吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

Halford『Halford III:Winter Songs』クリスマスが近づくと聴きたくなるアルバム

2021-12-04 22:21:00 | 洋楽邦楽を問わず音楽はイイ
 街にジングルベルが鳴り響くこの時期に聴くべき、取って置きのアルバムをご紹介します。
 ジューダス・プリーストのヴォーカルでメタル界では『ゴッド』と呼称される唯一無二の存在、ロブ・ハルフォードが真面目に作ったクリスマス・ソング集です。

 特徴的な『超音波出してないか?』と言われる高周波の金切り声をあえて封印してます。それが、うーん、しみじみとイイんだなあ・・・。

 『ヘビメタはちょっと』というヒトにこそ聴いて欲しいアルバムです。
 今年こそ、この時期をメタル・クリスマスに‼️

※ハルフォード『ハルフォード3:ウィンター・ソングズ』
1.Get into the Spirit
2.We Three Kings
3.Oh Come,O Come,Emanuel
4.Winter Songs
5.What Child Is This?
6.Christmas for Everyone
7.I Don't Care
8.Light of The World
9.Oh Holly Night
10.Come All Ye Faithful

 今回は6曲めをどうぞ。

※Halford『Christmas for Everyone』
 みなさま、よいクリスマスを❕

今日はなんの日・・・今日は『フレディー・マーキュリーの命日』です。

2021-11-24 07:48:00 | 洋楽邦楽を問わず音楽はイイ
 没後30年で記録映画製作等さまざまなイベントが目白押しのフレディー・マーキュリーの今日が命日です。

 映画『ボヘミアン・ラプソディー』の大ヒットで今ぢゃ知らないヒトはいないと思いますが、伝説のロックバンド『Queen』でヴォーカルとして活躍、エイズに罹患しカリニ肺炎の悪化で亡くなりました。享年45歳(なんて若い‼️)。
※ありし日のフレディー・マーキュリー

 やっぱり髪が長かった頃の写真を飾りたいワタシです。この頃からのファンだったワタシは『ザ・ゲーム』でいきなり短髪口髭のスタイルを見て『ゲッ‼️(これじゃスーパーマリオぢゃん‼️)』と思ったクチです。

 さあ、今回はベスト盤なんかに収録されない初期の曲を聴いていただきましょう。
 『グレイト・キング・ラット』です。



※Queen『Great King Rat』

 聴きなおしてみると、歌詞が実に意味シンなのです。

 🎵
 偉大なネズミの王が今日死んだ
 5月の21日に生まれ落ち
 四十四の誕生日に梅毒で死んだ
 始終憎まれ口を叩き続けた
 アイツはそうさ
 淫売の息子で
 いつだって『お尋ね者』だった

 いま聴くとエイズで45歳で亡くなったフレディー自身と重なってくるものがありますね。

 さあ、今日はみんなで御冥福をお祈り致しましょう‼️

K.K.'s Priest が始動‼️

2021-10-13 09:01:00 | 洋楽邦楽を問わず音楽はイイ
 Judas Priestの看板、ツイン・リードギターの一翼を担ってきたK.K.ダウニングが突然の脱退(❕)。脱退後の行動はどうなるのか、ファンは気を揉んでいましたが、この度新バンドを結成(❕)その名も『K.K.'s Priest』ですっ❗(ヤッター❕)

 ロブ・ハルフォード留守中のジューダスを支えたティム(ザ・リッパー)オーウェンスをヴォーカルに迎えて新バンド結成(❕)と来れば、これは買わないワケにはいかんわなー‼️

 ティム・オーウェンス時代のジューダスの曲はあまりパッとしませんでしたが、それはバンドの方向性が定まっていなかったせいで、ヴォーカルとしての実力は折り紙付きです。バンドのメンバーをして『喉が2つある❕』と言わしめた驚異の発声は今も健在です。

 早速買って来ました❗

※K.K.'s Priest『Sermons of the Sinner』

 イイですねー🎵メタルファンにはグイグイくる曲名が並んでます。

【収録曲】 
1.インカーネーション
2.ヘルファイア・サンダーボルト
3.サーモンズ・オブ・ザ・シナー
4.サセルドテ・イ・ディアブロ
5.レイズ・ユア・フィスツ
6.ブラザース・オブ・ザ・ロード
7.メタル・スルー・アンド・スルー
8.ワイルド・アンド・フリー
9.ヘイル・フォー・ザ・プリースト
10.リターン・オブ・ザ・センチネル

 もはや解説は不要でしょう。
 2曲めに収録された『ヘルファイア・サンダーボルト』を聴いてみてくださいっ❗
 
 ジューダス・プリーストのメンバーの多くが70歳を迎えつつある現在、これからの未来はK.K.'s Priestが担ってくれるのかもしれません。
 今後の楽しみができました。
 ありがとう❕K.K.❕

