吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

私の愛車遍歴③スズキ スイフト スポーツ試乗

2024-04-13 08:00:00 | 愚行を固執すれば賢者となる

 スズキスイフトスポーツを試乗しようと思ったのです。

 これまで日産車ばかり乗ってきた私ですが、カルロス・ゴーン元CEOの国外逃亡事件以来「私の払ったおカネも巡り巡って持ち逃げされたのかっ❗(そんなはずねーだろ❗)」と思えてきて日産車を買い続ける気が失せてしまったのです。

 で「コンパクトカーしか乗らないんだったら小型車が得意なメーカーの方がイイんじゃないか」と思ったのです。スズキならバイクでよく知っていましたから(昔乗ってました↓)。


※スズキDR-bigとワタシ。

 時あたかもスイフトスポーツが「最後のホットハッチ」になるかどうかという時期(今夏にはモデルチェンジのウワサが・・・)。「早く買わないと無くなってしまうかも・・・」と本気で心配したのです。

 昨年末に安全装備が追加され「30万アップの価格で生産継続」が決まったばかり、モデルチェンジしたら手の届かない価格になるか、牙を抜かれた面白みのないクルマになってしまうかのどちらかだと思われました。

 私が買うのは「本体価格200万前後」のクルマです。200万のクルマを15年(180ヶ月)乗ったら毎月1万1千円という計算です。この他にも燃料費に駐車場代、車検代および税金が掛かります。「やっぱりクルマは贅沢品」ですね~。

 どんな高いクルマを買っても10年経てば無価値になってしまいます(減価償却という考え方です)。これを元に「毎月いくら価値が減っていくか」を計算すれば「自分が買えるクルマはどれくらいの価格か❔」の答えが出ます(経費で落とせる個人事業主を除く)。

 というワケで「今なら買える」と欲を出したのが、ノートとの別れを決定してしまいました。まだまだ乗ることは出来たはずなんですが、新しいクルマを買っても納期3ヶ月が普通ですから「壊れてから買う」では間に合わないのが現実なのです⤵️💦。

 試乗をしてみた感触は「非常に良かった」のですが、何といっても試乗なのでおとなしい走りに徹するしかなく、ストレスが溜まりました。あえて言うと、最近のクルマは安全装備でガチガチに固められていて、車線を逸脱しただけで警報が鳴ったり、障害物を感知するとブレーキが掛かったりで「MT車を操る感覚」に乏しくなっていたのですね。

 さーらーにー、困ったのがパートナーの言葉です。「もうトシなんだから乗り込み易いクルマにして」と「スライドドアは必須だからね」と条件を付けられてしまいました⤵️💦

 「えー‼️今さらハイトワゴンに乗れってぇの⁉️」あー嫌だ嫌だ「仕出しの配達するんじゃねえぞ‼️」と抵抗してみたものの、状況は不利のひとこと。スイスポの夢は儚く消えたのでした。


 

 

私の愛車遍歴②日産 ノート RIDER

2024-04-11 08:00:00 | 愚行を固執すれば賢者となる
(①からのつづき)

 プレセアに乗って13年、買い替え対象として選んだのは同じニッサンのノート(2008年型)でした。プレセアと同じくノートも二代目、フロントグリルが変更され一層精悍になっています。

 今度の色は白を選びました。黒いクルマは夏場異常に熱いことを実感してましたから(実際ボンネットで目玉焼きだって出来そうでした❗)。

 このフロントマスクは今でも「カッコいい❗」と思っています。


※エアダムスカートが大迫力のマスク

 RIDERはAUTECによる特別仕様車、特筆すべきは「ユーロサス」になってサスペンションが強化されてます。路面の継ぎ目等の段差をゴンゴン拾う代わりにハンドリングがビシッ決まるようセッティングされてます。

 運転する私は大いに気に入ってましたが、同乗者からは非難ゴウゴウでした。「このクルマは何て乗り心地悪いの⁉️」私は「フワフワサスのクルマなんか乗ったら船酔いするわい❗」と一蹴してましたが不満が溜まっているのを感じていました。

