アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

小唄のお稽古「旦那はお米」

2012-09-06 | 小唄
旦那はお米】二上がり

誰かさんが 言ったとさ

旦那はお米 友達ゃおかず

そして

貴方はお酒

酒はなくても生きてはいける

でもね

ままにならない この世の中で

酔わなきゃ眠れぬ夜もある


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おもしろい唄。
意味深な大人の話。
大阪ではあまり知られていないが、
お江戸ではちゃんと譜もあるそうです。

旦那さまは、無くてはならない日々のお米。
友達は、まぁ、おかずのようにあれこれ色々。
そしてお酒は・・・

私、呑めません。
身も蓋もないオチで、すみません。

この唄、最初の「誰かさんが 言ったとさ」
が、セリフなんです。
これがお師匠さんのように言えない。
お師匠さんたら、まるでテレビや舞台で見る役者さんみたいな言い回しで
それを真似することの難しさったらありゃしない。
むずかしいーむずかしいーー

「でもね」も、同じくセリフなのですが
この三文字も言えない。

でもね でもねぇ とんでもねーわ。

玉三郎になって言いなさい!と言われても
出てくるのは笑いばかり。
ごめんなさい。あぁごめんなさい。あはは。