3月が過ぎれば春も本番、5月には半そでを着ることでしょう。
キモノの場合にこんな私でも気を付けている1つに季節感。
簡単に言えば、色目や柄で感じられるものがあるでしょう。
1枚の布でも、こっくり深みがあれば夏から秋への移り変わりとして。
爽やかな印象のものなら、春の終わりから初夏へ。
もちろん、帯や小物の合わせ方で変わるので、これに限定されるものではありません。
材質や質感も。白い布ひとつをとっても、大げさに言えば別珍もあればレースもあり。ということです。
また、
それから、「タケノコ」で出かける季節と、何か羽織りものを使用する季節があります。
いくら暖かくても何か羽織る。
せめて薄手のショール1枚でも羽織るようにということです。
いや、手に持つだけでも。
なんというか、和服の奥ゆかしさ?(苦笑)
それに帯のお太鼓ってけっこうアチコチ擦れる危険があるので
布を1枚かけるだけでも守れますもんね。大判の洋服用で十分。
「タケノコ」ご存じですか? いわゆる「帯付き」キモノ+帯だけのスタイルです。
○○ちゃんも昔「あんた、タケノコで行くのんかいな、羽織あるから貸したろか」
と、ご近所さんに言われたことがあるそうです。私も言われたことある~
着付けをお教えする立場として、ゆるぎない基本的なことはいくつかあり、
それは出来るだけ守ってお伝えしたいなぁと思っています。
というわけで、本題、
30年前に母が拵えてくれた袷の白大島。
これが見た目あっさり着たらけっこう暑くて、着る時が少ない。
キモノは面積が広いので、冬にあまりサラリとして白いのも寒々しく感じ、
かといって、春にはもうホコホコして暑い。
もっと着こなしのセンスがあればなぁ。冬の白ってお洒落ですもんね
お洒落は我慢? 私には無理~。
そして八掛も昭和オレンジ
今日は持ち出して、
着物さくさくさんへ相談です。