アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

ログインできた!

2012-03-14 | 日記
ずっとパソコンの調子が悪かったので
ブログ更新もままならなかったのですが
今夜やっと持ち直しました!

もう遅いのでまた明日。
明日からがんばって更新します^^

弥生3月

2012-03-11 | 日記
仕事上では人の入れ替わりがあり、年度変わりでバタバタし、
プライベートではひとつ年をとる。
昨年もそういう日常があるはずでしたが。

晴れたので、久しぶりに庭へ出てビックリ!
いつのまにかクリスマスローズが咲いていました。皆うつむいて。


あまり好きではないけれど、下を向いて咲いている無言の姿。
そのままでいいよ と声をかけたくなりました。

紫陽花には堅い新芽がしっかりと。


放ったらかしの黄色いチューリップも芽を出している。


先日テレビで聞いた言葉「自分のスタートラインは自分で引くもの」
とても心に残っています。



チューリップの花が開き始めたとたん、蜘蛛がその上に巣をはりました。
生きて生かされて。

今月から地下鉄都島で着付け教室を開講いたします。
その告知もままならないまま時間がどんどん過ぎて・・・ダメダメ。
今週もがんばりましょう。

南座「秀山祭三月大歌舞伎」ひとり旅

2012-03-07 | 日記
 忠義のために、わが子を犠牲にした武士の物語――。

 討ち取った敦盛の首の代わりに自分の子の首を差し出した直実の苦悩

鬼平犯科帳から大好きになった中村右吉衛門が京都へ!
これは行かねばなるまいて。
昼の部、勇んでチケットを取ったら前から2列目という幸運。
数年前なら躊躇した1人歌舞伎に行ってまいりました。

ここは南座のお隣、祇園饅頭さん。


さっそく豆大福とニッキ餅を買い込んで
イヤホンガイドも借りて、南座に入ると花萬さんでちらし寿司ゲットして。

目の前の緞帳には
「中村歌昇改め 三代目中村又五郎  中村種太郎改め 四代目中村歌昇」
の染め抜き文字が、アゲハ蝶の大きな紋とともに目に入ります。

元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(おはまごてんとよつなきょう)
浜遊びの日に起こるアクシデントを、愛之助演じるお殿様・綱豊が
ラブリン~ブリンブリン♪と解決するお話。

「播磨屋っ」「待ってましたっ」
ナイスなタイミングで大向こうがかかるのも、南座ならでは。
松竹座ではなかなか粋な大向こうは少ないように思います。
舞台は
なんたって演者さんがすぐそこですからね、本当に堪能いたしました。

30分の休憩は、膝の上にちらし寿司を広げて


イヤホンガイドから聞こえるインタビューなどを聴きながら、
いやしかしお食事は、お友達と一緒が良いですね。

次は舞の「猩々(しょうじょう)」
猩々という妖怪がお酒を飲んで踊るんですね、
もともとはお能の演目なので、かづらも衣装も格が高くて艶やか。
中村種太郎改め 四代目中村歌昇が初々しく、翫雀がまた素晴らしい。
若さの歌昇22歳、流し眼にほんの少し笑みを口元にたたえているのが
ほーんまに色気があって美しい、きれい!
相対する翫雀、少し酔いが回ったのにポーカーフェイスでお茶目な猩々、
おふたりとも最高です。
昔は「舞の時間はちょっと休憩タイム」のような気持ちになったのですが
今回の猩々、目が離せない踊りでした。


   私の呟きは、イシちゃん・・・ウエンツ・・・


さて、最後はいよいよ吉右衛門の「熊谷陣屋(くまがいじんや)」
眠気がくるかも?という予感はありましたが
イヤホンガイドがあったので、義太夫節もなんのその、
その義太夫お2人にも大向こうがかかるという、素晴らしい浄瑠璃です。
まず吉右衛門演じる熊谷が大きくて迫力があり、もう目が離せない。

唇をぶるぶるぶる~とさせて発音する様や、見得を切る様、
まさに歌舞伎、という舞台ですね。
その熊谷がねぇ、最後には頭を丸めて出家する、
なんという悲しい物語というのと、吉右衛門の存在感がすごい。
「十六年はひと昔、夢だ、夢だ。」
なんて、涙なしには聴けないセリフです。いやぁ泣かされた。

こうやって1人南座行き、無事に完了いたしました。
そして、いつかは見たい吉右衛門の
「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべ さとのえいざめ)」
NHKで見て、あまりの怖さに震えた演目です。
南座か松竹座でかかったら必ず観たいです。

いや、江戸でも…













お祝いの集まりへ着物で。

2012-03-05 | キモノ
日曜日はあいにくのお天気となりましたが
お師匠さん快気のお祝いには、やっぱり着物で。

けっこうな雨降りなのでポリで。
新入りなので、地味に。
でもお祝いなのでおめでたい気持ちを込めて。

の結果、こうなりました。


黒地に万筋江戸小紋のキモノ、
帯はいただきものの龍村、利休梅の九寸名古屋帯。
根付は「無病」とかけて六瓢箪。
帯揚げには鶴がおります。


にぎやかな会の様子はまた次に。

猫と小唄と善哉と

2012-03-02 | 小唄
今月は小唄のお師匠さんの快気祝いパーティーがあります。
明るくてパワフルなご様子に、いつも圧倒されます。

お稽古の前に甘さ控えめ、美味しい善哉をいただいて。


ガス火でこんがり焼いたお餅2つでお腹いっぱい。
この日のお稽古は「高砂」
小唄なので、お能や地唄よりもうんとあっさりです。

「高砂」
高砂や この浦船に帆をあげて 
月諸共に出で潮の 浪の淡路の島影や 
遠く鳴尾の沖過ぎて はや住の江に着きにけり

唄はもう少し続きます(まだ覚えられない)
おめでたいこの唄を、善哉力で何度も稽古しました。

その昔は「3ご」と言うて
ゴルフ・囲碁・小唄は紳士のたしなみであり
給料からその稽古代を会社に差っ引かれて
おっちゃんらは堂々と社内で稽古に勤しんだ
という時代があったらしいです。
良い時代があったのやで。

よろしいなぁと、レモンちゃんも話を聞いています。


お師匠さんに新内「蘭蝶」を聴かせていただいたり、
パーティーの着物の話でも盛り上がってお宝を拝見したり、
携帯のメール着信音に時計を見たら、23時。
あわてて帰ったうるうの夜でした。