 ヘッドクリアランスが広がって室内が広くなったのは同乗者にウケていました。
 しかーし、私は狭いコックピットが好きなんだ🎵クルマの運転は気合いを入れて「よし、乗るぞ❗」って真剣勝負だ。普段着でそのまま乗り込むなんてイージー過ぎるよ。でも、この頃からクルマは天井が高くなり居住性のイイものが大半を占めるようになっていきました。

 プレセアみたいな低い車高のクルマは捜してもなくなってしまったのです。

 ノートの最高速は流石に170km止まりでした。1500ccのエンジンでは空気抵抗の大きい箱形ボディをリミッターの効く180kmまで引っ張ることはできませんでした(←あっ❗コレ、もう時効ですからね💦)。


※リアから見るとハコ型なのが際立ちます。

 パーキングブレーキも足踏み式に変わったのでブレーキターンは不可能です。トシ相応の走りをするしかありません⤵️💦。

 それなりに家庭人的な走りをしてたはずですが・・・燃費が悪い。リッター10km(⁉️)「ノートってリッター15kmくらい走るはずじゃないの❔」とカーライフアドバイザー(セールスのこと)に詰め寄ったら「お客様の場合は根本的に走り方を変えないとダメです」とあっさりかわされ、みっちり「シグナルグランプリなんかやるからでしょ」と諭されました(笑)。

 15年乗って「まだまだ走れるぞ❗」というカンジだったのですが、コンプレッサー(エアコン)、アクセルペダルと次々に壊れるに至り買い替えを考えるようになりました。「次こそはMT車を❗」と考え、最後のホットハッチ(になるかもしれない)「(スズキ)スイフト スポーツに乗りたい❗」と思い始めたのでした。

 

満開の桜

2024-04-07 19:45:13 | 日々美しいものに触れようよ
 今日は桜が満開でした。
 お花見といえば桜を愛でるのはどこへやら、皆で騒ぐ宴会になるのが常ですが、静かに観賞する桜もいいものです。

 私のオススメする桜の穴場は「芦屋市霊園」です。


 満開の桜。


 霊園なので宴会はゼロ。

 ここは文字通り「桜の樹の下には死体が埋まっている」のです(正確には遺灰ですが💦)。


 静かに観賞できます。


 見晴らしもイイんです。絶景です。

 暖かな春の午後を楽しみました。





オーメン ザ・ファースト

2024-04-05 20:40:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 オーメン ザ・ファースト観てしまいました。イマドキこれ観るヒトいるんかいな~❓と思いながら行ったら、初日なのにあんまり入りが良くなかった⤵️💦

 話題になってないのかな~❓

 その昔オーメンといえば天使のように可愛いダミアン少年の周囲で起こる凄惨な事故の数々を描いて社会現象にもなった三部作映画でした。

 衝撃的な第一作から回を重ねる度に悪魔の申し子であるはずのダミアン少年の邪悪さが薄れてきて、最後は成人して悪の世界を実現するためにせっせと働くサラリーマンみたいになってスケールダウンしていったのも印象的でした。

 そのダミアン少年の誕生を描く「ザ・ファースト」の公開ですから勇躍観に行ってきましたよ~。


※オーメン ザ・ファースト予告

 キリスト教会が「民衆の信仰心を復活させるために」アンチクライスト(反キリスト)を創造し野に放とうと画策する(ええっ‼️)。神への反逆者ダミアン少年を創造したのは教会だった(‼️)という陰謀論的真実が語られるこの映画・・・「誰が母親になるのか❓」という犯人捜しの中で明らかになる真実は❔


※オーメン ザ・ファーストの1シーンから

 謎解きはなかなか面白いのですが、解明されない点が残って「あっ❗そうだったのか❗」にはならない、疑問が残る映画でした。

 理不尽で凄惨な事故が多発するのは「そーゆー映画ですから」で解決するものとして、ですね(笑)。

 疑問①中盤で焼身自殺するシスターは「何のため」に自殺したのか❔
 「あなたのためよ」では理由になっていません。抗議だったのか何らかの犠牲(サクリファイス)だったのか❔
 ひょっとしたら観客を怖がらせるためだけだったンじゃないの❔

