アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

東大寺二月堂「十七夜盆踊り」

2012-09-18 | 日記
9月17日は旧暦8月17日「十七夜」
この日で盆踊りは踊り納めです。
所用のため、私は洋服で出かけました。
足底ベルトを装着し、ウエストポーチ・スニーカーで首には手ぬぐい。
近鉄奈良駅を降りて、循環バスで東大寺まで数分です。
バスを降りて、人通りの少ない暗い道をひたひたと歩きます。
初めて見る夜の東大寺、幽玄で美しい・・・


音頭が聴こえてくる坂道をもくもくと歩いて二月堂まで。
いや~聞きしに勝るというか、やっぱりすごかった。


場所が広くないので大変なことになっているように見えますが
踊りの輪に入ると、皆さん同じ方向に動くので問題ありません。
こんな中で合流したのは、浴衣姿のsumomoさんSeriさん・パンプス履いたジーンズのkellyさん

時々涼しい風が吹くものの、まだまだ暑いです。
1枚100円の金券を購入し、一品100円の屋台で休憩をば。
冷そうめん、冷やしぜんざい、みたらし団子、じゃがいも餅、飲み物・・・
今までの盆踊りで一番趣味の良い竹製団扇は浄財制(買うの忘れた~)

嫌な気持ちになったのは
派手な半被に化粧の濃いオバハンが、子連れの親子さんに
「リズムが合わへんから危ないわ!」と追い出していたこと。

きっと大仏さんは見てはる。

途中、けっこう降ってきたので、泣く泣く退散しました。
暗闇から鹿も見物。


音頭は河内音頭と江州音頭のみ!
色んなグループがいらっしゃいますが、誰でも参加できる盆踊りです。
衣裳や踊りも多種多様で、見ているだけでも面白かったです(思い出し笑)
ここには描けないつっこみどころ満載な方々の坩堝でした。
また来年、行きましょう。

9月半ばのキモノ。透けてない?大丈夫?

2012-09-18 | キモノ
9月半ばといえば本来ならば
と、キモノ講釈を聞くのはもうたくさん。
洋服の人は袖なし、半そで、素足にサンダル。
なのに、9月のキモノと問えば「単衣で」
お茶の先生が厳しい教室とかは大変でしょうね。

13日は軽い軽い単衣を着ましたが
色目は秋めいたものを選んだつもり。
木綿とか上布、欲しいなぁ。

この日はまだまだ下着も半襟も襦袢も小物も夏仕様。
補正も伊達締めも無し!

キモノはお師匠さんのお下がり、夏塩沢と聞いています。
布を手のひらに重ねてみると、けっこう透けてます。
帯は、平野の夢璽奈さんで買った麻九寸名古屋。
帯留めは皮を貼り付けてあるアンティークブローチを改造。


麻は軽いのでこの時期助かります。
大事なのはガマンをしない、無理をしないこと。
気分が悪くなったら、キモノなんて大嫌いになってしまいますもんね。

汗だくで歩いた家までの帰り道、
徒歩5分を過ぎるころから汗で足に襦袢の裾が貼り付いて巻きついて歩けない!
よっぽどまくり上げて走って帰ろうかと思ったぐらい、つらかったです。

そういえば先日、街中で白地単衣小紋に白地の絽帯のご婦人に遭遇しました。
いっそ真冬の白なら潔いのだけど。