アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

みすや針で半衿すいすい

2012-03-26 | キモノ
いつの頃からか、針は100円均一。
そうなっておりましたが、品質のイマイチ加減然り。
特に、キモノを着るようになってから半衿を縫いとめるという作業では
針がすっと運べないのは大変つらい。
それが細かい運針でなく、トーーーン・トーーーン
というザクザクな間隔でも、すっと布を通らないのは腹が立ちますし、
やる気をなくします。

去年はイズミヤの手芸ワゴンセールで
日本製のくけ針を買いました。
使いやすいです、やはり。

そして先日、ついに「みすや針」へ侵入しました。


いつも休み・・・とかだったので、開いててよかった。


小さな庵のようなお店、だって商品が小さいんですものね。
針は「つむぎくけ針」にしました。
「絹くけ針」は一番細く、つまり穴も小さい。
ご主人は「つむぎくけでも大丈夫、うちの針はよぉ通ります」
と教えて下さいました。
それからまち針と、携帯用の針ケースも買いました。
小さな箱が可愛い。


フエルトでBOOK様になっていて、針をそれぞれの頁に刺して収納出来ますのと、
使っている時には針山の代わりにもなります。
ワンポイント刺繍もクマさんやらハートやら可愛い。
私はひよこを選びました。ひよひよ。
着付けに持ち歩くアンティーク裁縫箱にもぴったりのサイズ。


使い心地ですが
みすやの針は、穴もやすりをかけてあるそうなので
私でも糸が通ります!
針を洋服などの黒い背景に置き、えいや!と何回か差しますと
偶然ですが通る確率が高い。

そしてもちろん布への通りも良く、
こんな私でも気持ちよく縫物が出来ます。
さすが「みすや針」、さすが京都、です。