影響・・・、この国の食べ物、未来もずっと供給される?
小泉武夫・井出留美著『いちばん大切な食べものの話』(ちくまQブックス)を読みました。〈発酵〉の第一人者の小泉先生が最も強く懸念するのは、この国の低い食料自給率。
日本の食料自給率(カロリーベース計算)は38%(2018)、1965年には73%。フランスでは、シャルル・ド・ゴール元大統領が、80%程度だった自給率を「1㎏でも外国から食料が入ってきたら独立国家といえない」と宣言して、農業を変え100%超に(1960年代)、今も130%超。
農業の後継者がいないなどと嘆いているうち、食べるものがなくなる国に。国民の命、どうやって守りますか?
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