いささか唐突な出だしですが「キン肉マン」がつまらない。死ぬ程面白くない‼️
かつて人気があったとは信じられないくらいです。少年ジャンプ得意の対戦モノで、対戦相手の実力がどんどんインフレーションしていき、かつての強敵が味方になり、新しい敵にボコボコにされる・・・使い古された単純過ぎるパターンの話では、もはや複雑な現代社会には通じないのです。
※「キン肉マン完璧超人始祖編」はダメダメアニメ代表
制作側にしてみれば「ガンダムみたいに3代に亘ってウケるアニメ」を狙ったのでしょうが、もはや徹底的にコケそうな予感しかありません。ファンク兄弟やウイリー・ウィリアムズにハルク・ホーガンの全盛期を知っているプロレスファンの私にしてからが「シラーッ😒」としてるンですから、今の若い衆には「何じゃこりゃ⁉️」てなモンでしょう。ダメだこりゃ⤵️💦
対照的に「よくある異世界冒険者モノか」と思わせておいて一捻りあるのが「この世界は不完全すぎる」です。ツッコミどころはいっぱいありますが、使い古された「ゲームの世界に囚われる」ストーリーが「主人公をゲームのデバッガーとする設定」によりイマ風の新しい展開を見せてくれます。
※「この世界は不完全すぎる」
ゲームの世界に入ってバグを探し記録するのが主人公のオシゴトです。この設定が題名の回収になってます。
楽しいのは「天穂のサクナヒメ」。日本神話をアレンジしたサクナヒメの奮闘を描いて秀逸です。
※「天穂のサクナヒメ」
お騒がせが過ぎて「島流し(❔)」になったサクナヒメ一行が因縁の「鬼ヶ島」に上陸、これから稲作を行って食糧自給になるようで、今の若い衆に農業を教えてくれそうな予感もあります。楽しいアニメです。
ここからランキングに入ります。
第3位は「ラーメン赤猫」にしましょう。
※「ラーメン赤猫」
猫が営むラーメン屋さん(⁉️)がフツーに存在する世界、そのお店にバイトで入った主人公の日常のあれこれが描かれるという設定です。これがナカナカにほのぼのと楽しめます。
第2位には「モノノ怪(もののけ)」を推しましょう。ストーリーはよくある怪異譚ですが、兎に角絵柄が斬新です。
※「モノノ怪」
動く錦絵と言いますか、二次元の絵画に動きをつけた、紙芝居や絵物語的な展開を見せるのが特徴的なアニメです。難点は観ていると眼が疲れることと、一度観ただけでは絵柄で表現された内容を理解するのが難しいことです。
ドラムロールの後、1位の発表です。
(ダカダカダカダカダカ・・・)
ジャーン‼️第1位は「逃げ上手の若君」に文句なし決定です。
※「逃げ上手の若君」から諏訪頼重と北条時行
足利尊氏の裏切りにより一族滅亡した北条氏の若君「北条時行」の物語です。
北条時行はわずか10歳で初陣を迎え、非業の最期を遂げるまでに3度鎌倉を奪還します。
諏訪頼重の助けで兵を率いて「逃げることで天下を取る」との目標のもと、逃げて逃げて逃げまくります。
主人公を助ける諏訪頼重・・・あ、諏訪といえば古事記に登場するタケミナカタ(諏訪大社のご祭神)が落ち延びて殺された地です。北条時行の後も武田勝頼と八重垣姫の話やら、諏訪は支配政権に対する恨みが深いようです・・・これは余談でした。
これからの展開が楽しみです。
〈関連記事〉
行ってきました❗大駱駝艦の天賦典式「クレイジーキャメル」ですっ❗
※暗黒舞踏のクライマックスシーン。
※セーラー服の女子高生を嬉々としてお演じになる御大、麿赤児大先生(❕)
※何度も何度にも亘るカーテンコールの後もファンサービスに神対応。写真撮影と握手会にも応じて戴けました。
麿赤児大先生が5年ぶりに神戸にご降臨されました❗
※暗黒舞踏です。金粉ショーです。凄過ぎる❗(舞台写真は資料からの転載です)
※暗黒舞踏のクライマックスシーン。
人間のカラダってこんなに豊かな表現ができるものだったのかと改めて気付かされます。
ストーリーは・・・ヴィヴァルディの「四季」に乗せて淡い初恋とその結末を描く・・・ではナンの説明にもなってません。舞台の迫力をナマで感じて戴くしかありませんっ❗
※セーラー服の女子高生を嬉々としてお演じになる御大、麿赤児大先生(❕)
※何度も何度にも亘るカーテンコールの後もファンサービスに神対応。写真撮影と握手会にも応じて戴けました。
狂喜乱舞ですっ‼️しあわせ♥️
機会があれば皆様も是非‼️
※関連記事です(↓)
深夜枠でひっそりと放映されていたドラマが「まさかの映画化」。
※高嶺の花エーデルワイス
