アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

なんでわざわざ・・・袋帯編

2010-03-18 | キモノ
いただいたお婆さんの着物や帯は、まだ仕付け糸のついたままのものもあります。
こないだ開けてみたのは、袋帯でした。


モア~~とモアレっちゃってます。
きらりんと螺鈿細工まで施してあります。
昭和中期によくあった「壺」の柄、
あのセレブバージョンってな感じでしょうか。
紅白の細い糸で綴じてある、未使用のきれいな帯。。。

なのに、
なぜここで折る?


そりゃ畳紙の寸法もあるし、袋帯の正しい納め方で畳まれたのでしょう。
せやけどね、
お太鼓の柄はこの3つの器だけですねん


何も全部をお太鼓の柄に出したいわけじゃありませんけど、
ちょいと猶予をくれてもええんちゃいますのん?
使う人なら、折れしわのついても良い位置、嫌な位置がわかると思うんですけどね。
と、
ふてくされております
そのうち帯の仕立て屋さんで、プレスをお願いしてみるつもりです。