アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

猫と小唄と善哉と

2012-03-02 | 小唄
今月は小唄のお師匠さんの快気祝いパーティーがあります。
明るくてパワフルなご様子に、いつも圧倒されます。

お稽古の前に甘さ控えめ、美味しい善哉をいただいて。


ガス火でこんがり焼いたお餅2つでお腹いっぱい。
この日のお稽古は「高砂」
小唄なので、お能や地唄よりもうんとあっさりです。

「高砂」
高砂や この浦船に帆をあげて 
月諸共に出で潮の 浪の淡路の島影や 
遠く鳴尾の沖過ぎて はや住の江に着きにけり

唄はもう少し続きます(まだ覚えられない)
おめでたいこの唄を、善哉力で何度も稽古しました。

その昔は「3ご」と言うて
ゴルフ・囲碁・小唄は紳士のたしなみであり
給料からその稽古代を会社に差っ引かれて
おっちゃんらは堂々と社内で稽古に勤しんだ
という時代があったらしいです。
良い時代があったのやで。

よろしいなぁと、レモンちゃんも話を聞いています。


お師匠さんに新内「蘭蝶」を聴かせていただいたり、
パーティーの着物の話でも盛り上がってお宝を拝見したり、
携帯のメール着信音に時計を見たら、23時。
あわてて帰ったうるうの夜でした。