冒頭から占い師に「大変な災難が降りかかります」と不吉な予言をされて本編がスタート。ひと癖もふた癖もある伊藤家のメンバーのすったもんだが延々と描写されていきます。
世界が滅ぶワケでもなく、日本経済が破綻するワケでもなく、今日と変わらない明日が延々と続く幸せを噛み締める、そういう映画です。
他愛もない会話の端々にクスッと笑えます。
※他愛もない会話その1
「理想の恋を花に例えたら❓」
「私はマツバボタン、どこにでもある」
「私は・・・エーデルワイス‼️」
(突然エーデルワイスの歌を歌いはじめる)
※高嶺の花エーデルワイス
※他愛もない会話その2
「1日置いたカレーは美味しい」
「食べた後の鍋を洗うという義務が伴うが、昨日のカレーの旨さには代えられないな」
(昨日の残りのカレー争奪戦が始まる)
災難⁉️
娘が妊娠したと早とちりして「バカボンのパパ」スタイルにコートを羽織ってゴルフクラブを手に表に飛び出す吉田鋼太郎。
この服の協賛はどうやら「フクスケ」らしいです。直営店で腹巻きを見つけたので「これ、吉田鋼太郎が着てるヤツですか❓」と尋ねましたが「靴下は提供してますが腹巻きは・・・どうでしょうか❓」とのお返事。色は赤じゃなくピンクでしたが・・・買いました❗これで今晩からワタシも吉田鋼太郎(笑)。
映画を観て、明日も今日と変わらない日々が続く幸せに浸りましょう。
みんなで観て幸せになりましょう‼️
前作「怒りのデスロード」の前日譚。イモータン・ジョーの死後シタデル(砦)の指導者となったフュリオサの成長と復讐を描いた作品・・・なぁんて説明は不要ですね。今や「マッドマックスサーガ」という副題まで付いて全世界で知らないヒトはいない(だろう)という映画です。
※トーカッターを追撃するマックス
※ボンネットから突出したスーパーチャージャーがド迫力
※ヒュー・キース・バーン演じるバイカー集団の首魁トーカッター
※ラッキー・ヒューム演じる若き日のイモータン・ジョー
※航空機用星形エンジンを搭載したモンスターバイクに股がるディメンタス将軍
【ここからはシリーズ全体の振り返りです】
マッドマックス最初の作品は低予算のアクション映画でしたが、観た瞬間ドギモを抜かれました。トーカッター率いる無法バイカー集団に殺された妻と息子の復讐に燃えるマックス・ロカタンスキー。正義を守る警官だったマックスの文字通りマッドな変貌ぶりにシビれました。
※トーカッターを追撃するマックス
登場するバイクはカワサキZ1000‼️
追撃するマックスが駆るフォードファルコン(スーパーチャージャー付に改造した究極のV8マシン)のインターセプター‼️
※ボンネットから突出したスーパーチャージャーがド迫力
「撮影中に死人が出た」と報道された過激なアクションの数々、映画を観たワタシは影響されたのか、その晩2回もスピード違反に引っ掛かり1ヶ月免停の憂き目に遭いました(バカですねー❗)。
凄惨なシーンを和ませたのは敵役トーカッターの「お茶目さ」でした。
※ヒュー・キース・バーン演じるバイカー集団の首魁トーカッター
ヒュー・キース・バーンは前作「怒りのデスロード」にシタデル(砦)の指導者イモータン・ジョー役でシリーズ復帰してファンを狂喜させましたが、その後73歳で逝去しました。
【お待たせしました。本編レビューです】
今作フュリオサでは別の俳優さんが若き日のジョーを演じていますが、魁夷なスタイルとは裏腹に澄んだ眼をしていて実に男前のイモータン・ジョーです(眼がカワイイ❗)。
※ラッキー・ヒューム演じる若き日のイモータン・ジョー
これ、今作(フュリオサ)を観た後に前作(怒りのデスロード)を観た方がイイのではないでしょうか❓ネタバレもなくスッキリ繋がるツクリになってます。
母親を殺され、無法者集団に身を投じたフュリオサの復讐譚です(あー❗フュリオサに託された種子が最後の最後で復讐の道具になるとは予想もしませんでした)。カーアクション好きには堪らない作品。必見です。
唯一残念に思ったのは敵役ディメンタス将軍が魅力不足なこと。心に傷を負って無法者になったらしい役柄なのですが、トーカッター(第1作に登場)やヒュマンガス(第2作に登場)のような悪の魅力に欠けているのです。
※航空機用星形エンジンを搭載したモンスターバイクに股がるディメンタス将軍
常時クマのぬいぐるみを身に付けるような特異なお茶目さを持った役柄なんだから、もっとブッ翔んだ悪役ぶりを見せて欲しかったと思いました。