伊勢神宮から戻って来たワタクシども。
京都旅行初日にお世話になった宇治の先輩にまたお世話になってしまいます。
そう、一見さんお断りのお店です。
ああ…、こんなにいい思いをしていいのだろうか。
北海道の田舎から出てきたワタクシども。
会話が上手なワケでも無いし、幅広い知識を持っているワケでもありません。
ただただ美味しいものと感動の風景、建物、乗物を求めているって感じかな。
人との出会いって大切なんだな、ってつくづく思います。
宇治の先輩。
そうだな。
今度からそう呼ぼう。
旅好き、美味いもの好き、映画好き、骨董品好き…。
他にも好きなものがたくさんありそうです。
そして器用なの。
いろんなものをササッと直しちゃう。
見習いたい。
そのためには、まず家の散らかりを片付けなくては…。
しっかりした気持ちから入らないとダメだな、と自分に言い聞かせます。
連れて行っていただいたのは、祇園の如月たかし。
お店までたどり着く道がまた風情溢れるところなんですねぇ。
祇園だもの。
お茶屋さんの中ですよっ。
またキンチョーしてしまう。
最後の晩。
名残惜しいなぁ。
あれも見たい、これも見たい。
食べたい、飲みたい。
行きたい、買いたい。
随分と欲張りだったなぁ。
でも、一番の収穫はこうして普段入ることの出来無いお店に来れたことです。
自分たちの力ではどうしようも無いことだもの。
ありがたいです。
冷たいビールが美味かったな。
お箸は青竹。
ほう、これも初めてでした。
しっとりしていて扱いやすいです。
自分で言うのもなんですが、お箸の扱いは上手い方だと思っているカメラオヤジ。
もうすっかり青竹箸のファンになってしまいました。
宇治の先輩には“居酒屋”と紹介された如月たかし。
でもねぇ。
凄いの。
美味いのと美しいのとが。
居酒屋のランクが10あるんだったら間違いなく10。
田舎から出てきた増毛人は舞い上がっちゃうね。
お酒も美味いしお店も明るくて楽しい…。
幸せだー。
素麺をスルスルっといただいた次はゴマ豆腐。
京の料理は繊細で美しい。
豪快で素材の味そのものを味わうことに慣れているワタクシどもにはどれもこれも驚きの味。
生ゆばとウニ。
ほら、器の向きを変えたらウニが顔を見せてくれましたよ。
なるほどなぁ。
食を楽しむ。
それは器に盛られた料理であり、次々に注がれる酒でもあるの。
酒が無いと料理の魅力も生かされないのかも知れません。
のん兵衛の舌が料理を育てるのかもね。
「あれも食べたい。」「こんなの作って。」とか…。
これはタコのコ。
増毛もタコの産地だけどコッコってあまり食べないですなー。
珍味だわ。
こっちでも流行らないかなぁ。
なんか…
いろんなことを考えさせられました。
料理って何だろう。
接客って何だろう。
そもそも商売って…。
自分が生きてきた道とは全然違うものではありますが…。
学ぶことは多いです。
冷酒が美味い。
それも収穫です。
如月たかし。
まだまだ続きます。