アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

天神祭、宵宮へ

2016-07-24 | 日記


大阪天満宮天神祭と言えば、「花火大会」と思う方が多いと聞きました。
私自身も大阪市内で毎年花火の音を聞くものの、どんなお祭なのかはあまり知りませんでした。
テレビ等で多く取り上げられるのは船渡御ですが、実は、陸渡御といって天満宮界隈を色んな行事や催しで彩られるお祭なんですね。

今年は初めて天満宮へお邪魔しました。
地車講ではだんじり囃子、他にもたくさんの講が並んでいます。


お神輿、しじみの藤棚、お迎え人形。
江戸時代には船の先頭に乗せていたとのことで、高さ2mほどあるそうです!
けっこう怖い・・・。
境内では、どこも親切に説明していただきました。

賑わう境内も、どんどこ船の宮入りが近づくと関係者で埋まり、観客は敷地の外へ。
船の乗り方が集まると「足袋履け〜!」の号令が。
神様の御前での礼儀なのでしょう。

やがて、赤い長い被り物を付けた催し太鼓が参道へ出てきました。

若者が気合いを込めて叩く太鼓の不思議な間合いが、歴史を感じさせます。
次にどんどこ船の宮入りです。


とにかくすごい人!
船の上は全員ドヤ顔!
宮入り後は、また大川へ引き返して、太鼓と掛け声を響かせながら上流へ漕ぎだして行きました。

傘踊りの写真がありませんね。また次に夜の場面を。
女性が越後獅子のような衣装を着けて、傘をクルクル回しながら軽快なステップを踏み、行列していきます。
あの独特なお囃子は、大好きです

船の航行と花火だけではない天神祭の奥深さ、まだまだ知らないことばかりです。