 疑問②ダミアンの父親は誰なのか❔一夜のあやまちが実は「大当たり」なんでしょうか❔
 ひょっとしたら反キリストだけに処女懐胎❔

 疑問③ダミアンには双子の妹がいた❗
 隠れ棲む母娘はその後どうなったのか❔
 三部作には登場しないキャラなんで、とても気になります。

 あっ❗ザ・ファーストの続きを作る気なのか❔無理っぽいな~。

私の愛車遍歴①日産プレセア ブラックスター

2024-04-04 08:00:00 | 愚行を固執すれば賢者となる
 バイク一筋だった私もとうとう4ッ輪に乗ることを決断したのは阪神大震災の後です(罹災後の荷物運搬は流石にバイクでは無理だったので💦)。

 数ある中から選んだのは日産プレセア「ブラックスター(二代目)」でした。


※日産プレセア ブラックスター

 エンジンはあえて伸びのイイ1800を選択。余裕のある2000よりも「回して楽しめる」1800を選びました。「これの方が思い切りブン廻せる」と踏んだワケです。

 当時は若者の間で「黒」が流行りでした。黒い車のイイ点は①磨けば美しさが際立つ②キズの修理がし易い(タッチアップが楽)、ワルい点は①汚れが目立つ②夏場はメチャ暑い☀️😵💦、です。

 私の中の「決め事」として「ニューモデルは買わない」がありました。メーカーの常として「ニューモデルは不具合が多い」のを知っていましたから(たいてい翌年までに対策部品が結構出てきます)。

 狙い目はマイナーチェンジモデルです。売れ行きが落ちてきたのを回復させるために行うマイナーチェンジはフロントグリルを中心とした小変更に留まり、他の大部分は安定したラインの産物だから安心です。

 低く構えた流線型のフォルムに魅かれ購入を決めました。私はMT車にしたかったのですが、パートナーが「今どきMT車なんて」と言い張りATに落ち着きました。バイクと違って一人では決められないのがクルマなのです。なんとなく釈然としなかったのですが「マッドマックスだってAT車(スーパーチャージャー付フォードファルコン改)だ❗」と変な言い訳をしていました(笑)。


※映画マッドマックスのワンシーンから

 実際AT車でもカーアクションは可能です。パーキングブレーキが手動レバー方式なのでブレーキターンを多用してよく遊んでました(習得すると細い一本道でUターンするときなど便利でした)。

 空力特性は「非常に良かった」のです。実際に最高速はリミッターが効く180km/hまで出ました(←もう時効ですからね💦)。直線でひたすらアクセルを踏み続けるとメーター読みで185を過ぎた辺りで急にエンジン音が静かになって減速です。「あ、リミッターが効いたな」と体感できました。

 ニッサン車らしい直進安定性のイイ車でした。どちらかと言えばハンドルは「重め」が私の好みです。トヨタ車によくあるフラフラした軽いハンドルは嫌い。高速で直進中に「ビシッと決まる」ハンドルがイイのだという信念を持っています。

 オーディオも良かった。この頃はバランス調整機能が付いていたのでリヤスピーカーの存在を体感することができましたねー(当時はCDプレイヤーの出始めで常に数枚のCDを積んでドライブしてました)。

 こーゆー空力特性に優れたクルマが作られなくなったのは実に残念なことです。
 今のクルマは車高が高くなり、乗り込み易いクルマばかりになってしまいました。
使い勝手は良いのでしょうが、走る性能は確実に犠牲になっていると思えて仕方がありません。

 13年乗ってオルターネーターが壊れ交換したのを境に買い換えを検討するようになりました(このまま乗っても今後修理代が嵩むだけではないかと・・・)。直接のきっかけはクルマを他人に貸して派手に傷をつけられたことでした。修理するよりは「いっそ買い換えを」と思うようになったワケです。