 W.A.S.P.『Hallowed Ground』(または9.11同時多発テロから20年)

2021-09-11 07:00:00 | 洋楽邦楽を問わず音楽はイイ
 9.11同時多発テロから20年が過ぎました。『テロとの戦い』を掲げたアメリカがアフガンから撤退し、この事件に続く一連の騒動も一つの区切りがついた気がします。

 もともとアメリカ合衆国は、ヨーロッパを逃れたプロテスタントたちが、この世に『キリスト教の精神に基づく神の王国』を打ち建てようと建国したのですから、(ヤタラに)まだ神の教えを知らぬ無知蒙昧なヤカラを教化しようとするお節介なトコロがあるのです。

 その始まりは実に秘密結社めいていて、最初の頃は移民自由でした。聖書に手を置いて『アメリカの憲法に従い、その定めを遵守します』と誓えば誰でも国民になれたのです。

 キリスト教といえば愛の宗教と思うヒトが多いのですが、もともとの教えは『汝われ以外の神を信ずべからず』という苛烈な砂漠の一神教ですから、信教という点では一切の妥協を許しません。

 こうした集団が、『アラーの他に神はなし』と唱えるイスラム教の集団とぶつかれば争いは必至です。どちらかが殲滅されるまで戦いは続くのでしょう。

 さて、今日にちなんだ曲としてW.A.S.P.の『Hallowed Ground』をご紹介しましょう。これは同時多発テロの跡地『グラウンド・ゼロ』のための鎮魂歌です。

 ※W.A.S.P.『Hallowed Ground』

 W.A.S.P.といえばアメリカの支配層を表す『ホワイト、アングロサクソン、プロテスタント』の略ですが、これをバンド名にしたW.A.S.P.のウリは『史上最凶』なるキャッチコピーが表す通りワルの集団でした。

 リーダーのブラッキー・ローレスは兵役に就くも(あろうことか)上官を殴って除隊という経歴の持ち主で、過激な演出はコンサートを見たファンから『舞台で人が殺されている』と通報されるほどでした。

 タネを明かせば拘束された美女がガイコツに変わるイリュージョンとのコラボだったのですが、生き血のような赤い液体を飲んだり、口から火を吐いたりするパフォーマンスと相まって、本当と信じるヒトが出るほどの過激さがウリだったのでした。

 ところがアルバム『クリムゾン・アイドル』を出した頃からバンドは変質し始めます。極めつけのワルが人生について悩むようになったのです。ブラッキー・ローレスは自分が造り上げた架空の人物ジョナサンと自分を同一視するようになり、バンドは迷走し、メンバーが次々と抜けて、ついにはブラッキーのソロ・プロジェクトになってしまいます。

 アルバム『Dying for the world(見出し写真)』は、ソロ・プロジェクト時代のブラッキーが同時多発テロに触発されて製作したものです。

 ご紹介したHallowed Groundもこのアルバムに収録されています。これは鎮魂歌ですが、アルバム収録曲には激しい曲も多く、それらは湾岸戦争の戦車兵からもらったファンレターに書いてあった『攻撃するときはW.A.S.P.の曲をガンガン掛けながら前進している』という一節に刺激を受けた『人を殺しに行くための曲』なのだとか。最凶バンドとしての面目躍如のようなアルバムです。

Celebrated 50 years of HEAVY METAL

2021-09-04 09:17:00 | 洋楽邦楽を問わず音楽はイイ
 今年は我らがJUDAS PRIESTにとってデビュー50周年となる記念すべき年です。

 私もファンになって40年余、年季の入ったファンの1人です。

 50年の間にはいろんなことがありました。ドラマーの交代(デイヴ・ホランド→スコット・トラヴィス:個人的にはこれは良かった❕)に続いてロブ・ハルフォードの一時離脱(この後長い迷走状態が続きます)から復帰まで、KK・ダウニングの脱退(衝撃的❕)とグレン・ティプトンのパーキンソン氏病発症(難病です。お大事に❕)と、結構な紆余曲折と困難を乗り越えての50周年です。

 本当にめでたい❗

 数年前には『もうツアーはやらない』と言って『エピタフ(墓碑銘)』なるツアーを開催(もちろん行きました❕)しましたが、最新アルバム『FIREPOWER』の発表で実質上の撤回、(コロナ禍の影響で一時休止したものの)ツアーを再開しています(もちろん行きました❕コロナ禍前ですが)


※これがエピタフ(墓碑銘)ツアー特製Tシャツ(レアもの)ですっ❗

 それでは最新アルバム『FIREPOWER』から『LIGHTNING STRIKES』を聴いて戴きましょう。
 あなたもJudas Priestの魅力に触れてください。