アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

たいふ

2009-10-07 | 日記
家が揺れるような風もまだ吹かず、
夜を迎えました。

小さかった頃は曇り空の下、
大工だった祖父が雨戸を打ち付けにやってきたのを
憶えています。
カブに乗ってゆっくり走って。
昔はノーヘルで良かったんですよね。
鬼瓦のような顔の祖父が
懐から「こんなん落ちとった」と出したのは
巣から落ちたであろう小雀。
雨戸を板切れで押さえて、
あとは蝋燭の準備。。。

コンビニもない時代ですから台風の夜は辺りも暗く、
家族が寄り添って時が過ぎるのを待ったものです。

そんなことを思い出しながらの今夜、
大きな亀を発見。

よく眠れる季節になりました。


平安な夜でありますように。