大地震があると決まって発生する「人工地震」デマについて書きます。
大災害が起きると決まって「根拠のないデマ」が広がるものです。
古くは関東大震災当時から「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などというデマが広がり混乱を招いたことが記録されています。
不安を抱えているヒトの心につけこむようなデマの蔓延を許してはなりません。
正しい知識を身に付けて対抗する必要があります。
ここに良い記事があるので引用します。
「情報の民主化は陰謀論の民主化でもある」とする記事(↓)です。
ニンゲンが生き延びるために身に付けたスキル(長いものを見たら「ヘビだ❗」と思い逃げる習性が代表例だそうです)が過敏に働き「物事の背後にある行為の主体を見つけようとする」心の働きが暴走すると誤った結論に陥る、というのです。なるほど。
代表例として今回挙げるのは「3.11東日本大地震は人工地震だった」という主張です。陰謀論者たちが根拠としているのは、この(↓)トンデモ動画だと判明しました。
※科学的な装いを凝らしたトンデモ論(↑)です。真面目に観ないよーに(笑)。観ても時間のムダでしかありません。
東日本大震災で観測された「従来の地震には無かった二度めの波」は「動的過剰すべり」とされる自然現象です。従来型地震モデルの見直しを迫る現象ではありますが、決して人工的なものではありません。
トンデモ動画で人工地震の証拠とされている微気圧変動についても「データの分析をしたところ、津波の発生源となった震源域での海面の急激な変動で励起された大気境界波(ラム波)と呼ばれる微気圧波が津波襲来前に観測されていることがわかりました」という記事(↓)があります。
至極アタリマエの話です。
さらに言うなら陸と海で放射線測定値が異なっていた理由も明らかになっています。政府の見解は国内のモニタリングポスト測定値に限られ、風に乗って太平洋に拡散した放射性物質は考慮されていないのです。
三陸沖で謎の被爆をし「核爆発があった証拠」とされている空母ロナルド・レーガンには実のところ「健康被害を引き起こすほどの放射線被被曝を受けた者はいなかった」のです。
以上でトンデモ動画が人工地震の証拠として挙げた事象は全て「根拠なし」と証明されました。
実は地震のエネルギーは物凄いものでニンゲンが生み出した最大の破壊力を持つ原爆や水爆をも遥かに凌ぐケタ外れのエネルギーの解放なのです。人工的に地震を起こすなどありえないことなのです。
こうした正しい知識があれば誤った結論に飛び付くことなく、パニックに陥ることなく、冷静な判断ができるでしょう。
さらに詳しい説明もあります。
興味のある方はどうぞ。
さーらーにー、深海で核爆発があった場合のシミュレーションさえも存在します。
結局のところ「人工地震」なんてものは「ありえない」のです。
さらにさらに「大地震が起こりそうな場所に核爆弾を仕掛けて誘発することは可能では?」という問いに対しても答えは出ています。
「大地震を人工的に起こす」ことは「大地震を正確に予測できる」ことを意味します。人類はまだ大地震を正確に予測することは出来ていません。
正しい科学的知識を持ち、根拠のないデマを見破り、デマの拡散を防ぎましょう。
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